ドラマ『イップス』ついにあの“傑作ミステリー”をパロディー?眉間に指をトントンする篠原涼子に、 SNS「あれ絶対、田村…」 

2024.5.9 20:00

毎週金曜よる9時よりフジテレビ系にて放送中のドラマ『イップス』。“書けなくなった”ミステリー作家・黒羽ミコ(篠原涼子)と“解けなくなった”エリート刑事・森野徹(バカリズム)がバディを組む本作は、2人を中心としたコミカルな“会話劇”が展開されるほか、各話の冒頭で犯人がわかった上で物語が進行していくため、かねてより“倒叙ミステリー”の金字塔『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』のシリーズを彷彿(ほうふつ)とさせていた。そんななか5月3日放送の第4話で次回予告が流れると、SNSでは「あれ絶対、田村正和さんというか古畑任三郎のマネだよね」「明らかに古畑ポーズしてて笑った」「ミコが古畑任三郎に?! 次回も楽しみ」と、多くの視聴者が“ミコのある仕草”に反応。眉間に人差し指をトントンと当てながら「何かひっかかってるんです〜はい〜」とつぶやき、口をパクパクとさせるその姿は、まさにあの古畑任三郎を象徴するポーズだと話題になった。 

(ドラマ最新話までのネタバレを含みます) 

◆すれ違いから起こった悲しい事件に、SNS「もっと早く和解していれば…」 

第4話「パティシエの甘い偽装工作」では、俳優の香椎由宇が痴情のもつれから恋人をあやめてしまうパティシエ・金町環奈を熱演。フジ連ドラへの出演は実に11年ぶりだが、SNSでは「香椎由宇…?だよね?え、若すぎない? 」「相変わらず美しくて見た目も全然変わってなくてすごすぎ」と、その変わらぬ容姿に驚きの声が上がっていた。 

香椎由宇演じるパティシエ・金町環奈 

環奈はアレンジモンブランが人気のパティスリー『Ebahi』のチーフパティシエ。ドキュメンタリー番組に取り上げられるほどの実力者であり、店のオーナー・小泉春樹(宮尾俊太郎)の尽力でフランスの三ツ星レストランのシェフに自作のケーキを試食してもらう機会も得ていた。これがうまくいけば自身の夢がかなう。だがその一方で、環奈は恋人でもある春樹との結婚を願っており、理想と現実の間で悩んでいた。 

ある夜、閉店後に新作メニューの開発をしていた環奈と春樹はひょんなことから口げんかに。環奈は、春樹が自身の元恋人で後任パティシエになる江原尚子(遊井亮子)とヨリを戻すために自分を店から追い出そうとしているのでは、と疑っていたのだ。春樹は真っ向から“浮気”を否定するが、環奈は彼の言葉を信じ切ることができない。そんな時、彼女の目に止まったのは、ちょうど三つ星レストランのシェフに試食してもらうためのケーキに使うココナツの実。それは、シェフに試食してもらうケーキを作るために用意していた食材のひとつだった。

環奈はココナツの実をとっさに手に取ると、勢いのままに春樹の後頭部を殴打して撲殺…。環奈はしばらく放心状態となるが、幸か不幸か突如“停電”が発生。環奈はその状況を利用して、あたかも春樹が調理中に倒れて後頭部を打ってしまったという事故に見せかけることを思い付くのだった。 

ココナツを振りかぶる環奈と被害者の春樹 この“凶器”は物語終盤までその正体が隠されていた

そんななか、今回も事件に首を突っ込むことにしたミコと森野が捜査を開始。環奈と尚子の間に流れる気まずすぎる空気感から春樹を含めた「ドロドロの三角関係」を察した2人は、事故ではなく環奈による殺人の可能性に気づき、その“証拠”を探し始める。 

春樹の靴底には“踏んづけて滑った原因”と思われるクリームの跡が付着していたが、森野はその“方向”が転倒の仕方と食い違うことや、彼が身につけていたゴム手袋の裏にわずかな“粉”を見つけたことから何者かによる偽装工作であることを見破る。今回の事件はとっさの犯行であったため、その隠し方も非常に“甘い”仕上がりになっていた。 

一方のミコは、尚子から新しい情報を仕入れることに成功。実は彼女と春樹の間に“男女関係”はなく、春樹が真摯(しんし)に環奈の夢を応援していたという。環奈が2人の関係を疑うきっかけとなった“ホテルへ入っていく現場写真”も、試食の約束を取り付けたフランスの三ツ星レストランのシェフのもとに足しげく通っていただけのことだった。真相を知った環奈は自らの犯行を認め「もうパティシエとして終わり」と嘆くが、そんな彼女にミコは「もがき続ければきっとリスタートできる」と優しくほほ笑むのだった。

環奈に詰め寄る森野とミコ

ついに、あの傑作をパロディ?? 

本作は次回予告の段階で犯人を明かしてしまうのも特徴で、どんな有名俳優がゲスト出演するのかは、視聴者の興味をそそる大きなポイントになっている。第5話ではこれまで数々の作品で物語の要となる役を演じてきた渡部篤郎が犯人役として登場。連続ドラマへのゲスト出演、そして法廷画家という役どころは初めてだという。SNSではさっそく、「第5話のゲスト渡部さんってマジ!?」「渡部さんのゲスト出演はほんと嬉(うれ)しすぎる…」と喜びの声が飛んでいた。 

さらに、今回の次回予告ではミコが不意に見せた“古畑ポーズ”も話題に。眉間に人差し指をトントンと当てながら「何かひっかかってるんです〜はい〜」とつぶやいており、その後には誇張したまばたきとともに口をパクパク…。その様子は、まさに“倒叙ミステリー”の傑作ドラマ『古畑任三郎』のワンシーンを思い起こさせた。SNSでは「やっぱりというか、任三郎のパロディーきたね」と、この“展開”を読んでいた視聴者も。 

古畑のパロディーは他のシーンでも見られるのか、それとも…。5月10日の放送ではミコの仕草ひとつひとつから目が離せない。 

次回 犯人役を務める渡部篤郎(第5話シーン写真より)

【作品情報】 
『イップス』毎週(金)21時~21時58分 

《ストーリー》 
デビューからベストセラーを連発して人気作家の仲間入りを果たしたミステリー作家・黒羽ミコ(篠原涼子)。だが現在ではワイドショーのコメンテーター業を本業並みにこなす日々。一方、視庁捜査一課刑事・森野徹(バカリズム)はあることをきっかけに検挙率が右肩下がりになり、事件が解けなくなっていた。そんな絶不調な二人が仕事から逃避するために訪れていたサウナ施設で偶然出会い、殺人事件に遭遇することであれよあれよとバディを組むことに。ミコは「小説のネタが拾える」「生の死体見るの初めて」と事件に興味津々。対する森野は捜査に身が入らない中でも、刑事としての鋭い洞察力を見せミコと共に真相に近づいていく── 

≪出演≫ 
篠原涼子 バカリズム 渡辺大知 味方良介 足立英 勝村政信 矢本悠馬 染谷将太ほか 

【公式HP】
【公式X(旧Twitter)】
【公式Instagram】
【公式TikTok】

画像提供: (C)フジテレビ

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