ドラマ『約束』第7話　天草の秘密と香坂の過去が明らかに！SNSでは「＃香坂さん」トレンド入り

5月23日（木）俳優の中村アンと横山裕（SUPER EIGHT）が出演する日本テレビ系新木曜ドラマ『約束 ～16年目の真実～』第7話が放送された。本作は、16年前の連続殺人事件で全てを奪われた桐生葵（中村アン）が刑事となって故郷に戻り、過去の真相に迫る“予測不能×完全オリジナル”の心理サスペンス。SNSでは今回明らかになった香坂の過去に「香坂の過去しんどすぎる」、「香坂と麻生のスピンオフが見たい」などのコメントが多く寄せられた。

（以下、ドラマ最新話までのネタバレを含みます）

◆第7話「懺悔」

葵（中村アン）と香坂（横山裕）は、新たな被害者・和田瑠璃のスマホを持っていた葵の同級生・天草（森永悠希）を事情聴取する。天草は、瑠璃のスマホは自分のタクシーの中で拾ったと説明し、警察にドライブレコーダーを提出するが、違和感を抱いた香坂にダッシュボードを開けられると、急に怒り出し強引にやめさせるのだった。捜査会議では、速水家の庭から出た白骨遺体の残る2体の身元も明らかに。香坂は、被害者たちの特徴から「ショートヘアの女性」が狙われている可能性を示唆する。捜査本部では、今一番疑わしき人物“天草”をマークすることに。

捜査会議後、香坂は葵だけに天草のタクシーの中に葵の高校時代の写真が入っていたと告げる。天草は葵に好意があり…そして被害者は葵に似ていたから殺された可能性があり、犯人は葵に固執しているのでは？と推理。葵は、自分のせいで無関係な人々の命が奪われたのかもしれないと動揺を隠せないでいた。

その後、葵は不破（細田善彦）から、16年前に書いた映画のシナリオについて意外な事実を聞かされる。文化祭実行委員会だった井出尚也（森優作）が不破のシナリオを読んでいたかもしれず、行方を探すが、当時過ごしていた養護施設も閉鎖されていた。雑貨屋の店主である井出は、恵（佐津川愛美）の父・誠（井上肇）の葬儀や事件現場に現れていた謎の男である。そしてシナリオに天草のアイデアも入っていることを知る。それは、ラストシーンに主人公が“指切り”をするというものだった。そして、連続殺人事件の被害者たちの死体は全て指切りをしているような形にされていた…。また、5年前に東京・神田橋でも同じような殺人事件が起こっていた。そこは葵が当時住んでいた場所だった。

恵に呼び出され、桃（織田梨沙）の店に行く葵。そこで天草が高校卒業後カメラマンを目指して上京し、葵と同じ神田橋に住んでいたこと、そして4年前に望野町に戻ってきていたことを知る。葵は天草のもとへ行き、5年前2人が近くに住んでいたことを確認し、車のダッシュボードを見て「あそこに入ってるのって私の写真なの？」そう聞くと天草は写真を取り出した。「葵が好きだった。だから近くに引越した。ずっと一緒に、近くにいたかったから」。突然の告白に驚く葵に天草は「全部葵のせいだよ」と言い放ちその場を離れるのだった。

そんな中、5年前に東京で起こった殺人と天草が当時住んでいた場所が近いことから、警察は天草を24時間体制で張り込むことに。そして香坂は和田瑠璃のスマホが特殊詐欺で使われていた飛ばし携帯だったという新たな情報を得た。

天草を張り込み中、葵は同僚の木崎に香坂の過去について話を聞く。「5年前、香坂と矢吹さん（永岡佑）は警視庁の捜査二課にいたんだ…」。そして当時課長だった有村（杉本哲太）もいたという。5年前、香坂に何があったのか…。

一方、警視庁からの帰り道、とある場所に向かい、花を手向ける香坂。そこは香坂の元部下、麻生剛（小林虎之介）が亡くなった場所だった。5年前、香坂は警視庁本部で特殊詐欺の捜査をしていた。香坂は有村に詐欺組織の上層部に近づくため“おとり捜査”が必要とかけあうが、許可が下りなかった。その夜、後輩の麻生が「おとり捜査、俺らでやるってのはどうですか？」と、話しかけてくる。香坂が“危険だ”と止めるも、祖母が振込詐欺にあったため詐欺組織を撲滅させたいと訴える麻生だった。そんな麻生に香坂は「復讐（ふくしゅう）と捜査を混同させるな」と告げる。

