近藤真彦ディナーショーリポ②「ミーハーさにあきれてる」後輩・植草克秀への声援に嫉妬?
2022.12.30 18:00歌手・近藤真彦のディナーショー「Masahiko Kondo Harbor Town Dinner Show 2022」が、12月27日横浜ロイヤルパークホテル(神奈川県・横浜市)で開催された。神戸、長崎、函館と港のある街を回り、この日はディナーショーの最終日。500人が参加した。entax取材班はこのディナーショーの模様を独自に詳細リポート。3回に分けてお届けする中の2回目。
■真っ暗な中、ペンライトの光を見ると“あの頃”に引き戻される
ディナーショー名物のご当地ソングとして、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』を替え歌で披露した後は、歌詞に横浜や神戸が登場する『泣いてみりゃいいじゃん』を歌い、『北街角』へと続く。そしてノスタルジックな歌詞が印象的なスローバラード『夕焼けの歌』が始まると客席のペンライトが左右に揺れ、歌声に酔いしれながら涙を流すファンもいた。
少ししんみりした客席に向かって近藤は、「今はコロナで声が出しにくいこともあって、こうしてみんながペンライトを振ってくれるじゃない。コンサート会場でも真っ暗な中、1階席、2階席、3階席とペンライトの明かりだけがふっと浮かぶわけ。僕は歌でみんなを引きつけて、(その歌を聴いていた)あの当時に戻してあげたいっていう気持ちでいっぱいなんだけど、逆にこの景色を見ちゃうと、俺があの頃に引き戻されちゃう」としみじみ語った。「ところがMCになって明かりがついてパッと客席が見えるとね……これが現実なわけ(笑)」と、オチをつけるのを忘れない。
■客席から登場したら昔はもみくちゃに。今は皆さん大人になった
また、客席後方から登場したことに触れ、「これが20年前なら皆さんが“マッチ、マッチ〜!”と服をつかんでもみくちゃにされて服がやぶれたり大変だったよね。だから一時は客席から登場するのがイヤだった時期もあったの」と、ファンの熱狂的な対応を懐かしんだ。「でも、今日はさすが皆さん大人でした」と、冷静な対応に感謝。「ファン・ファーストなんで」といって客席から登場したいと言ったら、スタッフに「(あんなに嫌がっていたのに)ずいぶん変わったね」と返されたエピソードを明かした。
■後輩・植草克秀への声援に嫉妬?
ここで会場に来ている後輩を紹介。少年隊の植草克秀、元・光GENJIの山本淳一と佐藤寛之が立ち上がっておじぎをすると、観客はいっせいに後ろを振り向き、大きな拍手や歓声が。この光景に少し嫉妬する様子を見せた近藤は「もういいですよ。皆さんこっちを向いてください。あなた達は結局誰でもいいんでしょ? まだ後ろ向いてる人いるし。やきもちじゃないよ、これは。あなた達のミーハーさに呆れているんだよ」といじけてみせる。その姿にファンはあちこちから「マッチ大好きだよ」「愛してる」と返して、近藤は「じゃあ和解しましょう」とその場を締めた。
そして次の曲についての話に移り、「10代、20代から色んな方に曲を書いてもらってきたんだけど、歌詞をよく聞くと、わりと今でも歌える歌が多い」と、歌に恵まれたことに感謝。「これから歌うのは20代と40代の頃に歌っていた歌。歌っていた当時はまだ背伸びしていたけれど、今になってやっと奥深さがわかってきたかなと。これから60代、70代になっても歌える歌だなと感じている2曲を紹介させてください」とコメントし、40代で歌った『恋 ざんばら』、20代のヒット曲となった『愚か者』をアコースティックバージョンで熱唱した。
【近藤真彦Profile】
1964年生まれ。神奈川県出身。1979年TBSのテレビドラマ『3年B組金八先生』の生徒・星野清役でデビュー。1980年『スニーカーぶる〜す』でソロ歌手としてデビュー。1987年には『愚か者』で第29回日本レコード大賞を受賞した。レーサーとしても活躍し、2000年からレーシングチームの監督兼代表取締役社長を務める。
『MasahikoとYoshio Live Tour 2023』2023年1月5日〜2月5日
追加公演:2023年3月4日
『Masahiko Kondo Live Tour M5K8 Final-Episode』2023年2月25〜3月21日
追加公演:2023年3月3日
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