ムロツヨシ、女子校生500人の待つ学校へサプライズ訪問、学生からの質問で芸能界に入った理由を明かす
2024.1.31 16:00俳優のムロツヨシが主演映画『身代わり忠臣蔵』の公開直前イベントで29日に都内の学校をサプライズ訪問。約500人の女子校生の大歓声にタジタジになりながらも生徒たちの質疑応答に応じ、会場を盛り上げた。
2月9日に公開される映画『身代わり忠臣蔵』。大石内蔵助(おおいしくらのすけ)率いる忠義の赤穂浪士達が、亡き殿・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の仇である吉良上野介(きらこうずけのすけ)への討入を成し遂げ、見事な最後を迎える胸熱の国民的時代劇『忠臣蔵』が、新たな登場人物と共に、令和の時代に蘇る。
この日は映画公開を控え、都内の普連土学園中学校・高等学校の講堂にて、『身代わり忠臣蔵』の上映会を実施。その会場にムロがサプライズで登場。すると会場には黄色い歓声が響き渡り、映画を見た生徒たちから「最高―――!!!」と絶賛の声を受け、うれしそうに笑顔をみせるムロ。そして「質問があったら挙手してね」と質問コーナーがスタートした。
1人目の生徒が「撮影で一番大変だったこと」を尋ねると、ムロは「“川”です。去年の1月に撮影しているんです。極寒で、川からあがった時は凍え死にそうでした。あのシーンが一番辛かったです~」と当日の心境とともに伝えた。
さらに「撮影の裏話」についても質問が。誰とのエピソードか確認すると、講堂内には判別しきれないほど声があふれ、「瑛太、瑛太、林遣都、林遣都……」と混乱し始めるムロだったが、桔梗役の川口春奈とのエピソードを話すことに。「川口春奈ちゃんとは10年ぶりくらいの共演で、モニタリングにいつも出演してくれてありがとうございますって言ってくれて…」と感謝されたことをうれしそうに振り返る。そしてこの1問を皮切りに、ものすごい勢いで手が挙がり始め、誰をあてるか責任重大な役目を背負うことになるムロ。
今度は林遣都について答えると「林君とは2回目の共演で、この作品で身代わりとなる理由付けの大事なシーンを一緒に演じました。笑いが起きるように林君と監督と話し合った。鞭(むち)打ちのリアクションは自由に演じていて、良さげな表情は林君ならではです」と明かした。
そしてムロ自身への質問も飛び交い、「芸能界に入った理由」について尋ねられると、「受験で浪人して、頑張って勉強して大学に入ったんです。僕は学歴のために大学行ったけれど、学校内には(将来の)目的を持っている学生もいて。そんな彼らがカッコよくて感化されてから、自分は何をやりたいのか考え始めました。そして、舞台をみた時に僕はあっち側に行きたいって思った。申し訳ないけれど、大学を辞めて役者になるためにバイトを始めた。もしやりたいことがあったら、いろんな道を探していただきたい」と自身の学生時代を振り返った。
そして、受験が控えているという生徒に向かって、「その先には面白いことが待っているので、頑張ってください」とエールを送った。最後、生徒からムロへ感謝の花束が贈呈され、「ありがとうございました!また会えますように」と大きな歓声と大きな拍手に包まれながら、イベントは幕を閉じた。