花江夏樹主演アニメ『月が導く異世界道中 第二幕』リリ皇女再登場&腹黒さ全開で…視聴者から「リリさんドス黒すぎ!」
2024.4.11 18:15声優の花江夏樹が、主人公・深澄真(みすみ まこと)の声を務める『月が導く異世界道中 第二幕』。第十四夜が4月8日(月)よる11時からTOKYO MX、BS日テレほかにて放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー″で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。深澄真の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰豆子を演じた鬼頭明里が従者の澪役、さらには『僕のヒーローアカデミア』麗日(うららか)お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海建人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねている。
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
◆異世界人を保護するローレル連邦
第十四夜(話)のタイトルは『社交界は苦手です』。学園祭2日目。生徒や来賓(らいひん)が集う立食パーティーに招待された真は、以前呪病にかかったレンブラント家の妻子を助けた、レンブラント夫妻と久しぶりに再会する。
慣れない社交の場で時間を持て余している真に、ローレル連邦の重鎮・サイリツ(声:近藤玲奈)が声をかけてくる。初対面なうえに、ヒューマンの姿をした魔族を護衛につけている彼女から話しかけられ戸惑う真。ローレル連邦は3つの国がひとつになった連邦国家。閉鎖的な国柄で他国に情報が流れにくく、文化や特徴は日本に似ていると感じている真。サイリツはクズノハ商会の看板に書かれた漢字と、異邦からローレル連邦に伝わった文字が同じであることを告げ、その文字は“賢人文字”と呼ばれローレル連邦でも一部の者しか知らない文字だと言う。“賢人”とは賢者ではなく、この世界にはありえない知識を持つ、遠き場所から来た“異邦人”の総称。サイリツは真が異世界からやって来た“賢人”ではないかと指摘する。「残念ながら私はそういう者ではないので…」ととぼける真に、サイリツは「私たちは、この世界で賢人が不当な扱いを受けずにすむよう、保護したいと考えております」と真っすぐな目を向ける。さらに、女神が遣わした勇者の2人も賢人だと考えていると言うが、真は「申し訳ありませんが、彼らと面識のない私には答えようがありません」としらを切るのだった。
◆リリ皇女の企み
パーティーに出席しているグリトニア帝国の皇女リリ=フロント=グリトニア(声:中原麻衣)は、サイリツが真に接触したことに、腹の内では難色を示していた。グリトニア帝国の勇者・岩橋智樹(声:新井良平)は巴(声:佐倉綾音)に負けたことで、いまだに執心しているため、クズノハ商会を放置するわけにはいかないと考えているのだった。「本当に邪魔!邪魔!邪魔!!」。笑顔の裏では、クズノハ商会に対する憎しみであふれている…。
「あなたが先ほどお会いになっていた方に、少し興味がありますの」そういうリリ皇女にサイリツは「あれは個人的な用事です。部下からよく効く薬を扱う店のことを聞きまして」としらを切る。そしてさらに、リリ皇女が切り出したのは、帝国で関心の高まっている“火薬”について。新技術開発に難航しているため、火薬の取り扱いや利用法について、サイリツに意見を求めた。魔術には遠く及ばない火薬に興味を持つリリ皇女を警戒しながらも、「私の知る限りでお教えしますわ」とウソの笑顔をみせた。それを聞いたリリ皇女の内心は「警戒は時に情報を露見させる。あとは智樹のチャームにやられたあの魔族たちに任せておけばいい」とほくそ笑む。その魔族たちとは、サイリツに仕える部下たちのことで、2人はリリ皇女が送ったスパイだったのだった。
