総距離475kmをチャリで駆け抜けた国元梨紗　番組卒業前に最後の過酷チャレンジ

かまいたちと指原莉乃がMCを務める『超無敵クラス』が3月10日に放送され、3月で番組を卒業する国本梨紗（りさ）が「やり残したことがあるので、達成してから卒業しようと思って」とやってきたのが宮崎県日向市。

人気コーナー『チャリ通ジャーニー』で2年6か月にわたって長距離チャリ通高校生に密着してきたりさ。日向市は『チャリ通ジャーニー』の原点。懐かしのコースを走りながら「すべてが未知でめっちゃ緊張していたけど、鎌野くんの話がおもしろくて」と1回目のチャリ通高校生・鎌野くんとの思い出を振り返る。

当時のVTRが流れ、りさが「髪しばってもいい？」と髪をしばると、鎌野くんが「髪しばると雰囲気変わる」というやりとりを、スタジオで見ていたかまいたち・山内健司も「出た！伝説のシーン」と興奮。

続いては思い出の“坂”。当時は坂に大苦戦し、途中で鎌野くんに自転車を押してもらったが、今では“坂”ならスイスイこぎ進む。その“坂”を上り切ると、そこには絶景の『クルスの海』が見える。

他にも、高知県四万十市で獅門くんと行った沈下橋や、見渡す限りに広がる北海道の小麦畑、宮崎県佐土原の海など、数々の絶景を目にしてきたりさ。チャリ通高校生の誰もが「チャリ通する中で触れる地元の景色に誇りを持っていて」と語り、一方で自分は「自分の周りのいろんなものに感謝できてなかった」と反省。「チャリ通を通じて、大事なのは地元への愛なんだと気付いた」という。

そんなチャリ通ジャーニーの中で、りさが一番強烈だったと感じているのが、過去2回密着した徳島県徳島市の高校生・矢不（やぶ）くん。その人柄について「あんなに熱い男に出会ったのは初めて」と評す矢不くんは、高校に入学してすぐに父親が他界。以来、朝から晩まで働くお母さんに少しでも負担をかけまいと、父の形見の自転車で長距離チャリ通を続けていた。

その後、卒業式の日に2度目の登場をした矢不くんだが、3年間の長距離チャリ通の集大成といってとんでもない行動に。「最後ぐらい走らんとね」と形見の自転車を置いて、自らの足で26キロ先の学校まで走るという挑戦し見事に走りきった。

女子校出身だという山本彩も「ここでしか得られない養分があるなと思ってる」とコメント。

りさの最後のチャレンジもいよいよ佳境に突入。そこは、急勾配が1kmも続く超過酷な“坂”。この“坂”は、鎌野くんがチャリ通最後の日に「自分を試すために、足を突かずに登り切りたい」と挑んだ“坂”。しかし鎌野くんの自転車がパンクするアクシデント。それでも諦めきれない鎌野くんはりさの自転車を借りて続け見事成功した。

りさにとっては『チャリ通ジャーニー』で上れなかった“坂”のまま。それが心残りになっていて「最後は上り切って、スッキリした終わり方にしたい」と今回の挑戦の理由を語った。

総距離475kmの通学路を走り抜けたりさの最後の戦い。途中何度も立ち止まるが、チャリ通を共にした仲間の励ましを胸に、ペダルをこぎ続ける。そして、ついに自らの力で頂上へ。こうして、2年6か月の『チャリ通ジャーニー』すべての“坂”を上り切った。

過酷な挑戦をやり遂げたりさの姿にスタジオメンバーも感動の涙を流す中、矢不くんがVTRでサプライズ登場。高校卒業後、自衛官を目指して訓練しているという矢不くんは、「卒業おめでとうございます。僕は自衛官、梨紗さんはタレントとしてお互い精一杯がんばっていきましょう」と番組を巣立つ梨紗へエールを送った。

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写真提供：（C）日テレ