次の日、香坂のもとに、麻生から「やっと（詐欺組織の）上の人間を捕まえられるかもしれません」と連絡が入る。麻生は闇バイトに自ら応募し、おとり捜査を一人で実行していたのだった。しかし通話の途中で突然切れてしまい…香坂が急いで現場に駆け付けると、そこには何者かに刺されて倒れている麻生の姿があった。その姿に香坂は「おい、麻生！起きろよ…麻生！…」とただ泣き叫んだ。その一件で香坂は責任を取らされ、望野署に来たのだった。

捜査を進める中、この詐欺事件で使われていた携帯電話と、天草の持っていた和田瑠璃の携帯電話の名義が一致したというのだ。香坂から過去の話を聞いた夏目は5年前の事件の捜査に戻りたいなら有村刑事部長に逆らうべきではないと告げるが、香坂は「復讐（ふくしゅう）と捜査を混同させるな」と夏目に“正義”を教えようとする。「夏目、お前の思う“悪”は何だ？」

翌日、天草に張り込んでいた葵と香坂は、天草が迎車で向かった家から悲鳴が聞こえ、中から男が出てくるところに遭遇。2人が駆け付けると、天草は急発進でタクシーを走らせ去っていった。調べによると、男は闇バイトに応募してこの家に空き巣に入ったのだという。葵が天草を探していると、不破から連絡が入り、井出が当時過ごしていた児童養護施設に天草が女性を連れて入っていったという。

そこに捜査第一係が到着すると、夏目は有村の指示で突入を止めようとする。しかし「私が責任を取ります。今目の前で殺人事件が起きてるかもしれないのに見過ごすわけにはいきません」と葵の決意は固い。その言葉に夏目は「僕も一緒に行きます…！」その時夏目の脳裏によぎったのは香坂の「お前の思う“悪”は何だ？」という言葉だった。

葵たちが室内に突入すると、そこは『ルーム』と呼ばれる特殊詐欺の拠点だった。大勢の掛け子たちの奥には天草が。葵に気づき天草は逃げ出すが…追い詰めた葵に天草は語りだした。「葵のせいだ…」。

高校時代に葵の写真を撮ったことがきっかけでカメラマンを目指し上京した天草。お金に困っていた時に紹介されたアルバイトが詐欺だったことをきっかけに特殊詐欺に手を染めてしまう。そこから組織から抜けられなくなり、望野町に逃げてきたが見つかり、ここでも詐欺に加担していたのだった。被害者の和田の携帯も和田が詐欺に加担していた関係で持っていたという。しかし殺人事件については「本当に何も知らないんだ、頼む、信じてほしい…」そう必死に伝える天草。そんな天草に葵は容赦なく言い放った。「天草が犯罪に手を染めたのは他の誰のせいでもない、天草の心が弱かったせいだよ！」

一方、香坂も並々ならぬ思いで葵と天草のもとへ向かっていた。麻生が殺害された現場に残っていた指紋と天草の指紋が一致したことから、5年前麻生が追っていた相手は天草だったことが分かったのだ。まさか、麻生を殺したのも天草なのでは…後輩を死なせてしまった後悔がよみがえる。「葵が天草に手錠をかけようとした瞬間、香坂が入ってきて…その手には拳銃が握られていた。「何してるんですか！銃をおろしてください！」そんな葵の声も聞こえていないかのように香坂は天草に近寄っていく。「5年前、麻生剛という刑事が雑居ビル内で殺害された事件、知ってるな？お前そこいたのか。お前がやったのか！」

◆「＃香坂さん」トレンド入り！SNSも大盛り上がり

ついに香坂の過去が明らかになった第7話。SNSでは「香坂さんの過去がしんどすぎる」「香坂と麻生のスピンオフが見たい」など、今回明らかとなった香坂の過去についてのコメントが多く寄せられた。そして、有村についていた夏目が刑事として突入を決断したシーンには「”僕も一緒に行きます”…よく言った夏目！！！」と、賞賛の声が見られた。また、Huluで配信されているドラマ『約束～16年目の真実～』7.5話を見た人たちからも「Huluの7.5話、本編じゃなくていいの？って感じ！」「7.5話見たら新たな謎が生まれた…」と本編以外でも盛り上がりを見せている。

次回、第8話「犠牲」は5月30日（木）よる11時59分から放送予定です。

ドラマ『約束 ～16年目の真実～』
読売テレビ・日本テレビ系　毎週木曜よる11時59分放送
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写真提供：©読売テレビ