空気階段が査察官を演じる『突破国税局』 人気旅館の6000万円脱税を見抜くカギとなった“ノート”とは

お笑いコンビ・空気階段の鈴木もぐらと水川かたまりが、7月11日放送の『THE突破ファイル2時間SP』の再現VTR『突破国税局』に出演。悪質な脱税者と対峙（じ）する国税査察官を演じた。

売上や経費を改ざんし、正しく税金を納めない脱税者の不正を暴き取り締まる国税査察官。ある日、鈴木と水川が何気なくテレビを見ていると、温泉旅館の経営をV字回復させた女将の特集が放送されていた。「温泉とかでゆっくりしたいですねえ」という水川に対し、「…やけに羽振りの良い女将だな」と査察官としての目を光らせる鈴木。鈴木は女将が身に着けている高級な装飾品に興味を示すと、旅館の申告書を確認する。すると、ここ数年で経営が回復したと語る割には少ない売上が記載されていた。

鈴木は「匂うな… 行くぞ」と旅館への内偵調査を開始。脱税の嫌疑者にその存在がバレないよう、一般客を装い旅館に潜入した。国税査察官としての厳しい表情とはギャップのある、柔和な鉄道ファンを演じる鈴木と水川。一方で、旅館のロビーに入るやいなや、周囲の様子を観察する。するとそこには、家族連れや外国人観光客のほか、毎年記念日に訪れているという常連客の姿もあった。旅館で創業から続くメッセージノートを回し、思い出を書き込むなど楽しんでいる様子の客たちを横目に、鈴木は番頭との何気ない会話から、客室の価格や予約の混み具合などを聞き取った。

その後、部屋で食事をとる2人のもとに女将が姿をあらわす。謙虚な姿勢を崩さない女将の印象を、水川は「あんなに腰の低い人が脱税なんかしているようには見えない」としたが、鈴木はますます疑いを深めたようで、「徹底マークするぞ！」と女将を尾行し、プライベートで高額な買い物をする様子などを捉えていた。

身辺調査の結果、およそ6000万円の脱税疑惑が濃厚になった女将のもとへ、ついに黒スーツを身にまとった鈴木ら査察官が強制調査に入る。鈴木らの姿に驚きつつも、「善良な納税者の自宅に勝手に踏み込むだなんて、国税って礼儀作法を知らない人たちだったのね」と平静を装う女将。査察官らが旅館や女将の自宅を徹底捜査するも、正しい売上が記載された『裏帳簿』が見つからない。

脱税の根拠が見つからず焦る鈴木と水川。ここで鈴木は「もしかして、あれを調べれば！」と、ロビーのメッセージノートを思い出し、内容を確認。するとノートにメッセージを残した客の名前が、申告された帳簿には載っていないことが明らかとなった。「女将さん、あなたは、この伝統を忘れてはいけなかった…」と決定的な証拠を暴いた鈴木。最後に女将に対して「自らが犯した罪でこの旅館を愛してくれていた人たちが、どれだけ悲しい思いをするか、今一度考えてみてください」と悪質な脱税をとがめる言葉を投げかけた。

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写真提供：（C）日テレ