『世界一受けたい』体内の“やせ細胞”を活性化させ、ジョギング30分相当のカロリーを消費させるには?
2024.2.13 11:15古今東西の名物講師が登場し自ら“使える学問”を講義する『世界一受けたい授業』が10日に放送された。『日常生活でわかる「太る人・やせる人」の違い 第3弾』という講義では、専門家が些細(ささい)な生活習慣から、太る人とやせる人との違いを徹底解説した。
まず取り上げられたのは、防寒対策に関する話題。実は、普段から防寒対策をバッチリしている人よりも、少し薄着で過ごしている人の方がやせやすいという。(※人によって効果に差があります。)薄着などで適度な寒冷刺激を加えると、体内では“やせ細胞”と呼ばれる『褐色脂肪細胞』が活性化するそうで、体温を一定に保つ働きのあるこの細胞が寒さを感じると、熱を作ろうと脂肪を燃焼させるのだという。1日薄着でいた場合に消費するカロリーは約300キロカロリーであり、30分程度のジョギングに相当するそうだ。 (※少し肌寒いと感じる程度(室温16~19℃)にし無理をしないで行ってください。)
食事に関するやせやすい習慣として紹介されたのは、『いただきます』を言うということ。『いただきます』や『ごちそうさま』を言うことで食事にけじめがつき、ダラダラと食べ続けることが少なくなるという。ダラダラと食べ続けると食事量が増えるだけでなく、糖を脂肪に変えるインスリンも長時間分泌されるため、肥満につながってしまう危険性がある。
またダイエットなどでつい抜いてしまいがちな朝食も、食べないことで逆に太ってしまう場合があるという。マウスを使った実験では、朝食を食べないマウスは食べたマウスに比べて体重の増加率が35パーセントも高く、筋肉量は6バーセントも減少していたそうで、朝食には体内時計を正確にすることで肥満を予防する働きがあることがわかったそうだ。また朝食に、赤身肉など高タンパクかつ消化にエネルギーが必要な食べ物を摂ることも体重の減少に効果があると専門家は語った。
ファッションでも太る人とやせる人の差があるそうで、服を買うときに試着をしない人は、自らのスタイルのイメージを把握することができず、やせにくくなるという。そのほか家の中で姿見を目につくところに置いておくだけで、減量効果があったという研究結果もあるそうだ。ダイエットに成功した際には、ジャストサイズの服を買うとその後の体型の変化に気が付きやすくなることが紹介されると、スタジオゲストの俳優・門脇麦は「そりゃそうか」と納得。フリーアナウンサーの吉田明世も、「確かにゴムに甘えちゃいますね」とウエストにストレッチのないボトムスをすすめる専門家の意見にうなずいた。