【パリ五輪開幕直前!連載企画第1回】大注目のバレーボール男子日本代表・髙橋藍 ファンを身近に感じたい…YouTubeチャンネルに込めた思い

2024.7.24 17:00

日本で最も注目されているアスリートの1人、バレーボール男子日本代表の髙橋藍(らん)選手。パリ五輪に向け大注目の“若きエース”のプレーだけでない様々な側面に迫る連載企画第1回。コート上でパワフルかつ華麗なプレーを披露している彼が、実はアスリートの時とは一味違う素顔をYouTubeチャンネルで披露していることをご存じだろうか?

髙橋藍選手は現在、同じチームに所属する兄の塁(るい)選手とともに『らんるい』というYouTubeチャンネルを開設している。現在登録者数が31.8万人となっているこのチャンネルが開設されたのは2021年12月のこと。藍選手がイタリア・セリエAでのプレーを始めた頃になる。

当時のバレーボール日本代表チームと言えば、国際試合ではなかなか結果を残せてはいなかったものの、藍選手らの活躍もあって再び注目され始めた頃でもある。そんな時期に兄の塁選手と共に『らんるい』を開設した藍選手。これを機にバレーボールに目を向けてほしいという思いがあったことは想像に難くない。そして驚くことに、このチャンネルの動画には日本語、英語、イタリア語をはじめとする15か国語の字幕が用意されている。日本のみならず、世界中の人に自分を、日本のバレーボールを知ってもらいたいという思いからこの字幕が用意されているのだ。

気になる動画の中身だが、兄の塁選手や仲間のアスリートとのトーク、イタリア在住時代の日常の切り抜き、藍選手の歌うカラオケ配信など、実に多岐にわたっている。採点機能で高得点を連発する藍選手の歌声は必見だ。もちろんバレーボールに関するコンテンツも、試合の振り返りや技術の解説、大会の裏話など盛りだくさん。また自身のサポーターズクラブについての発信や、展開されているグッズの紹介なども行われている。

藍選手はチャンネル開設にあたり「YouTubeを通じてファンの方々にバレーボールの魅力や楽しさを知ってほしい」と語っている。実際にYouTubeがきっかけでバレーボールの試合を見に来てくれるようになったファンの人も多いという。さらに「自分たちの私生活も見せられたらいいな」とも語っている。サポーターズクラブと同様に、自分たちとファンとの距離感を縮めるツールとしてYouTubeを活用していると言えるだろう。アスリートとしての活動にとどまらないユニークなコンテンツが多いのも彼のサービス精神の表れなのかもしれない。

髙橋藍選手が腕を組んでいる写真

パリ五輪も開幕間近。日本代表として活躍する藍選手を通じてバレーボールをより深く知りたい人も、ふとした時に垣間見える藍選手の試合以外の姿が気になった人も、このチャンネルでバレーボールという競技を、そして髙橋藍という選手をより身近に感じることができるのではないだろうか。

写真提供:©Ran Takahashi official supporters club

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