山田裕貴 名優・役所広司の“ある演技”を密かに実践していたことを告白 聞いた本人は「うれしい」と笑顔
2023.12.15 13:30【ZIP!×entax】
日本テレビ系 朝の情報番組『ZIP!』の地上波未公開シーンをお届けするコラボ記事『ZIP!×entax』。今回は2023年の映画やドラマ、9 本に出演するなど、今年大活躍を見せた山田裕貴への番組単独インタビューをピックアップ。大河ドラマ『どうする家康』で共演した松本潤をはじめ、「素敵な出会いがあった」という2023年。初対面を果たした大御所俳優・役所広司には、彼の“ある演技”について語り合ったようだ。
◆大河で共演、松本潤から教わったこと
今年、映画にドラマに大忙しだった山田は、その中で一番印象的だったことを聞かれると「素敵な人たちに出会えたなっていうのはすごく思います」と回答。「普段は1人で考えるタイプなんですけど、まったく誰にもお芝居の話とかしないで、その場にいることが多いんで、何かそれはすごく良かったなと思います」と語った。
山田は続けて「どの仕事もそうだと思うんですけども、同じ職業にしか分からない苦労や葛藤があると思うので、プレイヤー同士で語り合ったりとか、先輩の話を聞いたりとか、何かそういう時間が多かった」と、しみじみ振り返る。
中でも特にお世話になった人を聞かれると、「やっぱり大河ドラマをやっていたので、松本潤さんにはお世話になりました」と、『どうする家康』で共演した松本を挙げた。どんな話をしたのかと質問を重ねられた山田は「2時間ぐらい(かけて話しても)いいですか?」とコメントし周囲を笑わせたが、その表情は真剣。「愛と、仲間、作品への熱意、そういったものを教わりました。その奥にいろんなドラマがあると思ってください」と、松本から教わった多くのことに感謝を寄せていた。
◆「〇〇をしない」名優・役所広司の演技を参考に
今年、圧倒的に活躍した人を表彰する『GQ MEN OF THE YEAR 2023』の1人に選ばれた山田裕貴。授賞式で会えてうれしかった人物について聞いてみると、大御所俳優・役所広司にあいさつした際のエピソードを披露した。
当時、山田と役所は初対面。緊張しながらあいさつをした山田に、役所は「大河終わったの?」と気さくに話しかけてくれたという。「えっ、見てる!」と、山田が感動していると、役所は「時々だけど(笑)」と、ユーモアたっぷりに付け加えたそうだ。
また山田は、役所の“ある演技”についてずっと気になっており、こんな質問をしたという。
「役所さんがお芝居される時に真剣なシーンで瞬(まばた)きをしないっていうのを大事にされているっていう話を聞いていたんで、それは本当なんですかっていうことを聞いたら、『以前、出会った監督に真剣なお芝居の時は集中が途切れるから瞬きするなって言われてたんだよ』と、おっしゃっていて……」
実は山田自身もその演技を実践しており、「集中するシリアスなシーンの時は、瞬きをしないようにしているんです」と役所に伝えたところ、笑顔で「うれしい」と応じてくれたそうだ。