近藤真彦単独インタビュー ディナーショー最終日は地元で開催「横浜に帰ってきたぞ」

2022.12.28 22:00

3年ぶりにディナーショーを開催し、神戸、長崎、函館、横浜と港の見える街を巡ってきた近藤真彦。entax取材班は、12月27日の横浜ロイヤルパークホテル(神奈川県・横浜市)で、ディナーショー直前の近藤真彦を独占取材。地元・横浜で迎えた最終日を前に、ショーへの意気込みやファンへの思いなどを聞いた。

■横浜は生まれた場所。「帰ってきたぞ」という感じ

――12月12日の神戸からスタートした「Masahiko Kondo『Harbor Town Dinner Show 2022』」も最終日を迎えました。地元・横浜での本日のショーの意気込みを聞かせてください。

近藤 横浜は生まれた場所なので縁があります。育ったのは隣の町ですが、子どもの頃はよく親父の車でこのみなとみらい界隈、山下公園、マリンタワー、氷川丸あたりへ連れてきてもらいました。今日の会場近くの神奈川県民ホールではコンサートを何度かさせてもらいましたし、久々の横浜でのステージを楽しんでいます。横浜でのディナーショーは今日が2日目で、昨日もお客さんの反応がすごく良くて、最終日も楽しみですね。「横浜に帰ってきたぞ」という感じです。

■去年の11月から今までツアーをやり切れたのは奇跡に近い

――芸能活動の中でずっと続けてこられたディナーショーも、コロナの影響もあり3年ぶりの開催となりました。開催してみていかがでしたか?

近藤 ディナーショーの前に去年の11月からずっとツアーで全国を回ってきて、誰もコロナにかからず、延期も中止もなく開催し続けられたということは奇跡に近いですよね。年明けすぐに今度は野村義男と2人のツアーが始まるので、緊張感は持ち続けてやっていきます。僕がコロナや病気になれば休まなければいけないので、絶対に健康でいるという緊張を持って春まで続くツアーをやり切らないと、せっかくチケットを取ってくれたファンの人もいっぱいいるので……なんとか乗り切りたいです。

ニュースで色んなアーティストの方の公演が体調不良で延期や中止になったのを見る度に、明日は我が身と思ってすごくドキドキします。でも、もし万が一僕や周りの人、ファンの人がかかったとしても、誰の責任でもありません。そういう意味では、自分で注意していくしかないかなと思っています。

■まだまだコンサートを続けられるだけの曲がいっぱいある

――惜しくも抽選でチケットが手に入らず、今回のディナーショーに来られなかったファンの方へメッセージをお願いします。

近藤 僕の立場からすると、抽選になるくらい人気のステージになったというのはすごく嬉しいことですが、ファンの人からしたら「また外れた」という気持ちになるかもしれません。だから今後もいいコンサートを開催して、継続的にやっていくという力がファンの人を呼ぶ力となるのではないでしょうか。今度のよっちゃん(野村義男)とのツアーは北海道から沖縄まで日本全国を巡るので、ファンのみんなが待っていてくれるようなツアーになると思います。

来られなかった人には本当に申し訳ないのですが、今回のツアー以降、コンサートをやめるわけではないので、まだまだいいコンサートができるようにしたいです。僕にはそれだけの曲がいっぱいあるので、それをどんどん披露していきたいですし、懐かしい曲をみんなに聴いてもらって、若い頃に気持ちを取り戻していただきたいです。

一方で新しいものにもチャレンジしていきたいと思っています。こうしてツアーを続けていると新しいスタッフも増えてくるので、『じゃあマッチあれやりましょう』と提案してくれるブレーンが増えてきてくれています。去年の11月に『ReSTART』と題したコンサートが始まったところから、またいい雰囲気でリスタートできて、加速しているな、と感じています。

■僕のファンの反応を見て行って

――この後、ディナーショーも拝見してライブレポを書かせていただきます。

近藤 ぜひ、僕のファンの人の反応を見ていってください。40年以上応援してくれている人が多いので、僕のファンの人の反応をぜひ見ていってください。でも不思議なのは、「初めてディナーショーを観に行きます」という方も結構いますし、「30年ぶりにコンサートに行きます」という方もいらっしゃること。この現象がなぜか、ちょっと僕にはわからないんだよね。30年ぶりのファンがなぜ目を覚ましてくれて「またマッチのコンサートへ行こう」と思ってくださったのか。

ただ、一生懸命コンサートをやっていたら、SNSの力もあって「いいステージだよ」という噂が広がってきているのかなって。昔だったらあまり伝わらないじゃないですか。「マッチのコンサートがまた始まってすごく楽しいよ」という生の声は。そこはSNSでバーっと広がっているのかなと思います。

■来年も“二刀流”で頑張っていく

――2023年はどんな予定ですか?

近藤 とにかく春まで決まっているツアーは全力で突っ走っていきます。ツアーが終わった段階でもう一度周囲を見て、状況を整理しようと思います。そこから今度はレースが始まるので、レースの仕事を進めながら芸能の方をどう進めていくかはスタッフと相談しながらやっていきたいです。今風に言うと「二刀流」なんだけど、昔風に言うと「二足の草鞋」です(笑)。これで何とか頑張っていきたいです。

――以前のインタビューで、野村義男さんからギターを習っているというお話がありましたが、今後披露されるご予定はありますか?

近藤 いやー、ギターやりたいと思ってはいるのですが、とても忙しくて練習する時間が取れなくて…。でも、よっちゃんとのツアーも長くなりますし、よっちゃんと買ったギター2本が宝物として我が家にあるので、いつか披露したいです。今度よっちゃんも取材してあげてください。すごくおしゃべりなので(笑)。

【近藤真彦Profile】
1964年生まれ。神奈川県出身。1979年TBSのテレビドラマ『3年B組金八先生』の生徒・星野清役でデビュー。1980年『スニーカーぶる〜す』でソロ歌手としてデビュー。1987年には『愚か者』で第29回日本レコード大賞を受賞した。レーサーとしても活躍し、2000年からレーシングチームの監督兼代表取締役社長を務める。

【Information】
『MasahikoとYoshio Live Tour 2023』2023年1月5日〜2月5日
追加公演:2023年3月3日
https://www.curtaincall.tokyo/mk-program_masahiko_to_yoshio_live_tour_2023/

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