ドラマ『約束』第5話 “おじさん”一条がここで退場!?葵が涙…SNSは悲痛の声「自己犠牲にもほどがあるよ…」

2024.5.14 17:15

5月9日(木)俳優の中村アンと横山裕(SUPER EIGHT)が出演する日本テレビ系木曜ドラマ『約束 ~16年目の真実~』第5話が放送された。本作は、16年前の連続殺人事件で全てを奪われた桐生葵(中村アン)が刑事となって故郷に戻り、過去の真相に迫る“予測不能×完全オリジナル”の心理サスペンス。SNSでは「おじさん…」「切なすぎる」など今回重大な事実が発覚した一条健人(岡部たかし)についてのコメントが多く寄せられた。

(以下、ドラマ最新話までのネタバレを含みます)

◆第5話「記憶」

留置所内で死亡していた尾藤誠(井上肇)の遺体を見た葵(中村アン)は、16年前に不破翔(細田善彦)の妹・玲の遺体を発見した時の記憶がよみがえる。その記憶は、葵と玲がつかみ合ってもめていたのだ。望野警察署・捜査第一係では、恵(佐津川愛美)の娘を誘拐した犯人の捜査を進めていた。

恵に尾藤の遺書を渡した葵

葵と不破が知る秘密の暗号は、不破の妹・玲も知っていた。そのことを知った葵は、玲の遺品を調べていると、ある記憶がよみがえる。それは、玲の首を絞める葵自身の記憶。もしかしたら、16年前の殺人犯は自分かもしれない…。

記憶の一部が戻り、動揺している葵を見て不審に感じた香坂。「(16年前の事件で)なぜ被疑者は途中で供述を変えたんでしょうか?」。その問いに葵にある考えが駆け巡る。「私を、かばうために…?」家に帰り、父の遺品を整理し始めた葵は、服の中から事件当日葵が身に着けていたストラップを見つけた。「どうしてお父さんが…?」

ストラップを見つけた葵

一方香坂は当時の捜査担当者の元へ。当時、恵の目撃証言について本当かどうか調べようとした刑事が。しかし、上層部に止められたのだという。その人物とは一体誰なのか。さらに“16年前の連続殺人犯の娘が身元を詐称して警察官になった”と葵を告発する記事までもが出回り、葵は一条から事態が落ち着くまで自宅謹慎を命じられた。

捜査第一係の面々

天草(森永悠希)、桃(織田梨沙)、不破の3人は留置所で自殺した尾藤の葬式に参加していた。そこで、雑貨屋の店主・井出尚哉(森優作)と不破がぶつかり…「すみません」と会釈し去っていった。ふと地面を見ると…井出が落としたビー玉が転がっていた…。謎多き雑貨屋にSNSでは「たまに出てくるこの人、誰なの!」など、怪しいとの声が集まった。

遅れて葬儀会場に来た葵に謎の人物から暗号が届く。内容は「玲が死んだところで待つ」。暗号に従い事件現場に到着した葵は何者かに後ろから殴られ気を失ってしまう。走馬灯のように当時の記憶がよみがえっていく。家出をしようとする玲ともみ合った後、自宅で父と話し、再び玲を探しに行く。「玲ちゃんいるの~?」探したその先で、葵が見たのは口にビー玉を詰められた玲の死体。そして16年前の葵も何者かに頭を殴られ意識を失ってしまったのだ。

一方、香坂が一条の机から当時の資料を勝手に取り出し調べていると、紛失していた捜査資料を発見。そこに負傷した葵が戻ってきて、「何者かに殴られました」。そこで16年前も同じように殴られたことを思い出したという。玲ともみ合った後、自宅で父に一度会っているが、その記憶も失っていたのだ。「私のせいで…」と自分を責める葵に香坂は当時の資料を見せた。そこには事件時刻に父が自宅にいたことが記されていた。「消されたんです。誰かにとって都合のいい真実を作るために。だからあなたのせいじゃない」。香坂の言葉に、葵の目からは涙がこぼれた…。

葵はある疑念を晴らすために一条を呼び出した。「覚えてますか?私小さい頃カーテンが怖くて…」その時一条に教えてもらったおまじないは恵の娘が誘拐犯に教えてもらったものと全く同じだったのだ。「言ってください!違うって、間違ってるって、誘拐なんてしてないって」そう目を潤ませ言い募る葵に一条は「もう少しだけ待ってくれないか」と、誘拐したことを認めた。

