由薫、デジタル総再生数4億回を突破!大ヒット曲『星月夜』生披露 「自分の中での集大成が1個できた」

2024.3.1 12:05

シンガー・ソングライターの由薫が2月7日(水)日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/あさ9時~)の『boom boom!』コーナーに初の生出演。吉高由里子・北村匠海共演のドラマの主題歌として話題となった『星月夜』を生披露。さらに、日本一酸っぱい食べ物に挑戦。entaxでは出演直後インタビューを行った。

『星月夜』がデジタル総再生数が4億回を突破し、音楽チャートでは25冠の大ヒットとなった、シンガーゾングライターの由薫。幼少期をアメリカ、スイスで過ごし、邦楽・洋楽問わずさまざまな音楽に触れて成長。ギターを手にしたことで、楽曲制作に没頭した。2022年6月にデビューを果たし、ONE OK ROCKのToru(Gt)が「歌う前の息遣いまで魅力」と評価し、楽曲をプロデュース。世界的に有名なロックバンド・MONKEY MAJIKも楽曲をプロデュースしているなど、さまざまなアーティストを魅了する最大の武器は、透き通るようなはかなく切ない歌声。デビューから1年半にもかかわらず、数々のドラマやアニメの主題歌にも起用され、アメリカ最大級の音楽イベント『サウス・バイ・サウスウエスト』に出演するなど、由薫の活躍は勢いが止まらない。

◆大ヒット曲『星月夜』生披露

今回披露した楽曲は、2023年放送の吉高由里子と北村匠海が共演したドラマ『星降る夜に』の主題歌で大ヒットとなった『星月夜』。Toru(ONE OK ROCK)がプロデュースした楽曲で、胸の奥をぎゅっとつかむ切ないメロディ。タイトルの意味通り、“月が出ていない晩を優しく照らしてくれるあまたの星”のような極上のバラードとなっている。サビの「星降る夜に」というフレーズが印象に残るラブソング。

由薫が笑顔を見せつつ歌唱スタンバイに入ると、スタジオがゆったりとした空気に包まれた。静かに真っ直ぐ前を向きながら呼吸を整え、『星月夜』をテレビ生披露した。

生披露を終えると、透き通る歌声と情景を想起させる印象的な歌詞とメロディーに、スタジオは拍手に包まれた。MCの南海キャンディーズ・山里亮太は「包まれた~~」と由薫の歌声が心に響いた様子。同じくMCの武田真一は「息遣いが本当に素敵。歌ってらっしゃらない時も波動を感じるような」としみじみとした表情で絶賛した。

「基本的に夜型なのでどうしようと思ったんですけど…」と話す由薫は、「スタジオが温かい雰囲気で、安心して歌うことができました、おかげさまでっ」と歌唱時は見せなかったかわいらしい笑みがこぼれた。水曜メンバーで映画監督の安藤桃子は両腕を広げ、斜め上を見つめながら「“ネイチャ~”、“心のふるさとに~”みたいな。聴いていて気持ちが良かった」と歌声に感動。由薫の魅力の一つ、はかなくも力強い歌声がスタジオごと包み込み、心に深く響いた。

◆日本一酸っぱい!?梅肉エキスに挑戦

その美声の秘訣(ひけつ)は“酸っぱいものを食べまくる!”と紹介。由薫は「梅干しとかお酢が大好きで。声を出すためというよりは、元気でいるため。歌う前にレモンのめちゃくちゃ酸っぱいものを飲んで、気合いを入れる」と落ち着いた雰囲気の由薫から意外な回答が。山里が「罰ゲームじゃなくて?」と不思議そうに質問すると、由薫は笑いながら深くうなずいた。

すると、日本一酸っぱいと言われている梅肉エキスがスタジオに登場し、由薫とDayDay.メンバーが挑戦することに。由薫は笑顔で「すごーい」と拍手するが、武田と山里はあまり食べたくない表情で苦笑い。

(左から)由薫、武田真一、山里亮太

「すごい楽しみ」と由薫が一口。ハッと目を見開き「あっ酸っぱいです」と驚きながらも自然なリアクション。普段から酸っぱいものを食べている由薫と違い、DayDay.メンバーは「酸っぱ!」「うわ~!」と顔をゆがませたり、足をじたばた。むせてすぐにお茶を飲む場面など、酸っぱさに耐えられないリアクションに笑いが起こった。

