アニメ『転生したらスライムだった件』 “中間管理職”ゲルドの悩みにSNSも共感「会社員あるある」

2024.4.23 17:45

アニメ『転生したらスライムだった件』の第51話(第3期3話目)『平和な日々』が4月19日に放送された。魔王達の宴(ワルプルギス)を経て、リムルの支配領域はジュラの森全域に広がった。これにより交流がなかった種族からリムルへのあいさつが殺到することが予想された。また街道整備を検討する中で、道の先には天狗族が支配する山があると知り、リムルはベニマルを使者に立てる。国交案件が重なる中、リムルは外交と新規住民獲得のため開国祭の開催を思いつく。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆戦を経て、テンペストの街は活気にあふれていたが…

戦を経て、戦後処理について部下から報告を受けるリムル。ベニマルからは、ユーラザニアで捕虜にした民を一時的にテンペストで受け入れるといった報告を受ける。一方、ディアブロは、前王のエドマリスからファルムスの賠償金を受け取ったが、足りない分は借款(しゃっかん)として貸し付けたとリムルに報告。新しい王は残りの賠償金を支払いたくなく、いずれ再び戦争が起きそうだということ、エドマリスとヨウムの距離が接近していることも告げられた。

そういった話をしていると、征服した各地域の避難民が続々とやってきた。1か月後には、すっかり避難民たちもテンペストでの暮らしに慣れ、街には活気があふれていた。そんな時、テンペストの街にかなり疲れた様子の豚頭帝(オークロード)ゲルドがやってきた。リムルは山奥の住居でゲルドの話を聞くことにする。

◆ゲルドの“サラリーマンあるある”にSNSも共感

いきなり「改めてリムル様の偉大さを理解いたしました」と話し出すゲルド。彼は征服した地で捕虜を編成して各部隊に配置し、測量や整地を行っていたが、そこでさまざまな問題が噴出したのだという。まず、意思疎通の問題。ゲルドと同じオーク同士なら意思の伝達もたやすいが、相手が獣人や魔人相手にはそうはいかない。魔人たちの中には命令に従うことを不満に思う者もおり、彼らのせいでやる気のある者もその実力を発揮できない状態だという。

そんなゲルドの愚痴を聞いたリムルは「サラリーマン時代を思い出すよ」とポツリとつぶやく。そして、リムルはゲルドを酒場に飲みに誘う。「これではリムル様のお役に立つことも…!」と気に病むゲルドを尻目に、リムルはゼネコンの会社員として働いていた転生前を思い出していた。指示を聞かない作業員、ミスを隠そうとする後輩、人に責任を押しつけようとする上司など、苦労が多かったサラリーマン時代を思い出したリムルは、ゲルドと一緒に朝まで飲み明かしたのだった。

SNS上では「ゲルドの悩みが会社員あるあるすぎて」「中間管理職の苦悩…」「ゲルドさんマジお疲れ無理しないで」と彼をねぎらう声が多く上がった。

リムルが魔王になり、避難民も暮らしになじんで平和な日々が続くテンペスト。一方、問題もあった。他国との国交を樹立した影響で、リムルは街道の整備計画に追われていた。その計画に先駆けた調査で、ジュラの大森林を抜けた先、リムルの管轄から離れたすぐのところにあるクシャ山脈という地域に、天狗族が住まうという情報が地元住民からもたらされた。彼らは戦闘民族であり、勝手な行動はできないということで、ベニマルを天狗族への使者に立てることに。また、配下のハクロウからは、クレイマンが占領していたジスターブという地にはエルフの王国の遺跡があるという情報ももたらされた。リムルは、クレイマンの資金源はそこにあると推理し、自らで遺跡の調査に乗り出すことを決める。

さらに、資源が豊富なジュラの大森林全域をリムルが支配することで、他民族によるジュラの大森林での資源採掘もリムルのお墨付きが必要になった。どうせならば、まとめて来てくれた方が楽だと考えたリムル。街の宣伝や魔王就任のお披露目も兼ねて、テンペストで多くの民族を集めたお祭りを行うと宣言したところで第51話は終了した。

『転生したらスライムだった件 第3期』
第52話(第3期4話目)は4月26日(金)より、日本テレビ系列ほかにて放送予定。

©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

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