『DASH』福岡の離島で超濃厚な『がぜみそ』に遭遇 あの“海の高級食材”と白みそで貴重な珍味が
2024.1.22 08:30TOKIO・国分太一とSixTONES・森本慎太郎が1月21日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演。農林水産省の郷土料理リストに掲載されていない“未知の郷土料理”を探す『DASHメシ遺産』で、福岡県の宗像(むなかた)大島を訪れた。
民宿で聞いた『きらきらご飯』という名前を手掛かりに情報収集を進める国分と森本。干潮の時にだけ現れる“海の道”にいたカップルに聞くと、彼氏のコウタロウくんは『きらきらご飯』は知らなかったものの『おきゅうと』について教えてくれた。比較的メジャーな郷土料理だったが食べたことのない2人は『おきゅうと』を食べてみることに。
作ってくれるのはコウタロウくんの幼なじみの母親であるマサミちゃん。電話で話を聞くと2人が探していた『きらきらご飯』は『“きなきな”ご飯』の間違いであったことが判明。『おきゅうと』ができるのを待つ間、『きなきなご飯』を作ってくれる家に行くことに。
作ってくれるタカコさんはコウタロウくんの保育園時代の先生。14年ぶりの再会を喜びつつ、快く『きなきなご飯』を作ってくれた。庭に生えているくちなしの実を刻んでお湯に入れると黄色い色素が出てくる。これをご飯に混ぜて、塩で味付けをして炊き上げるというシンプルなご飯。くちなしの色素がご飯を黄色くするため方言で“黄色い”ことを表す“きなきな”という名前がついたといい、お祝い事のある時に食べる料理だった。ほのかに香るくちなしの香りと絶妙な塩加減がおいしいこの料理は農林水産省のリストには入っていなかった。
今度は『おきゅうと』を作ってくれていたマサミちゃんを訪ねる一行。道すがら情報を得ていた『がぜみそ』もマサミちゃんの家にあったため、一緒に食べさせてもらうことに。『おきゅうと』は海岸でとれる海藻“おきゅうと草”を乾燥させた後に1時間煮詰め、どろどろになったものを冷やして固めた料理。海藻の風味を存分に堪能できておいしいのだが、これは福岡ではスーパーでも売られているという超メジャーな郷土料理。
続いて出てきた『がぜみそ』の“がぜ”とは近海でとれるムラサキウニのことで、これを1時間煮込み、取り出した身と内臓に白みそを加え、なめらかになるまで混ぜたのが『がぜみそ』。たくさんとれたウニを保存するために生まれた料理で、3月に行われる桃の節句に合わせてひし餅に塗って食べることが多いのだそう。
一口食べた国分が「うわぁ!ウニだ!めっちゃウニ!」と声をあげるほど濃厚なウニの風味と白みその塩味がマッチした、ぜい沢な味なのだが、作るのに大量のウニが必要でさらに手間もかかるため、作る人が年々減ってきているのだとか。農林水産省のリストにも掲載されておらず、とても貴重な『メシ遺産』との出会いとなった。
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