菊池風磨“友達に恥じないような生き方を” 閉校してしまう長野県の中学校で“友情”を伝える特別授業

timeleszの菊池風磨が4月5日放送の日本テレビ『沸騰ワード10　伝説の家政婦志麻さんvs大食い芸能人＆学校企画！菊池風磨のサプライズ授業2時間SP』に出演。この春閉校する長野県の中学校をサプライズ訪問し、6人の生徒たちに授業を行った。

芸能人が授業をする企画に全国から寄せられた100校以上の応募。その中から、今年3月で閉校してしまう北海道の小学校と長野県の中学校に菊池が赴くことになった。

1日で北海道と長野県を両方回るという強行スケジュールで朝から北海道の小学校でロケをしていた菊池は、授業を終えて空港へと移動する車内で休む間もなく、次に向かう長野県の中学校について予習スタート。

今回菊池が訪れるのは長野市立七二会（なにあい）中学校。6人いる3年生は小学校から9年間ずっと同じ学校、同じクラスで過ごしてきたという。9年という時間の重みを感じた菊池は「（自分が）何を話せるかですよね…責任を感じますよね」とプレッシャーを感じ始めていた。ちなみに生徒たちに好きな芸能人を事前に聞いてみたところ、2人が“なにわ男子推し”ということが発覚。その事実を菊池は「正常だよね」と受け止めていた。

長野駅から車で40分、辺りがすっかり暗くなった頃に七二会中学校に到着した菊池は、今回番組に応募してくれた野澤先生と授業について打ち合わせ。その結果、授業のテーマは“友情”に決定した。

いよいよ菊池は生徒たちが集まっている教室へ。「皆さんこんばんは！」とドアを開けて入ってきた菊池を見て思わず「ギャー！」と驚き、目を白黒させる生徒たち。すでに生徒全員の名前と顔などを全てインプットしていた菊池から「優依（ゆい）ちゃんも…椛（もみじ）ちゃんも…なにわ男子が好きなんでしょ？」と先制パンチを受けた女子生徒は「うわー！ごめんなさい！」と平謝り。生徒の名前や細かい情報まですらすらと話していく菊池に対し、生徒たちはあっけに取られてしまったのか、ガチガチに固まっていた。

生徒たちの驚きも冷めないまま、菊池の提案で全員教室を出てグラウンドへ。そこにはキャンプファイアのスタンバイがされていた。この数年間コロナ禍で制限されることも多かった生徒たちに思い出づくりとして楽しんでもらうべく、菊池からの依頼によって用意されていたのだ。まさかのキャンプファイアに大喜びの生徒たちは、菊池と一緒に全員で点火。燃え上がる炎を見ながら、菊池は生徒たちに実体験を踏まえて語り始めた。

菊池の所属していたSexyZone（現timelesz）は初期の頃、キラキラ系のかわいらしい曲を主に歌っており、菊池はそれを恥ずかしく感じ、前向きに取り組むことができなかったという。そんな時にフォローしてくれていたのが高校の友達で、既に自分の夢に向かって歩み始めていた彼らの姿を見た菊池は自分のことを「カッコ悪いな」と恥ずかしく感じてしまったそう。しかしこれがきっかけで菊池は「この仕事でもっと頑張ろう、もっと売れよう」と“スイッチが入った”そうだ。

「これからみんなもそれぞれ、あれやろうかな、これやろうかなって迷うと思うんだよね。迷ったときに友達の顔が浮かんで、胸張って“オレこれやってるよ”って言えるかなっていうのを一回考えてみてもいいかな」「彼ら（友達）に恥じないような生き方をしよう。みんなの友情ってものは、きっとこの先みんなを強くしてくれるものだと思うので。みんなのことをお互いに思ってほしいなと思います」と菊池は授業を締めくくり、生徒たちもお互いのきずなを再確認していた。

最後は菊池が用意していたマシュマロで「焼きマシュマロ」を作って今回の授業は終了。「菊池風磨さんをぜひとお願いをしまして、それが実現できて本当にうれしかったです」と感謝を伝える野澤先生に、菊池も「ありがとうございました！」とハグをしてお別れ。人気アイドルとのハグを終えた先生は「役得！」と一言。生徒たちもみんな笑顔になっていた。

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写真提供：（C）日テレ