愛媛県宇和島で真珠を生み出す『アコヤ貝』の貝柱が絶品珍味に!その手間ひまかけた養殖方法に驚き
2024.1.28 11:45お笑いコンビのコロコロチキチキペッパーズのナダルと西野創人が、1月27日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。宮川大輔とともに愛媛県宇和島市を訪れ、真珠を作る奇跡の貝・『アコヤ貝の貝柱』を収穫した。
宇和島で宮川ら一行を出迎えた名人が案内したのは、真珠のジュエリーショップ。ここで今回の食材が真珠を生み出すアコヤ貝だと明かされると、ナダルは「初めて食べる」と驚きの声をあげた。名人によれば、アコヤ貝の身はそれほどおいしくないが、貝柱が絶品なのだそうで、なんと1kg1万円で取引されることもある高級食材だ。
早速、真珠の養殖場まで船で向かった一行。宇和海は日本屈指のリアス式海岸を誇り、湾内は一年を通して波が低く穏やかであるうえに、黒潮が流れ込むことでプランクトンも豊富なため、アコヤ貝養殖に適しているのだという。
そもそも真珠の養殖は、毎年4〜9月に淡水に生息する貝の殻を丸く削った核をアコヤ貝に入れるところから始まる。その際、核を異物として吐き出してしまわないように別のアコヤ貝の細胞を合わせて入れ込むことで、細胞が核を覆う袋を作り、その上から真珠のもととなるカルシウム成分を分泌してコーティング。約1年かけて純白の真珠が出来上がるのだという。
名人に方法を教わり、真珠を取り出す『珠出し』に挑戦した3人。養殖の過程でアコヤ貝が真珠を吐き出してしまうことはあるそうで、収穫した貝に真珠が含まれている可能性は約50%だというが、見事3人とも真珠を取り出すことに成功した。宮川は「あったあったあった」と何度も連呼し、西野も「スゲー奇麗」と笑顔。ナダルも大きく目を見開き、大粒の真珠に大興奮の様子だった。
名人は大粒の真珠を収穫するため、1週間に1度貝を揚げて殻に付着した汚れや他の微生物を掃除するという。手間をかけて育てられたアコヤ貝は、貝柱も極上の歯ごたえで、船上でとれたての貝柱を生のまま食べた宮川は、「ホタテの貝柱とかよりも、もっとこうギュッとしてる」食感に驚き、ナダルも「サクサクしてる」と独特な歯ごたえを楽しんだ。アコヤ貝の貝柱は、コクやうま味の元となるグリコーゲンという成分の含有量はホタテ貝より多く含まれ、西野は「うま味がエグい。白飯めっちゃいきたい、だいぶ味濃い」とかめばかむほど広がるアコヤ貝の濃厚な風味に舌鼓を打った。「この貝柱はうますぎる」と語る3人は、その後貝柱を使った絶品地元料理を待ちわびた。