フジ新金9ドラマ『院内警察』第1話に“最終話の伏線”！？　瀬戸康史からのまさかの暴露に桐谷健太も衝撃「なんで俺知らないの？（笑）」

2024.1.10 13:15

病院内に設置された“院内交番”を舞台に敏腕院内刑事と天才外科医の正義が激突するフジテレビの新金9ドラマ『院内警察』が、2024年1月12日（金）よりスタートする。本作は2021年より青年漫画誌・ヤングチャンピオン（秋田書店）で連載中の『院内警察アスクレピオスの蛇』を原作とした医療エンターテインメントで、フジテレビ連ドラ初主演となる桐谷健太と自身初の外科医役を務める瀬戸康史が約5年ぶりに共演する。この度、撮影の合間を縫って行われた取材に桐谷と瀬戸の2人が劇中の衣装のまま登場。互いの役どころや作品の見どころ、さらに第1話で張られているという“最終話の伏線”までたっぷりと語った。

“院内交番”とは実際に一部の大学病院や国立病院に設置されている民間組織で、病院内で起こる患者同士のトラブル対処やクレーム対応、落とし物管理、人探しなどの交番と同じような業務を担う。主演の桐谷は、そんな院内交番に所属する元警視庁捜査一課・武良井治（むらい・おさむ）を、一方の瀬戸はドイツから帰国したばかりの若き天才外科医・榊原俊介（さかきばら・しゅんすけ）をそれぞれ演じる。一見全く関わりのない2人だが、両者の間には何かしらの“因縁”が感じられる……。

◆見どころ満載の新ドラマに桐谷＆瀬戸も意気込み　「推しキャラを見つけて」

取材が行われたのは、撮影がクランクインして3週間ほどの頃。第1話、第2話のシーンを撮影していた。本作の主人公・武良井を演じる桐谷は現状の“手応え”について、「いろんな役者さんたちと共演させていただいていますが、本当に1人1人の役が生き生きしていて、個性豊かで、でもちゃんとリアリティもあって、（作品として）期待できるなという思いがあります」と、確かな自信を見せた。また自身の役柄についても「この武良井という役はやっていてすごく役者冥利（みょうり）に尽きるというか、また今までとは一風変わった役ですし、やっていてやりがいを感じています」と意気込みのあるコメント。今まで多くの作品で多彩な役どころを務めてきた桐谷の新しい一面が見られそうだ。

本作で自身初の外科医役を務める瀬戸も、今回の役柄はかなり真新しい経験となっているようだった。「最近は映像でも舞台でも割とコメディーが多かったり、場を明るくするような役が多かったので、今回は演じていること自体もすごく楽しいですし、これからどうなっていくのかなとワクワクしています」と、本作のシリアスで謎を秘めたような役どころが早くも気に入っている様子。また現状は1人でのシーンが多いという瀬戸は、「まだ桐谷さんくらいしかほぼ絡んでないんですよ。これからいろんな人とどう絡んでいくのかなって、見られていないシーンも多いので、完成したものが楽しみです」と、笑顔を見せた。

そして来年1月の放送開始を前に第1話の見どころを聞かれた桐谷は、しばらく悩んだ後で「僕からは控えさせていただきます！」と潔い答えを出して会場を笑わせた。しかしこれには、隣に座っていた瀬戸も「仕方ないですね」と共感。登場キャラクターの多い本作では見どころとなるシーンも必然と増えており、厳選するのは難題のようだ。「見終わった人の心の中に残ったところが、その人の見どころだと思う」と話す桐谷は、ぜひどんなシーンが心に残ったのかを教えてほしいと呼びかけた。また瀬戸も、「それぞれの視聴者の方々の“この人推しで見よう！”みたいな人物を見つけてくれればと思います」と、本作の楽しみ方を1つ教えてくれた。

長濱ねるが演じる川本響子（かわもと・きょうこ）　院内交番の事務員として配属される

◆第1話から見逃せない、“伏線”の存在

院内交番に務める武良井と、天才外科医の榊原。一見何の関係もないように見える2人だが、劇中では至る場面で何かしらの“因縁”を感じさせる。1話ごとに大筋のストーリーはありながら、全体を通して徐々に2人を中心とした物語が描かれていくのも本作の魅力の1つだ。会見ではそんな重厚な物語をより楽しめる“ある情報”が、瀬戸の口から投じられた。「こないだ“最終話のカット”っていうのを撮ったんですよ。だから伏線はもうあります」。

瀬戸の何気ない一言に会場はもちろん、「え？なんで俺知らないの？（笑）」と隣にいた桐谷も驚いていた。瀬戸自身も詳細は知らされていないようで、「俺もそれがなんなのかちょっとよくわかってないけど、（スタッフが）言ってました。『最終話で使うやつを撮ります』って」と、少し興奮気味に続ける。会見の場に居合わせた制作プロデューサーによると、どうやらそれは「第1話に意味を持たせるために撮られたシーン」とのこと。いったい誰の、または何のシーンなのか。気になった人は、第1話から張られたその“伏線”をぜひ探してみてほしい。