パーティーが終わり、レンブラント夫妻と談笑している真。そこへ「おいクズノハ!」と真を呼び捨てにする生徒の姿が…。その人物は、ゴテツ亭のルリア(声:広瀬ゆうき)に絡んでいたリミア王国の貴族、イルムガンド=ホープレイズ(声:伊東健人)だった。しかし、イルムガンドのことを全く思い出せない真…。「クッ、きさま!」。そんな真の態度に激高したイルムガンドは、「クズノハ、俺はお前を許さねぇ。お前の講義を受けているヤツら、闘技大会で潰(つぶ)してやる!」と怒鳴り、去って行く。「ほんとヒューマンってめんどくさいのが多いな~」とため息をつく真だった。「…って、結局誰だっけ?」。
◆闘技大会での制約
抽選会場で真の生徒たちと初対面を果たす巴と澪(声:鬼頭明里)。ユーノの「クズノハ先生を支える二本柱だと聞いております」という言葉に、澪は「巴さんと同列なのはともかく、そこの男と三本柱にしなかったあたり、よく分かっておいでですわ」と識(声:津田健次郎)を見る。識が戦闘能力ではまだまだ巴と澪に及ばないということを知った生徒たちは「あの識さんが…」と動揺を隠せないのだった。試合では、真のせいでイルムガンドからの嫌がらせがあるかもしれないが、あえて手助けはしないと伝える真。「はなからそのつもりです!」と意気込む生徒たちに真から提案が。「よく言った。その意気込みを買って、試合では制約を設けるようにしよう」。各自に“新しいスキルの禁止”、“合成魔法の禁止”など…それは己に制約を課すことでより深く考え、力と技を一層磨く姿勢を持ってほしいという期待があるのだった。全員が制約をクリアしたら、講義を次の段階へ進めるという朗報を聞き、さらにやる気を出す生徒たちの結果は…。
◆闘技大会スタート
先ほど真のもとを離れたルトは、リリ皇女のもとを訪れる。クズノハ商会を「私の力で潰せるかしら?」というリリ皇女に、ルトは「その答えは否だね。クズノハ商会を相手にするのは魔族と全面戦争するようなものだよ」。ルトはリリ皇女にソフィアの反や魔族の指輪の情報を事前に流していたが、「なぜ私に力を貸したの?」と聞かれても「その答えはいずれ分かるよ。君はとにかく勇者と共に、君の理想とする世界を目指せばいい」と受け流すルトだった。リリ皇女は当面の目的であるステラ砦の奪還に注力するために闘技大会でめぼしい逸材を探すという計画があったのだった。
イルムガンドの妨害工作により、食事に毒や下剤を入れられたり、刺客に狙われたりする真。そのすべてを未然に防ぐが、妨害がやむ気配はない。その上、闘技大会のトーナメントでは、1回戦で真の生徒同士が対戦するようホープレイズ家に操作されていた。学園自体も公明正大な場所でもないと分かる真は「ああいう人たちと関わるたび、僕はウソをついたりごまかしたりしてきた。そのツケが回って来たのかな。これじゃ終わりがない。そろそろ限界かも…」と神妙な面持ち。観客席には、リリ皇女、サイリツ、ギルドマスターとしてのルト、神殿の司教など、腹に一物を抱えていそうな面々が…。そしていよいよ、闘技大会がスタートするのだった。
イルムガンドの妨害工作により、食事に毒や下剤を入れられたり、刺客に狙われたりする真。そのすべてを未然に防ぐが、妨害がやむ気配はない。その上、闘技大会のトーナメントでは、1回戦で真の生徒同士が対戦するようホープレイズ家に操作されていた。学園自体も公明正大な場所でもないと分かる真は「ああいう人たちと関わるたび、僕はウソをついたりごまかしたりしてきた。そのツケが回って来たのかな。これじゃ終わりがない。そろそろ限界かも…」と神妙な面持ち。観客席には、リリ皇女、サイリツ、ギルドマスターとしてのルト、神殿の司教など、腹に一物を抱えていそうな面々が…。そしていよいよ、闘技大会がスタートするのだった。
◆グリトニア帝国・リリ皇女の闇の深さに視聴者は…
リリ皇女の再登場で、水面下での腹の探り合いが多く見られたことに視聴者からは、「水面下でのバチバチ多いな今回!」「腹黒王女ww本音を隠さなくなったな」「リリ様と華原さんのやり取り怖い…笑」「リリさんドス黒すぎ!」と、リリ皇女の腹黒さが大きな話題となっていた。
『月が導く異世界道中 第二幕』次回は4月15日(月)よる11時よりTOKYOMX、BS日テレ他にて放送予定。
『月が導く異世界道中 第二幕』公式HP
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