ドラマ『約束』第6話 葵がまさかの“親友”桃を…そして新たな連続殺人が再開 SNSでは「この展開は読めなさすぎた」
2024.5.21 18:155月16日(木)中村アンと横山裕(SUPER EIGHT)が出演する日本テレビ系木曜ドラマ『約束 ~16年目の真実~』第6話が放送された。本作は、16年前の連続殺人事件で全てを奪われた桐生葵(中村アン)が刑事となって故郷に戻り、過去の真相に迫る“予測不能×完全オリジナル”の心理サスペンス。SNSでは今回抱えていた真実が明らかになった桃に「桃ちゃん辛すぎる…」「この展開は読めなさすぎた」「葵と桃の取り調べシーンは痺(しび)れた!」など桃へのコメントが多く寄せられた。
(以下、ドラマ最新話までのネタバレを含みます)
◆第6話「再開」
16年前と同じ殺害場所で、ビー玉を口に詰められた女性の遺体を発見した葵は、連続殺人が再開されたと確信する。そして望野署に、”連続殺人事件・捜査本部”が立ち上がった。
捜査第一係には、前回逮捕された一条(岡部たかし)に代わって、警視庁の矢吹(永岡佑)が赴任。新たな被害者は、半年前から望野町に住む18歳の少女、和田瑠璃。瑠璃を殺害した犯人は16年前の連続殺人事件の犯人と同一人物の可能性が高いという見立てで、捜査は進み始めた。
香坂(横山裕)は、この犯人による被害者が他にもいる可能性を示唆する。しかし、矢吹から「余計な考えを起こさないほうが身のためですよ。無論、香坂さんは十分承知のことだと思いますが」と告げられる。この言葉に葵は、香坂と矢吹の関係に違和感を抱く。2人は過去に接点があったのか…。
葵と香坂は、瑠璃が殺害された現場へ。すると、そこにいた雑貨屋の店主・井出尚也(森優作)が「このままじゃまた死ぬ…」とつぶやき去っていった。この男はいったい誰なのか…。捜査が進む中、瑠璃の通話履歴から、最後に電話をした相手は葵の同級生の桃(織田梨沙)と判明し、桃の事情聴取を行うことに。桃は「瑠璃はお客さんの1人で、よく知らない」と答えるが、葵はその言動に違和感が拭えない。以前、桃の店で不破との暗号を落とした時、桃は向きをそろえて拾ってくれた。つまり“暗号を解読できるのでは?”と、桃への疑念は深くなるばかりだった。その夜、葵が桃の店に行くと“殺人鬼”“出てけ”などの張り紙で埋め尽くされていた。はがすのを手伝おうとする葵に、桃は笑顔で告げる「私は私の仕事をするだけだから、葵もそうして」。その笑顔は、刑事として自分を疑わなければならない葵を思っての優しさだった。張り紙をはがす桃の目には涙が…。
次の日、多くのマスコミに囲まれた葵を刑事部長の有村(杉本哲太)が助けに入る。有村は16年前のえん罪を謝罪するが、葵は「警察がその責務を全うすれば、おのずと真実は明らかになるかと」。2人の間に静かな火花が散る…。
そんな中、望野署に連続殺人事件に関する匿名の通報が入る。通報のあった場所に向かうと…そこは葵の実家だった。庭にはビー玉と3体の白骨死体が埋まっていた。葵は16年前からこの家の手入れをしてくれていたのは桃だったと思い出し、この死体を埋めたのも桃なのではないか、彼女こそが犯人だと確信する。しかし、状況証拠にすぎない根拠をもとに突っ走る葵そこを香坂は冷静になったほうがいいと止めるが、「刑事は疑うことでしか真実にたどり着けない」と、香坂を振り切り葵は桃の店へ。
閉店間近、不破と天草がやってきて4人で夕飯を食べることに。そんな中、葵は桃の目を盗み、店につながる桃の自宅を調べに入った葵。そこには…真犯人しか知りえないはずの“不破のシナリオ”の続きがあった。桃は「ちがう!ちがうのこれは!」と訴えるが葵は無言で手錠をかけ、緊急逮捕するのだった。
「和田さんと親交あったんだ、なんで嘘(うそ)ついたの」「(暗号を見せ)これ、知ってるよね」。葵は刑事として桃に厳しく取り調べを行う。桃は「(嘘を)私だってつきたくてついたんじゃない」と否認する。桃の家にあったシナリオは「直接店のポストに入ってた。誰かからはわからない」。そして、暗号については「高校の時葵と不破君がやり取りしてるのを見ちゃって」と、そこから自力で解読したと話した。
そして、最後まで隠そうとしていた和田との関係についても話し始めた。桃は和田の体にあざがある写真を見せ「逃げてきたの、あの子」と。半年前、暴力をふるう彼氏からお金もない状態で桃の店に来たことをきっかけに仲良くなったが、1か月前その彼氏に居場所がばれてしまったという。和田にも口止めされ、その彼氏にも店を荒らされ脅された桃は、このことを葵に話せなかったのだ。
また、16年前にいなくなった母親が実は“自分を捨てた”と話す桃。葵にも当時は事件のことがあったため、相談できずに1人で抱え込んでいたのだ。だからこそ、誰も1人にならないように洋食店で『駆け込み寺』の役割を果たしたかったと明かした。その時、事件現場から逃げていく男がいたと新たな目撃情報が入った。それにより、桃が犯人という可能性はなくなり葵は頭を下げた。「顔をあげて、葵はただ自分の仕事をしただけだよ」と桃は優しい言葉をかけた。すると夏目(樋口幸平)から新たな報告が。葵の家で見つかった白骨死体のうち、1つは桃の母親だった。しかも亡くなったのは16年前。ずっと母親に捨てられたと思って生きてきた桃にはとても苦しい新事実だった。
誤認逮捕の始末書を書く葵。「私も止めませんでしたから」と、香坂も一緒に始末書を書き始めた。そして、いつか葵が尋ねた刑事になった理由を話し始めた。「人に信じてもらいたくて…刑事になりました。知識だけで人を動かすには、限界があったから。だから力が欲しかった。人に信じてもらえるだけの、人を救えるだけの。でもそれは…使い方を誤れば人の人生を壊しかねない」
翌日、桃の店の誹謗中傷の紙を掃除する葵、不破、恵(佐津川愛美)・天草の4人。
すると、天草の携帯に着信が入る。その場を離れていた天草の代わりに葵が出ると、なぜか香坂の声が。 そして「それは(被害者である)和田瑠璃が持っていたスマホですよ」と告げるのだった…。
◆葵が“親友”桃を誤認逮捕…そして桃の切なすぎる新事実にSNS騒然
まさかの誤認逮捕という展開に、SNSでは「暴走してしまう葵が苦しい」「2人の思いが悲しくぶつかって、切ない」との声と共に、16年間母親に捨てられたと思い続けて生きてきた桃に「桃ちゃん辛すぎる」との声が続出。そして被害者・和田の携帯を天草が持っていたという衝撃かつ、謎の事実に「また最後に爆弾が…」「完全に制作陣の掌で転がされている!」とさらなる盛り上がりを見せている。
次回、第7話「懺悔」は5月23日(木)よる11時59分から放送予定
ドラマ『約束~16年目の真実~』
読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜よる11時59分放送