女子卓球選手の師匠が雀士?日本を初の五輪銅メダルへと導いた、“麻雀界20年間無敗の雀鬼”の教えとは

2024.7.26 11:15
五輪を見続けてきた明石家さんまが審査委員長をつとめ、櫻井翔、上田晋也、入江陵介、木村沙織、小杉竜一、近藤春菜、土屋太鳳、松本薫、ゆうちゃみが出演。

ロンドンオリンピック卓球女子日本代表の平野早矢香が7月22日放送の『新事実!オリンピック名場面 最強金メダルアワード』にVTR出演。自身が獲得した卓球界初のオリンピックメダルにまつわる秘話を語った。
 
過去のオリンピックのエピソードを、アスリート自身が明らかにする新事実とともに振り返るこの番組。平野は自身が出場し、日本初となる銅メダルを獲得した卓球女子団体について語った。
 
平野は自身の闘志あふれるプレースタイルについて「スポーツとは全く関係ないんですけど、ある“鬼”の教えでさらに強くなることができた」という。その“鬼”とは麻雀界で20年間無敗という伝説を誇る、“雀鬼”桜井章一さん。勝負の世界で勝ち続けてきたことから、雀士のみならず、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手や、プロレスラーの中邑真輔選手、棋士の羽生善治九段、さらには柔術家のヒクソン・グレイシーなど、そうそうたる顔ぶれが彼に教えを乞いにきたという。そんな桜井が平野に伝えた、勝負に対する心構えは「試合で大切なのは考えることじゃなくて“流れ”」だということ。桜井は「うまくいっている時はいいけど、考えた時は迷いが入ってくる」といい、平野も「迷うと考えすぎて足が止まる」という。
 
「迷うと破滅が待っている」という桜井の考えに強く影響を受けた平野は、勝てばメダルが確定する格上シンガポールとの試合に自然体で臨むことができたという。すると試合でも、ネットインによるラッキーなポイントが立て続けに日本に入るという展開に。まさに“流れ”が日本にきていたのだ。しかし1ゲーム獲得後、今度は流れがシンガポールにいってしまい、日本はゲームポイントを奪われる苦しい展開に。“迷うと破滅が待っている”という桜井の言葉が脳裏をかすめた平野は、「ここは守ってはいけない」と感じ「すごく勇気を振り絞って攻めた」という。その言葉通り、強気のスマッシュを打ち込んだ平野の活躍でゲームをひっくり返し、日本はこのゲームを取ることができた。
 
さらに、流れがきていることを感じていた平野たちは、続く第3ゲームになると「ボールも走って取りに行って、構えてすぐ出す」と言うように、テンポよく試合を進められるようにしていたという。相手がタイムアウトを取っても、自分たちはすぐさまコートに戻り流れが切れないようにし、ポイントを重ねたという。
 
こうして、日本史上初の銀メダルを獲得した平野について、桜井は「俺の前に来てこれだけデカい態度、肝が据わってるね」と冗談を交えて言い、平野も笑顔で“師”の言葉に感謝していた。

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写真提供:(C)日テレ

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