葵と向き合う一条

これは16年前の事件を正すための誘拐だったという。「康男(葵の父)が殺すわけない。その一心で目撃者を探し回った。でもやっと見つけたのは供述だけで他の物的証拠に敵わなかった」と一条は本心を明かした。「お前が帰ってきて、あの事件の…親父さんのためだけに生きてるお前を見て、すべて間違っていたと気づいた」。

「償うべきだと思った。どんな手を使おうと。あの時自分が封じ込めた事実を全て明らかにして、解放したかった。あの事件から。“加害者家族”なんて間違った足かせから…」と一条は真っ直ぐ葵の目を見つめる。「どうしてそこまで?」そういう葵の問いに、一条は覚悟を決めた顔で答えた。「俺が…康男を殺したから」。

16年前、犯行を否定する康男に自供させたのは、他でもない一条自身だった。「認めるなら、早い方が良い。このまま否認を続けても、取り調べが長引くだけだ。さらに裁判になったら葵は…」と。誘拐し、一つの真実が明らかになっても、マスコミにリークしても、警察は動かなかった。「誰なんですか!真実を葬り去ろうとしてるのは!誰なんですか!」。憤る葵に一条は諭すように告げる。「まだ言えない。まだ確証はない。でもきっと今に分かる」16年前、その人物が尾藤と接触した翌日、恵は目撃時間を正確に証言したという。そして警視庁は留置所で自殺した尾藤の遺品をも回収したというのだ。「例の捜査官が自分と尾藤のつながりを示す証拠が残っていないと確かめるためだ」

一条は「尾藤の遺品が貸倉庫に残っている」とウソの情報を流した。そこに来た人物こそが真実を葬ろうとしていると推測し、夏目(樋口幸平)を張り込ませているという。そんな一条に葵は話し出した。「無実の父親が逮捕され、そのまま家に帰ることなく亡くなって、何もかもわからなくなりました。自分がどこに立っているのかさえ。警察を恨んだ、心の底から。それでも、私は警察官になることを選んだ」。葵はその理由を涙ぐみながら明かした。「あなただけが私を守ってくれたから。そんなあなたが警察官だったから」。16年間一条がいたから生きてこれた。しかし、「あなたの背中を追いかけて…。私たちは法に乗っ取って動くから警察官なんです。その道の外に正義はありません」そう、泣きながら話す葵に一条はうなだれるのだった。

一方貸倉庫に来たのは、香坂とよく電話をしている刑事部長の有村毅(杉本哲太)だった。しかし、一条の策略にははまらず、「君の判断に感謝する」と夏目と固く握手が交わされた。

有村のことを報告しなかった夏目を問い詰める香坂

失意の中部屋を出た一条は、香坂にかつて自分も葵の父・康男から言われた言葉を託す。「昔から、一つのことに集中すると自分のことが見えなくなる。桐生のこと、頼めるか」。香坂はしっかりと一条を見据え答えた「はい…!」

一条は香坂に葵を託した

桃の店で葵は不破に玲の遺品の中から見つけたある紙を見せた。それは土に汚れた暗号の解読表だった。“土に汚れている”ということは、犯人が殺害現場でこれを見た可能性がある。

不破と葵
玲の遺品が新たな証拠になるのか…

翌日、刑事部長・有村が、誘拐事件の犯人は16年前の事件で葵の父に自供を強要した職員だったと警察の会見を開いた。「違う…」そう葵は一人つぶやき、そして香坂は有村に宣言する「すべて明らかにします。あなたがしたことを、あなたの全てが間違っていることを!」その後、玲の殺害現場に花束を供えに来た葵は、口にビー玉を詰められた新たな死体を見つけた…。

◆一条、まさかの退場!SNSでは悲しみの声続々

葵が信じて背中を追い続けてきた一条がまさかの逮捕という展開に、SNSでは「おじさん…」「ここで退場するの!?」「切なすぎる」「自己犠牲にもほどがあるよ…」と一条を惜しむ声が寄せられた。そして、最後に新たな死体が発見されたことには「新しい謎に、新しい殺人に…まだまだつらい事実がまってるのかな」「待って、来週どうなる???」「またビー玉連続殺人が始まるの??」と考察に困惑した声が集まった。

ドラマ『約束~16年目の真実~』
読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜よる11時59分放送

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写真提供:©読売テレビ

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