『約束 ~16年目の真実~』第1話からSNSで考察の嵐「登場人物1人たりとも考察から省けない」
2024.4.15 17:454月11日(木)俳優の中村アンと横山裕(SUPER EIGHT)が出演する日本テレビ系新木曜ドラマ『約束 ~16年目の真実~』第1話が放送された。SNSでは、「すべて伏線に見えた」「考察が捗(はかど)る」との声が多数上がった。
本作は、16年前の連続殺人事件で全てを奪われた桐生葵(中村アン)が刑事となって故郷に戻り、過去の真相に迫る“予測不能×完全オリジナル”の心理サスペンス。静かで穏やかな雰囲気にあふれる『望野町(のぞみのちょう)』。ここ数年、大きな事件が起きていない平和なこの町は、16年前に連続殺人が起こり、それ以降『悪魔が棲んでいた町』と言われていた。そんな町で“再び動き出した歯車”。この町に隠された真実とは?葵のすべてを奪った真犯人は誰なのか?毎話、新たな真実が明らかとなり…物語が大きく動き出す第1話が、ついにスタートした。
(以下、ドラマ最新話までのネタバレを含みます)
◆第1話「再会」
将来を嘱望されていた刑事・桐生葵(中村アン)は、長年の希望がかない、東京郊外にある望野町の警察署に着任する。葵のバディとなった望野署のプロファイリングに精通している刑事・香坂慧(横山裕)は、なぜ彼女が望野署に来たのか不審に思い、探り始める。望野町は葵の故郷であり、16 年前に2件の連続殺人事件が起こった町。その事件の被害者はいずれも若い女性で、遺体の口には“ビー玉”が詰められていた。
当時高校生だった葵は、思いを寄せていた同級生の不破翔(細田善彦)の妹の遺体を発見。葵はショックのあまり、遺体発見直前の記憶を失ってしまう。すると突如、葵の自宅に警察がやって来て、葵の父・速水康男(長谷川朝晴)が連続殺人犯として逮捕されてしまう。母を早くに亡くし、幼少期から父の康男と二人暮らしだった葵は、“父は犯人ではない”と無実を主張するが、覆(くつがえ)ることはなく、留置所で病死。凶悪犯の娘となった葵は、この町を去ることとなってしまう。
あれから16 年、父の無実を信じる葵は、事件の真相を探るために望野町に戻ってきた。葵は、同級生で映像研究部の仲間だった尾藤恵(佐津川愛美)、天草勇樹(森永悠希)、飛鳥桃(織田梨沙)と、桃が経営する洋食キッチン・シオンで再会を果たす。そこにはもう一人の仲間だった不破の姿はない。16 年前の事件後、行方知らずとなっていた。
4人は久しぶりの再会で盛り上がり、葵が笑顔見せると、桃は「よかった」、天草は「やっぱいいよ、葵の笑顔」と声をかけた。それぞれ、突如離れ離れになった葵を心配していたのだった。葵は少し不安げな表情を浮かべた。「本当はちょっと怖くて。みんなに私のこと…受け入れてもらえるのかなって」と…。すると恵が「もしも葵が戻ってきたら、私たちは笑顔で受け入れようって。あの時は何もしてあげられなかったから…」と優しく答えた。天草も葵が仲間であることは変わらないと伝えた。「誰がなんと言おうと、俺たちはずっと親友だ」。
そんな中、葵の父・康男とは旧知の仲で、葵が「おじさん」と呼ぶ課長・一条健人(岡部たかし)と、木崎拓斗(坪倉由幸)、夏目泰雅(樋口幸平)が町のイベントで警備しているところに、「娘を助けてください!」と訴える女性が現れた。どうやら高校生の娘が昨晩から家に帰ってこないという。香坂と共に捜査を始めた葵は、彼女の足取りを追っていく。そこで葵と香坂が見つけた手がかりは、あの事件をほうふつとさせる“ビー玉”だった。葵は過去を思い出す…「もしあの時の犯人が…動き出したら、彼女はどこかで…」。聞き込みから得た情報を基に、葵は無事女子高校生の場所を特定、桃の洋食店で無事保護する。署に戻る帰り道、葵は香坂から「16年前、この町で起きた連続殺人の加害者の娘であるあなたが、何しにこの町に?」と問い詰められる。「誰にでもありますよね、秘密くらい」とにごすと、静かにほほ笑み、去っていった。
