アニメ『怪獣8号』連行されるカフカ…彼の帰りを待つ第3部隊の絆(きずな)にSNSも感動「仲間っていいな…」
2024.6.25 17:45アニメ『怪獣8号』の第11話『捕らわれた怪獣8号』が6月22日に放送された。ついに怪獣8号であることが露呈(ろてい)し拘束されたカフカは、日本防衛隊長官・四ノ宮功の命令によって本部施設に移送されることに。防衛隊になる夢がついえ、さらには仲間を裏切ってしまった後ろめたさに苛(さいな)まれるカフカ。緊迫した雰囲気で粛々と進む移送任務の中、カフカとふたりきりになったミナがおもむろに沈黙を破る
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
◆怪獣8号、ついに拘束…カフカの帰りを待つ第3部隊の想い
ついに怪獣8号であることが露呈し、カフカは拘束される。ミナの隣に立てなかったことや、秘密を守ってくれた仲間のことを思い出し、ため息をつくカフカ。そこに隊長のミナと副隊長の保科が現れ、彼を本部施設に移送することを告げる。
施設を出ると、カフカの動線の横に、第3部隊の仲間たちが警備として銃を構えていた。そこにレノの姿を見たカフカは「ずっと気にかけてくれてたのに、許せねえだろうな」と目を伏せる。しかしカフカが移送車に乗る瞬間、レノは彼に向かって「戻ってくるって信じてますから!」と声をかけた。
こうして移送車に乗せられたカフカ。すると「ここにはもう監視の目はない」とミナが話しかけた。「みんなを救ってくれた時、怪獣の姿に驚いたけど、同時に思った。カフカくんらしいなって」とポツポツと語り出す。ミナはカフカを救うため、怪獣8号は人間であると証明できるような有利な証言、映像を集めているという。「第3部隊に君を敵だと思ってる奴なんて、一人もいないよ」と声をかけたミナに、カフカは「俺はまだお前の隣、目指していいのかな」と尋ねる。ミナはほほ笑みながら「ずっと待ってる」と答えたのだった。
こうしてカフカこと怪獣8号は、ミナの監視の元、本部施設のある有明りんかい基地に移送されていった。保科と残された第3部隊は、カフカの乗った移送車に向かって敬礼。立ち会っていた防衛隊幹部になぜ敬礼したのか聞かれた保科は、ミナに向かって敬礼したのだと答える。
第3部隊の隊員たちは、まだカフカが怪獣8号だったという事実を受け入れられない。ハルイチは「人間が怪獣になったって事実は軽くはない」と語る。人間の姿をした怪獣がいるという事実がもし世間に知れたら、世界が大パニックになってしまう。「俺たちが口出しするには大きすぎる問題なんだ」とハルイチは諦めたようにつぶやいた。
一方キコルは、実父で防衛隊長官である四ノ宮功に娘ではなく、一防衛隊員として、カフカの処分撤回を求めた。しかし、功はカフカのX線画像に写った核の部分を見せ、カフカは人間ではなく怪獣であるとキッパリと言い切り、キコルを突っぱねる。しかし、キコルは去り際「パパ、それでも私はあいつを信じたい」と告げた。
SNS上では「敬礼するシーンは胸が熱くなった」「みんな戻ってくるの待ってるってだけで泣ける」「第3部隊の絆(きずな)に感動」「仲間っていいな…」とカフカを思う仲間の絆(きずな)に心を動かされたようだった。
◆“防衛隊史上最強”の男、四ノ宮功を前に“怪獣8号”が暴走!?
本部施設に拘束されているカフカは人間であることを証明し、なんとか仲間の元に戻りたいと考える。そんな時、突然、銃を構えた四ノ宮長官が現れ、カフカの拘束を解かせた。カフカは自分が人間であることを訴えようとするが、その瞬間四ノ宮はカフカを銃撃する。思わず怪獣の硬い肌でそれを受け止めてしまう。「生身で弾丸を受け止める生物を、この世界では人間とは呼ばないのだ」と四ノ宮。彼はスーツを起動させ、カフカの“処分”を開始する。
カフカは怪獣ではないことを証明するため、生身の人間のままで四ノ宮と戦おうとするが、全く歯が立たない。次第に怪獣の特徴が現れていく。そしてカフカは、四ノ宮から人間ではない、大怪獣の気配を感じていた。実は、四ノ宮はかつて日本に甚大な被害をもたらした“怪獣2号”をベースにしたスーツとアームで戦い、かつては“防衛隊史上最強”ともうたわれた男だったのだ。
四ノ宮の強力な攻撃がトリガーとなり、ついにカフカも完全に怪獣8号に変身してしまう。しかし、その様子を見ていたキコルは、彼の様子がいつもと違うことに気付いた。人間・日比野カフカの意思はどこにも存在せず、怪獣8号は暴れ狂いながら四ノ宮におそいかかる。人間であることを証明するどころか、制御不能の大怪獣となってしまったカフカ。
SNS上では、「カフカまじでどうなっちゃうの!?」「どうにか制御して人間の証明をしてくれ!」とカフカのこれからを案じる声が上がっていた。
『怪獣8号』の第12話は6月29日(土)、テレビ東京系列ほかにて放送予定。