小泉孝太郎「俺が死ぬまでは誰にも言わないでくれ…」全てを教わった大御所俳優との約束を明かす

2024.4.15 11:20

俳優の小泉孝太郎が4月14日放送の『おしゃれクリップ』に出演。総理大臣の父を持ちながらも俳優を志した背景や事務所の大先輩・いかりや長介との意外な関係を明かした。

MCの山崎育三郎に「そもそも役者を志したきっかけって?」と問われると小泉は「初めて見たアニメとか以外だと『E.T.』ってスピルバーグの。あれを幼稚園の時、映画館で見てそのスクリーンの向こうに行ってみたかったんですよね」と言いながらも「今振り返ると父が政治の世界で超現実的な仕事だったからどこか非現実的とかファンタジーの世界に恋焦がれるというか」という一面があったことを明かし「今振り返ると僕はどこかで現実逃避してたのかなとも」と自己分析した。

そして「なぜ芸能界に挑戦したのか役者を目指したのかって言われれば“小泉孝太郎になりたかったから”ですし、一生小泉純一郎の息子とは言われ続けますけど、とにかく小泉孝太郎の人生を自分の足で歩みたかったんで」と元総理大臣の息子ならではの思いを告白した。

そんな小泉が役者として歩み始めた時事務所にいた大先輩がいかりや長介だった。いかりや長介は僕の師匠だという小泉。事務所に入った際いかりやに「俺は長男だけど孝太郎は末っ子だ。そういう関係でいこう」と言われたという。港区六本木にあるラーメンチェーンの一風堂にはデビュー当時いかりやとよく訪れていた。

小泉は「10時11時に行ったら朝方のもうほんと明るくなってきた、までとか」と長時間店に滞在していたことを明かすとスタジオから驚きの声があがった。「当時志村けんさんだったり加藤茶さんからは“長さんとそんなしょっちゅういるの大変だね、長いでしょ何から何まで”」と言われたりしたが、小泉はいかりやといる時間をすべて吸収しようと思っていたので長い時間一緒にいることがうれしかったという。いかりやに“俺、人には台本を見せないけどちょっと見てみろ読んでみろ”と渡された台本には細かく書き込みがあって小泉は「演じるってここまで考えるんだって教わりました」と語った。また「現場に行っても“うちの新人の小泉孝太郎っていうんだけど一つ宜しく”っていう、いかりやさんが頭下げて」と面倒を見てくれたことを明かしたが「ただ“俺が教えてるっていうのは俺が死ぬまでは誰にも言わないでくれ”っていうのは“それだけは約束してな”って」と、師弟関係は秘密だったという。

小泉は「最初この世界に飛び込んでの心の支えだったりよりどころっていうのは、もういかりやさんと出会えたっていうのが本当大きかったですね。最高の財産ですね」といかりやへの感謝の思いを熱く語った。

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写真提供:(C)日テレ

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