花村想太&セントチヒロ・チッチ テレビ初“デュエット”歌唱で息ぴったりもお互いの第一印象は「人見知りーズ」
2023.12.19 13:15公開中の映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の吹き替えを担当している、5人組男性アーティストDa-iCEの花村想太と、今年6月にBiSHを解散後ソロ活動を開始したセントチヒロ・チッチが、12月7日(木)日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/あさ9時~)に生出演。アーティストがスペシャルライブを行う『boom boom!』コーナーで、劇中のデュエット曲『フォー・ア・モーメント』をテレビ初披露。entaxでは出演直後に2人にインタビューを行った。
この日は、映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』で声優に初挑戦した花村とチッチが『DayDay.』に生出演。
世界中を虜にしたファンタジー、ロアルド・ダール原作の児童小説『チョコレート工場の秘密』に登場するチョコレート工場の工場長ウィリー・ウォンカの青年期を描いた作品。亡き母との約束を果たすため、世界一のチョコ職人を夢見る主人公・ウォンカの夢のはじまりが明かされる。ウォンカ役を花村、夢を追う仲間のヌードル役をチッチが吹き替えを担当。
本作で声優初挑戦となった2人。花村は、男性では珍しいと言われる“4オクターブの高音ボイス”で聴く人を魅了するDa-iCEのボーカル兼パフォーマーで、楽曲制作も行っている。さらに今年、人気のブロードウェイミュージカル『RENT』の主演(マーク・コーエン役)を務めるなど、活躍の幅を広げている。
チッチは、今年6月東京ドーム公演で解散した“楽器を持たないパンクバンド”BiSHの元メンバー。今年8月にはソロプロジェクト“CENT”として1stアルバム『PER→CENT→AGE』を発売し、現在全国ツアーを開催するなど、本格的にソロ活動をスタートしている。
◆花村想太&セントチヒロ・チッチ デュエット曲『フォー・ア・モーメント』テレビ初生歌披露
今回披露するデュエット曲『フォー・ア・モーメント』は、映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の劇中歌で、2人はこの作品で歌声を披露している。
この楽曲についてチッチは「ウォンカとヌードルの気持ちが通じ合っていく大事な瞬間に歌う曲なので、今日も大切に歌いたいなと思っています」と思いを込め、2人は歌唱準備へ。スタンバイ中、花村とチッチは笑顔でアイコンタクトを取り、気持ちを整えパフォーマンスを披露した。
歌いながら見つめ合うなど、まさにウォンカとヌードルを感じさせるパフォーマンスを披露
生歌披露を終えると、歌で会話しているような息がぴったりのパフォーマンスにスタジオは拍手に包まれた。MCの武田真一は目を潤ませながら「また泣いてしまいました。2人の掛け合いがあの(映画の)シーンを思い出しました。素晴らしい」と絶賛。
今回2人での歌唱はテレビ初ということで花村は「チッチさんの声が切なくて、悲しそうな声なんですけど。その中で自分が元気を出させてあげなきゃいけないっていう青年(ウォンカ)のパワーを注入していくと、(チッチさんの)表情が変わっていくので、めちゃくちゃ本当にミュージカルをやっている気分でした」と笑顔を見せた。
チッチは「花村さんの声に包まれて、うっとりしながら歌っているんですけど、だんだん一緒に歌うにつれて本当に信頼関係が生まれているなって感じていて。とっても楽しかったです」とこの日一番の笑顔を見せた。
◆生出演直後、entaxが花村想太とセントチヒロ・チッチに独自インタビュー
――初出演となった『DayDay.』はいかがでしたか?
花村 (南海キャンディーズの)山里(亮太)さんとは何度かお仕事をご一緒させていただいているんですけど、やっぱり朝の番組だけあって、いつもよりもマジメな感じが伝わってきました(笑)僕もすごく緊張しちゃって、何かかたくなっちゃったんですけど、次はもうちょっとリラックスして出たいなって思いました。
チッチ 私は前番組(情報番組『スッキリ』) の時からお世話になっていて、とてもホームの気持ちで今日帰って来れたので、すごくほっとしましたし、毎朝見ている『DayDay.』に花村さんと一緒に出られてうれしかったので良い日でした♪
――今作で声優初挑戦でしたが、実際に挑戦していかがでしたか?
