アニメ『月が導く異世界道中 第二幕』 約2年半ぶりの続編スタート “恒例のエンディング”にファン歓喜

2024.1.11 18:30

2024年1月8日(月) よる11時、 TOKYO MX、BS日テレ他にてアニメ『月が導く異世界道中 第二幕』第一夜(話)が放送された。本作は、Webサイト「アルファポリス」刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー”で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。ある日突如としてオークや竜などが暮らす異世界へと飛ばされた平凡な男子高校生・深澄真(みすみ まこと)(声:花江夏樹)が、実は異世界出身者であった両親の足取りを追って旅を続けながら、時には人助けを、時には仲間を増やすなどして新たな人生を歩んでいく。第1夜(話)放送後のSNSでは「2期まってたよ安心のツキミチ」など、本作を楽しみにしていたファンの様子が目立ったほか、前作から恒例になったと言える“エンディング”に「やっぱりかw」と納得の声が上がった。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

■世直し道中、再び

第一夜(話)のタイトルは「え?荒城の月?」。ヒューマン(現代社会でいうところの人間)が暮らす街「オビット」に立ち寄った真(まこと)が、「“荒城の月”が攻めてくるのよ!」と騒ぎ立てる少女・ラナと出会うところから物語が展開していく。『荒城の月』といえば、かの有名な作曲家・瀧廉太郎が手がけた歌曲の名前。もともと現代人であった真ももちろんそのことを知っており、「僕の好きな曲じゃないか。“攻めて来る”って何!?」と驚く。少女から事情を聞くと、どうやらその名を語る“賊”が悪さを働いているようだった。

ラナが暮らす『タパ村』を訪れた真は、その惨状を目の当たりにする。罪のない人々が“見せしめ”として無残に命を奪われていた。真は異世界にやってきた際に身につけた能力【界(かい)】(自身を中心に適応範囲内の感知などが行える)を使って賊の潜伏場所を見つけ出すと、さっそく奇襲をかける。この世界での真は数多くの魔法を操る、隠れた実力者。仲間のハイランドオークの女性・エマ(声:早見沙織)から教わった炎の魔法と、もともと自身が得意とする弓術を組み合わせた“炎の弓矢”で敵を圧倒する。

あっさりと『荒城の月』を壊滅させることに成功した真は、瀕死(ひんし)の賊に伝える。「命まではとらない。ただ最後に一つ。今後は決して『荒城の月』を名乗るな……」。自身の好きな曲の題名が卑劣な賊なんかに使われることが、真は至極気に食わなかったのだ。

商人として旅を続ける真も、その金銭を狙う“不届き者”からしばしば狙われる

■エンディングは“水戸黄門” 1期から続く恒例に

今話のエンディングで流れたのは、水戸黄門でおなじみの「ああ人生に涙あり」を“ツキミチ”版にアレンジした楽曲。歌うのは真(声:花江夏樹)と、彼の従者である識(しき)(声:津田健次郎)。この“水戸黄門エンディング”は前作でも度々登場し、同じく従者の巴(ともえ)(声:佐倉綾音)と澪(みお)(声:鬼頭明里)の2人が歌うバージョンや、真1人だけで歌うバージョンもあった。

前作からの“恒例エンディング”にSNSでは、「やっぱりそれかーい!w」「まさか、津田健次郎さんの、ああ人生に涙ありが聞けるなんて……」と喜ぶファンの声が目立った。またYouTubeには、この第一夜特殊エンディング映像のノンクレジット版が公式よりアップされており、放送2日後の時点で約3万回再生されている。

『月が導く異世界道中 第二幕』公式HP
TVアニメ公式X
BS日テレ アニメにむちゅ~ 公式HP

ノンクレジット版第一夜特殊エンディング映像

画像提供:©あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中第二幕製作委員会

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