アニメ『葬送のフリーレン』 勇者ヒンメルが銅像をたてる“本当の理由”に涙する人が続出「中身もイケメンかよ」

2023.10.24 06:30

かつてフリーレンと「魔王討伐の旅」を共にした勇者ヒンメル。自身を“イケメン”と認識している彼は各地にいくつもの銅像をたてていた。自分が納得のいくイケメン具合になるまで何度も作り直すなど異様なこだわりを見せるその様子は、視聴者からは単なる“ナルシスト“と思われていたに違いない。しかし第7話『おとぎ話のようなもの』でその真意が明かされると、視聴者からは驚きと感動の声が上がった。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆救われた人々にとっての“銅像”

勇者ヒンメルの死から28年後、「魂の眠る地(オレオール)」を目指し旅を続けるフリーレンとフェルン、そしてシュタルクの3人。とある街を訪れると、何やら荷馬車で賑わっている様子。そこではちょうど、「解放祭」の準備が進められていた。かつて「勇者一行」によって「魔族」が倒された日を記念し、一年に一度、街の中心にたてられたヒンメルたちの像を飾り付けて盛大に祝うのだという。

当時の“戦い”を思い出したフリーレンが「人間は大げさだね。何でもかんでも祭りにしたがる」とこぼすと、街の人は「魔族が倒されたのはもう80年以上も前になります。人間にとって何かを忘れ去るのに十分すぎる時間です。それでも、この日だけは皆、ヒンメル様たちを思い出すのです」と、祭りに込められた思いを語る。その話に長い耳を傾けるフリーレンは、ふと空を見上げ、いっとき思い出にふけるのだった。

3人での旅も板についてきた

◆フリーレンにとっての“銅像”

フリーレンが最初に思い出したのは、「うん、上出来だね」と、満足気に振り返ったヒンメルの姿だった。すぐそばには完成したばかりの銅像。ヒンメルの目元の泣きぼくろまで細かに再現されている。アイゼンとハイターがあきれた様子で「リテイク5回か」「今回は早く終わりましたね」とぼやいてた。

フリーレンは何気なく、ヒンメルが各地に銅像をたてる理由を尋ねた。すると「後世にしっかりと僕のイケメンぶりを残しておかないと!」と、ヒンメルはさすがのナルシストぶりを発揮。やれやれと、フリーレンが背を向けて宿屋へ帰ろうとした時、その背中に優しい眼差しが当たる。ヒンメルは「でも・・・」と、銅像の真意を語り出した。

「一番の理由は、君が未来でひとりぼっちにならないようにするためかな。おとぎ話じゃない。僕たちは確かに実在したんだ」

魔王を討伐し王都に凱旋した際にも銅像がたてられた

ヒンメルが銅像をたてる本当の理由を思い出したフリーレン。「解放祭」の始まった街では、勇者一行の銅像が花のかんむりやネックレスで彩られていた。目の前の“ヒンメル”は当時と変わらず、静かな笑みをたたえている。フリーレンは「これ、100年後も続いているかな」とつぶやいた。

これまでのストーリーでもたびたび登場してきた“銅像”の真意が明かされた、このシーン。視聴者からは「泣いてしまった」「フリーレンを思う心が含まれているのしみる」など感動の声が多く上がるとともに、「どんだけあったかくて優しい人」「中身もイケメンかよ」と、ヒンメルの印象を大きく変えるきっかけにもなったようだった。

『葬送のフリーレン』次話「葬送のフリーレン」は、10月27日(金)よる11時「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」にて放送 (全国30局ネット)にて放送予定。

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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