『世界一受けたい授業』なぜ猫が“マタタビ”を好きなのか?の新しい発見に驚き…人に応用も
2023.10.17 12:00タレントの中山秀征や佐藤栞里らが、14日放送の『世界一受けたい授業』2時間スペシャルに出演。長年謎に包まれていたものの、最近になって解明された様々な謎に関するクイズに挑戦した。
放送では『未解決ワンダーゾーン』と題して、古代文明や自然に関する不思議な現象や疑問について、近年明らかになったその答えをクイズ形式で出題。専門家の解説を交えつつ、出演者たちが回答した。
『ローマの建築物がなぜ2000年以上も建ったままなのか』といった疑問や、『北海道近海に出現する巨大な渦の正体』などの謎が次々と明かされるなか、続いて出題されたのは『なぜ猫はマタタビに興味を示すのか』という疑問。大好きなものという例えで“猫にマタタビ”ということわざがあるほど、昔から広く知られている行動だが、その理由は300年以上明らかにされていなかったという。スタジオには実際にマタタビの葉が用意され、出演者たちはマタタビを手に取りながら、猫が好む理由を予想した。
中山は「結構葉っぱの裏がザラザラしてる」とその手触りに注目。「(猫がマタタビを)食べた後に腸をキレイにするとか、便通が良くなる」と体に対する効果を予想。一方佐藤は「私たちじゃわかんないんですけど、猫にとってはお母さんのミルクみたいな香りがする(のでは?)」とマタタビの匂いに猫をひきつける作用があるのではないかと、猫のジェスチャーを交えつつ回答。
他にも水虫などに効果があるのではといった発言があがったが、正解は“蚊を避けるため”だという。2021年に岩手大学の研究グループが明らかにした研究によると、マタタビには“ネペタラクトール”という成分が含まれ、この成分に蚊を寄せ付けない効果があるのだとか。猫はマタタビに興奮していたのではなく、葉に傷をつけその成分を体にまとわせていたのだという。
この成分を研究することで、マタタビが蚊よけ剤として人間の役にも立つ可能性があると紹介されると、スタジオからは納得の声があがっていた。