(左から)梅エキスを食べてリアクションする由薫、武田真一、山里亮太

しかし由薫は目を輝かせながら「これを求めてました」とDayDay.メンバーと全く異なる感想で、「でも一瞬しゃべれなくなるくらいの酸っぱさですね。口に入れた瞬間の酸っぱさは今まで食べた中で一番です」と話しながらも「おいしい!ちょっと(この梅肉を)チェックしたいと思います」とうれしそうな笑顔を見せ、スタジオは驚いた。

最後に由薫は視聴者に「『星月夜』という曲もたくさんの方に聴いていただいて、たくさんの思いを乗せていただいたことを実感しています。これからも心に寄り添えたり、日常に寄り添える曲を作れるように頑張りますので、これからも聴いて欲しいです」とメッセージを送り、コーナーを締めくくった。

◆番組出演直後、entaxでは由薫に独占インタビュー

――初出演となった『DayDay.』はいかがでしたか?

すごく短い時間でしたけど、スタジオの雰囲気とか独特の朝の感じで『星月夜』を歌うことができて、楽しい経験になりました。酸っぱいものも食べて…ちょっと…それも楽しかったです(笑)

――山里さんはむせていましたが、酸っぱさは耐えられるほどでしたか?

口に入れた瞬間がすごい…ものすごい酸っぱかったんですけど、後味がすごくおいしくて、これはクセになりそうだなと思いました(笑)

(左から)梅エキスを食べてうれしそうな由薫、武田真一、酸っぱさ耐えきれない表情の山里亮太

――今回披露された楽曲『星月夜』の歌詞「ただあなたに会いたい」から「会いたいが積もるばかり」に心情、思いが濃く変化する部分で一気に歌詞の物語に惹き込まれました。作詞をする上で、特に意識したことは?

“命”がテーマの一つとなっているドラマだったので、そこに関連するものとして“名前”をテーマにして歌詞を作ろうと思いました。なぜかというと、登場人物がいっぱいドラマに出てくるけど、みんなそれぞれの物語があって、そこに一人一人にちゃんと合うような曲になったらいいなと思って、歌詞を書いていきました。「積もる」とか、そういう言葉を使ったのは、冬の雪の情景とかをちょっと意識したところもあります。

――1stアルバム『Brighter』について、ONE OK ROCKのToruさんがプロデュース、スウェーデンで楽曲制作されたりと、様々なチャレンジがあったと伺いました。制作に入ったときは、どんなアルバムのイメージがありましたか?

メジャーデビューしてからリリースする曲の中で、自分のことを客観的に見つめ直して、作っていったのが今回の初めてのアルバムです。作る中でわかっていったことは、自分の表現したい世界観とか、そういうものがどういうものなのか。リリースした曲を見つめ直して、『Brighter』というタイトルを思いついて。やっぱり『星月夜』とか、空を見上げるような曲がたくさんあることに気づいて、より明るいところに行くっていう強い決意を込められたらなと思って、アルバム制作を進めました。

――楽曲はどのように制作を進めていますか?

作詞だけしている曲は、音楽がある程度出来上がってから歌詞を付けるので、曲のアレンジの世界観だったり、音にすごく影響されて歌詞を書くことが多いです。後から歌詞を付ける方が大変で、たくさん考えて書くことが多いなと思います。

――『sugar』『brighter』など、作詞作曲をされている曲は?

メロディーと歌詞を同時に書くことが多いです。全部同時並行で進めるので、それはそれで大変だけど、考えるというよりは、自然に出るものを書きます。それが、作詞作曲と作詞だけの違いかなと思います。

――1stアルバム『Brighter』の中でー番思い入れのある楽曲は?

最後に入れた12曲目の『brighter』という曲が、アルバムのために書いた曲で、このアルバムを作ろうと思わなかったら、そもそも作ることがなかった曲で、そういう意味では聴いてくれる人が楽しんでもらえたらなと思っています。

――最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。

メジャーデビューして1年半ほど経って、アルバムをリリースすることができて、自分の中での集大成が1個できたような感じがします。でもやっぱり、これからの活動にとってもすごく大事な1枚になったなと思っていて、でも満足せずに、更に良い曲を作れるように、良い音楽をお届けできるように、頑張りたいと思っています!ぜひ楽しみにしていて欲しいです!

【リリース情報】
1stアルバム『Brighter』発売中

写真:©entax

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