劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』 “20年越し完結作”の仕上がりに歴代主題歌を歌う西川貴教も「感無量」
2024.1.16 13:451月26日(金)より全国で公開される劇場版『機動戦⼠ガンダムSEED FREEDOM』。本作の完成を記念した会見イベントが1月10日(水)に都内で行われ、主要キャストである保志総⼀朗(キラ・ヤマト役)、⽥中理恵(ラクス・クライン役)、鈴村健⼀(シン・アスカ役)、下野 紘(オルフェ・ラム・タオ役)、森崎ウィン(グリフィン・アルバレスト役)に加え、主題歌を担当する⻄川貴教、そして福⽥⼰津央監督、仲 寿和プロデューサーが登壇。2002年から続くシリーズを振り返りつつ、ついに完成した本作への思いを語った。
■最高視聴率8.2% 約20年続く『ガンダムSEED』シリーズ
2002年10⽉より全50話で放送されたTVアニメ『機動戦⼠ガンダムSEED』は当時の若い世代に向けて制作され、21世紀最初のガンダムシリーズとして始まった。これまでのファン層に加えて多くの⼥性層を獲得し、最⾼視聴率は8.0%。⼩学⽣を中⼼に第⼆次ガンプラブームを巻き起こし、新世代のガンダムシリーズとして⼀世を⾵靡(ふうび)した。
2004年10⽉からは続編『機動戦⼠ガンダムSEED DESTINY』が放送開始され、前作の『SEED』を上回る最⾼視聴率8.2%を獲得。シリーズ累計のパッケージ販売数は400万本を超えるほか、2021年には中国・上海に「実物⼤フリーダムガンダム⽴像」が設置されるなど、約20年続くシリーズながら今なお人気を博している。今回の劇場版は、本シリーズの正統続編にして完結作となっている。
■歴代主題歌を担当してきた西川「感無量」
イベントの冒頭、大勢のファンで埋め尽くされた会場に保志総一朗ら主要キャストと制作陣が登場。あふれんばかりの拍手の中、まずは一言ずつ挨拶をすることに。
主人公キラ・ヤマト役の保志総一朗は「いよいよ完成したということで僕も楽しみにしております」と今の心境を明かした上で、「皆さん、(公開まで)もう少しです!」と集まったファンへ呼びかけた。そしてキラと恋仲にあるラクス・クライン役の田中理恵も「今日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます!楽しんでいってください」と、ファンへの感謝を述べつつ作品への確かな自信をのぞかせた。
一方『DESTINY』で主人公を務めたシン・アスカ役の鈴村健一は、着ていた服が偶然にも保志と似通ってしまったことに触れながら「これも運命。まさに“DESTINY”」とコメント。作品タイトルを自ら引用し、会場を沸かせた。
その後、本作からの新キャラクターを演じる下野と森崎も一言ずつあいさつを済ませると、順番は本作の主題歌「FREEDOM」を担当する西川貴教へ回る。西川はこれまで『SEED』シリーズの歴代主題歌を担当してきており、今回はさらに<⻄川貴教 with t.komuro>として⼩室哲哉との初コラボを実現している。あいさつの冒頭、西川は「やっと皆さんに作品をお届けすることができ本当にうれしく思っております、⻄川貴教です」と元気よく自己紹介。
続けて、約20年続くシリーズへの思いを語った。「この作品について、やるのか、やらないのか、やってないのか、忘れてしまったのか(笑)。⾔い続けて参りましたがこうやって皆様にご覧いただけるようになり感無量でございます。よろしくお願いいたします」
◆20年越しの新作も、西川「まるで、“続けて見た”ように感じられた」
イベントでは本作を⾒る前のポイントとして、会場内のモニターに『機動戦⼠ガンダムSEED』『機動戦⼠ガンダムSEED DESTINY』のダイジェスト映像が流れ、登場キャラクターの関係性や制作エピソードなどが語られた。
そしてトークは劇場版パートへ。ついに完成した本作『機動戦⼠ガンダムSEED FREEDOM』を一足早く鑑賞していた保志は、「アフレコの時は実際どうなるかまだまだわからない部分が多く、公開できるのかなという⼼配がありましたが、『完成してる!スゴかった!』というのが今⾔える感想です」と興奮気味にコメントした。
また⽥中も「涙腺崩壊しました。これからご覧になる⽅は最低3つポケットティッシュ持っていってください!」と作品の仕上がりを称賛。
鈴村も「『DESTINY』の時には⾃分が演じるので精⼀杯だったので冷静に⾒れなかったんですが、今回の『FREEDOM』を⾒た時に『あの時の“SEED ”だ』とめちゃくちゃ感じました。皆さん、ご安⼼ください、『SEED』『DESTINY』全部⼊ってます!待っていたものがそこにあるなと期待していただければと思います!」と⾃信を滲(にじ)ませた。
そんな中、主に主題歌を務めることで作品を支えてきた⻄川は「物語だけじゃなくて、キャストの皆さんの演技がみずみずしかったです」と、作品内のさまざまな要素が20年経っても色あせていないことを改めて強調。
「20年っていう時間ぎゅーっと縮まって、まるで続けて⾒たように感じられたのが僕にとって素晴らしい感動でした。たくさんの⽅に同じような経験をしていただければと思います」と、一ファンとしての思いも明かした。
『機動戦⼠ガンダムSEED FREEDOM』
公開:2024年1⽉26⽇(⾦)全国ロードショー
配給:バンダイナムコフィルムワークス、松⽵
■STORY
C.E.75、戦いはまだ続いていた。独⽴運動、ブルーコスモスによる侵攻……。事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちはその⼀員として各地の戦闘に介⼊する。そんな折、新興国ファウンデーションから、ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。
■公式SNS
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