一方、香坂の元上司で警視庁本部・刑事部長の有村毅(杉本哲太)は、葵を監視するよう香坂に指令を出す。望野町をめぐる新たな事件を機に、葵は連続殺人事件の真犯人、そして、16年間、この町に隠された真実へと突き進んでいく…。
その後、丘のような場所で、葵は木にくくり付られたスカーフとベンチの裏から暗号の書かれたメモを発見する。それは16年前に不破から教えてもらった2人しか知らない秘密のやりとりだった。メモに記された暗号の場所に行くと黒い帽子をかぶった不破が現れた。
16年前の事件以来、会っていなかった2人。「不破くん…どう言えばいいか…。(妹の)玲ちゃんのこと、私も苦しかった。私は…真実を知りたいと思っている。あの事件…」と話し始めた葵をさえぎり、不破から予想外の言葉が。「おまえの親父さんは…犯人じゃない。まだ何も終わっていない。これからすべてが明らかになる」と告げその場を去る。「え?どういうこと!?」と葵が驚いていると、女性の叫び声が聞こえ、不破は去って行ってしまった。葵が現場に駆け付けると、そこには若い女性の遺体が…。さらに、遺体の口には16年前と同じように“ビー玉”が詰められていた。ビー玉の数は増えているように見え、SNSでは「事件の鍵はビー玉か」「ビー玉の数が意味深」などの考察する声が上がっていた。
「ある感覚が、私の胸を支配した」。16年前の犯人が動き出したかのような事件。現場を前に葵はなぜか何か企んでいるような、不気味で冷酷な笑みを浮かべた…。「それは…期待だったのかもしれない。これで目的を成し遂げられる」。
◆ラストの葵の笑みに…。さらに怪しまれる人物は別ドラマの犯人役!?
ラスト、突然浮かべた葵の謎の笑みにSNSでは「最後の笑み、ゾクゾクしました…」「その笑顔はどんな意味!?」「主人公すら犯人に見える」と動揺の声が。さらに、オリジナル脚本の心理サスペンスのクオリティーに、「すべて伏線に見えた」「考察がはかどる!」「1週間待てないから明日第2話やって!」「最初から最後まで登場人物1人たりとも考察から省けない」など、散りばめられている伏線や真犯人の考察を楽しむ声が続出。また、現時点では葵の親代わりでもある叔父・一条健人(岡部たかし)を怪しむ声が多いようで、「おじさんが真犯人だったらどうしよう」「岡部たかしさん怪しい…ハヤブサのせいだ…」と、昨年放送されたドラマ『ハヤブサ消防団』で衝撃的な犯人役を演じた岡部たかしの存在にも注目が集まっていた。
◆4月18日放送の第2話は「秘密」
葵は、望野町に観光に来ていたと思われる梅崎若菜(向里祐香)の遺体を発見。その遺体の口にはビー玉が詰められていた。香坂をはじめ、捜査第一係の面々は16年前の事件の模倣犯だと考える。しかし葵は、16年前の事件はえん罪で、今回の殺人はまだ捕まっていない真犯人の可能性があると反論する。そんな中、恵と天草、桃ら映像研究部の仲間から、葵は16年前のある真実を聴くことに―!?
その後、梅崎若菜殺害事件の直後に現場近くを立ち去る男の存在が判明。防犯カメラの映像に映ったその姿は、不破によく似ていた。捜査は、不破をマークして進められることに。葵は課長の一条健人に、不破と若菜の接点を調べたいと訴える。一条は、香坂と行動することを条件に、葵の捜査を許可。葵と香坂が捜査を進めていくと、不破への疑いはさらに強まるが――!?
ドラマ『約束 ~16年目の真実~』
読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜よる11時59分放送
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