『DASH』玄界灘(げんかいなだ)で郷土料理『クロアナゴの鍋』を発見 プリプリの脂身とコリコリの内臓に「うまい!」連発

2024.1.21 19:58

TOKIO・国分太一とSixTONES・森本慎太郎が1月21日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演。農林水産省の郷土料理リストに掲載されていない“未知の郷土料理”を探す『DASHメシ遺産』で、福岡県の宗像(むなかた)大島を訪れた。

『宗像大島』

福岡最大の有人島である宗像大島の人口は約570人。その半数が漁業を営んでおり、港には約130隻の船が。というのも、この島が位置する玄界灘(げんかいなだ)は暖流と寒流がぶつかる“潮目”にあたり、絶好の漁場として知られている。

魚介の宝庫であるこの島で早速情報収集と思いきや、雨の中でのロケだったこともあってか人影がほとんど見えない苦しい状況。それでもすれ違った車の運転手さんに聞いてみたところ、『とうへい鍋』という鍋料理を教えてもらうことに成功。

一般の家庭ではなかなか作られなくなったという『とうへい鍋』を求めて、一行は島の反対側に位置する民宿に移動する。そこで出てきた食材はクロアナゴ。玄界灘では高級魚であるクエを狙ったはえ縄漁が行われているのだが、その網にかかったクロアナゴを使った鍋料理がこの『とうへい鍋』だという。一般的なアナゴの3倍もの大きさのあるクロアナゴは、漁師たちにとっては冬の貴重なタンパク源として食べ継がれてきたのだ。ちなみに『とうへい』とはハワイの言葉でクロアナゴを指すそうで、戦前にこの地方に呼び名が伝わったといわれている。

味噌(みそ)仕立ての鍋の中にぶつ切りにした『とうへい』(クロアナゴ)を入れ、火にかけること5分。火の通った身はホクホクで、皮との間にはプリプリの脂が。脂身の部分はまるで上物のホルモンのようで、さらに内臓部分はコリコリの歯ごたえを楽しむこともできる。1杯の鍋でいくつもの食感を味わえるこの料理に、国分も森本も「うーまいっ!」を連発。

さらに、民宿のご主人夫妻からのご厚意“やさしさ遺産”として、この民宿で開発された新メニューの『姫丼』も登場。これはブリとイカの乗ったどんぶりの上に、ご当地でとれたメカブの仲間である海藻『アカモク』をたっぷりとかけた一杯。しゃきしゃきの食感と強い粘りが楽しめるアカモクはブリとイカを追いやって十分主役になりうる味で、〆にカツオと昆布のだしをかけていただくとさらに絶品になった。

『ブリの煮つけとアカモク』

肝心の『とうへい鍋』は残念ながら農林水産省のリストに掲載済みで、国分も「これはそんな気がしました」と結果に納得していた。森本も「これだけ幸せにしてくれるんだったら(リストに)載っていていいですよね」と大満足だった。

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写真提供:(C)日テレ

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