花村 本当不安でしかなかったんですけど、実際に(完成した映画の)映像を見たら色んな方のお力のおかげで素敵な作品になったなと思うので、改めて夢がかないましたし、明日(公開日)本当の意味で夢がかなうなと思います。
チッチ 私も夢の1つだった声のお仕事でこんなに素敵な作品の一員になれたことが人生の中でもとても大きなポイントになったなって思っていて。この映画が始まるまでの時間、皆さんと過ごす時間がとっても楽しくて、公開日まで待てないくらいワクワクしています。きっと多分おばあちゃんになるまでこの作品は自分の宝だろうなって思います。
――声優で難しかったこと、失敗したエピソードはありますか?
花村 序盤の方は緊張していたのもあって、空気感をつかむのがすごく難しくて、これで正しいのかなみたいな不安の中、監督さんがたくさん助けてくれたので。でも後半にいくにつれて、だんだんリラックスして自分なりのお芝居ができるようになったので、多分前半が一番大変だったと思います。とにかく初日が一番緊張して何やっても不安でした。でも、ウォンカも街に出てきて不安だったと思うし、新しいことに挑戦していたので、その不安感とか緊張感みたいなのが、実際ウォンカも感じていたりするのかなと思うとちょうど良かったなって思いました。
チッチ 普段、一定のテンションなタイプなので、「イヤッホー」みたいなところが一番難しくて。ぶち上げるところが。頑張りましたので、すごく注目ポイントです!
――今作で初共演ということですが、お互いの第一印象は?
花村 人見知りそうだなって思って。でも何度かごあいさつさせていただいていて、その時もそんなにたくさん話すっていうことではなかったので、「お久しぶりです」っていう気持ちもありつつ、「はじめまして」の気持ちも。何か心の内を知るのは初めてだったので。いろんな仕事をしていく中で、やっと普通に話せるようになってきたなっていう…我々多分“人見知りーズ”(笑)でも今は、歌も今日一番歌いやすかったですね!めちゃくちゃ気持ち良く歌えました。
チッチ 第一印象はちょっと怖かったです(笑)歌上手い人怖いから…。
花村 怖かった!?えー!なんでですか!?
チッチ BiSHってこもりがちなので、すごく何かに長けている人に恐怖を覚える時があるんです。“どうしよう、「お前なんかと…」とか思われていたら”と思う時があるんです。でもこれは本当に勝手な妄想なんです。でも花村さんは1発目で会話した時に「絶対良い人!」だって思って。私は結構すぐ「仲良くなりたい」って思ってすぐ心が開けました。本当に優しくてちゃんと褒めてくれるんですよ。褒められて伸びるタイプなので(笑)本当に人のことを見て言葉をくださる人なので、一緒にいる時間がなんかほっとするというか、とても相棒だなと思っています。
――映画を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
花村 この映画は、夢見ることから全てが始まるっていうことがテーマとなってスタートしている作品で。年齢問わず夢を探したくなるような心温まる、しかも前向きになれる映画になっています。是非、何か目標が見つからないなって方にも観ていただきたいですし、何か今頑張ってることがある方にも観ていただけたらうれしいなと思います。
チッチ 夢見ることの素晴らしさ、生きることを諦めないことの素晴らしさも教えてくださいます。生きる中で、実は幸せがたくさん目の前にあることにも気づかせてくれる素敵な作品だと思っていて、観終わった後にすごく幸せな気持ちになれたなと思っています。個性いっぱいのキャラクターと素敵な楽曲と素敵な映像美で、皆さんを包み込んでくれると思うので、是非劇場で楽しんでいただきたいです。
【映画情報】
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』公開中