アニメ『ばいばい、アース』第2話 突如現れた“長耳族”にSNS「今後のストーリー展開のきっかけになりそう」

2024.7.24 18:45

TVアニメ『ばいばい、アース』の第二楽章『由縁。聖星照(アースシャイン)の下』が7月19日(金)に放送された。原作は“映像化不可能”と言われた傑作小説で、獣⼈だらけの世界で唯⼀の⼈間であるベルが数々の困難に⽴ち向かい、⾃らの存在意義を⾒つけ出す姿を描いた壮⼤な物語。アニメでは、ファイルーズあい、内⼭昂輝、諏訪部順一、花江夏樹など豪華声優陣が盛り上げる。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆旅立ち

師匠である月瞳族(キャッツアイズ)のラブラック=シアン(CV:諏訪部順一)の記憶が消されたまま、“旅の者(ノマド)”になるために都市(パーク)へと向かうラブラック=ベル(CV:ファイルーズあい)。獣人たちの世界の中で“のっぺらぼう”と蔑(さげす)まれているベルは、“石の卵”から生まれたと言われていた。“石の卵”がある場所を訪れたベルは「出会いたい、私に交じり合うことを許してくれる世界に。早く会いたい…」と思いながら眠りについた。そんなベルを見ている“何者”かが「見つけた、見つけたぞ。理由(ことわり)の少女よ」とつぶやくのだった。

長耳族(ラビッティア)の子ども

目覚めたベルの前に長耳族(ラビッティア)の子どもが現れた。旅のラビッティアを見ると幸運が手に入る言い伝えがあるが、「関わり合いになるのはよそう」と、ベルはラビッティアと別れ、剣の国(シュベルトラント)の都市へ到着する。

剣の国(シュベルトラント)へ到着するベル

ベルは腹ごしらえのため、アマレット亭へ。すると、主のハギス(CV:小山剛志)に「ここは“外”だぜ。お嬢ちゃん」と言われた。剣の国の都市では、“正義”と“悪”に分かれており、“正義”が“城内民(トップドッグ)”、“悪”が“城外民(アンダードッグ)”。アマレット亭は、“城外民”だった。そこへ、ベルが出会ったラビッティアの子どもを捕まえた悪の剣士たちがやって来た。ラビッティアの子どもを切って、自分たちの格をあげようとしている剣士たちに怒りを覚え、ベルは相棒の唸(うな)る剣(ルンディング)を向けた。「悪たるか悪なすか、その違いを知らん奴が、剣を取るな!」

しかし、剣を振りかざしたベルは、大きな違和感を覚える。剣はまるで鉄の塊のようで、悪の剣士たちの刀と交わると、剣を砕いてしまった。それは旅の者になるための呪いだった。ベルは“決闘許可証(ドッグタッグ)”を持っていないため、無許可で剣を振るったことにより、憲兵隊に捕らえられてしまった。

月瞳族(キャッツアイズ)の青年・アドニス

ベルが去った後、アマレット亭に月瞳族(キャッツアイズ)の青年、クエスティオン・アドニス(CV:内山昂輝)がやって来る。アドニスはベルにやられた剣士たちに話を聞きたいと、2階で寝ている剣士たちの元へ。すると、外から悲鳴が聞こえ…“飢餓同盟”の集団が現れたのだった。飢餓同盟とは、<正義>でも<悪>でもない影法師集団。地をはいずるように、おどろおどろしい姿で街を歩く姿に、これから飢餓同盟に加わる者が現れることを予見するハギスだった。

◆シャンディ=ガフとの再会

捕らえられたベルは、兄弟子であり剣士団の筆頭である月瞳族(キャッツアイズ)のシャンディ=ガフ(CV:日野聡)の名を出すと、あっさりと解放された。ガフの屋敷で世話になることになったベル。ガフはシアンからベルの世話を頼まれているというが、ベルはシアンのことを思い出せない。旅の者になるための試練を受けるためには、王との契約に基づく使命を全うしなければならないため、しばらく滞在することに。

剣の国・剣士団の筆頭であるシャンディ=ガフ

部屋に突然現れたラビッティアの子どもを見て、ガフは「旅のラビッティアに客人となってもらえるのは名誉と考えるべきだ!」と笑みを浮かべ、ラビッティアとベルは一緒に過ごすことになるのだった。

◆王との謁見

剣の国のローハイド王(正義/ CV:津田健次郎、悪/ CV:佐藤せつじ)に謁見するために、ベルはガフと共に“剣と天秤(てんびん)の間(パブリックオブジャスティス)”を訪れた。王の背後には剣樹神(ユグドラシル)という“神の宿る樹”がそびえ立っていた。「この樹は私を見ていない」と感じたベルは、唸る剣(ルンディング)を向ける。しかし剣を向けても何も感じないベルは、王の前にひざまずいた。

剣樹神(ユグドラシル)に剣を向けるベル

ローハイド王は城内民(トップドッグ)”と“城外民(アンダードッグ)、2つの顔がその身にあり、蛇の尾を持つ姿をしていた。王から契約の儀に臨む理由を問われたベルは、「旅の者になること」そして「私自身の由縁を知るために。私が何者で、どこから来て、どこへ行けばいいのか知りたいんだ!私と同じ種族を探して、そうしなければ、私は…ずっと1人だから…」と、どこか切ない表情で答えた。ローハイド王はベルに契約を交わすための試練として、ある剣士との戦いを命じる。その相手とは、かつてベルが唸る剣(ルンディング)と出会った時に剣を砕いた四大剣士の1人、キール=ロワールだった。

ローハイド王

◆独特の世界観に“沼る”視聴者続出!「世界観と用語が複雑だけれど、深堀りして何度も見直したくなる」

作品の世界観がより分かるように描かれた第2話に視聴者からは、「世界観が確立されて漢字も用いてくれるから入り込めた」「世界観と用語が複雑だけれど、深堀りして何度も見直したくなる」「公式の用語解説助かる!」など、用語を認識することで世界観を理解したという視聴者の声が見られた。また初登場のラビッティアの子どもには、「このうさぎが今後のストーリー展開のきっかけになりそう」「うさぎと混浴の図。さすがに珍しいw」「あのうさぎさんは何か意味があるのかな?子どもって割に程良い大きさでめちゃかわ」など、注目を集めていた。

アニメ『ばいばい、アース』
[WOWOWプライム][WOWOWオンデマンド] 毎週金曜 23時30分より放送・配信
[BS⽇テレ] 毎週土曜 24時30分より放送

【公式サイト】
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