ドラマ『僕たちの校内放送』主演・木戸大聖の素顔を深堀り 「いつかは“月9”主演をかなえたい」

2023.8.2 01:00

8月1日(火)より放送中のフジテレビドラマ『僕たちの校内放送』で、引っ込み思案な高校2年生の主人公・今野浩哉を演じているのが、Netflixオリジナルシリーズ『FirstLove 初恋』で話題となった木戸大聖(26)。これが連ドラ初主演となる。entaxでは本作に活かされているという彼自身の高校時代のエピソードをはじめ、今ハマっている趣味の話から役者の道を志すきっかけとなった木村拓哉のことまで、その素顔を掘り下げた。

■ドラマ『僕たちの校内放送』

放送部員の高校2年生で主人公の今野浩哉(こんの・ひろや、木戸大聖)が同級生たちとラジオを意識した番組で校内放送を盛り上げていく青春群像劇。ある日、浩哉が放送部の顧問から廃部を言い渡され困惑していたところ、同級生の大城健太(おおしろ・けんた、前田旺志郎)とひょんなことをきっかけに校内放送で“ラジオ”をやることに。内気でさえないラジオ好きな浩哉と、ラジオに興味がないが社交的な健太。正反対の二人を中心に、短くも熱い青春と友情の日々が始まっていく――。

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■キャラクターの内面を大切にする役作り「彼にとっては真剣。急に前を向く感じがかわいいんです」

――連ドラ初主演が決まった時の心境と実際に撮影に入って感じたことを教えてください。

木戸 今回はプロデューサーの方がドラマ『First Love 初恋(Netflix)』を見てくれていて「一緒に仕事したい、木戸くん主演で」と言ってくださって、その時はすごくうれしかったですね。芝居をしている時のストレートな部分とか、そこで見せる表情や熱い部分みたいなのをすごく評価していただいたようです。自分の作品を見てもらって、自分が主演で作品を撮りたいと言ってくださるって、こんなうれしいことは役者にとって他に無いですね。でもだからこそすごくドキドキもあります。その期待を超えていかないといけないなっていうのは現場が始まってもそうですし、ドキドキと不安が、今まで以上にこんなにあるんだなっていうのを実感している日々です。

――木戸さん演じる主人公・今野浩哉はいわゆる“ぼっち”のキャラクターですが、
役作りの上で大事にしていることはなんですか?

木戸 「ぼっちキャラをやっている」ってことにはしたくないっていうのはすごくあります。「ぼっちキャラ=面白いキャラクター」と決めてやっているようなお芝居は好きじゃないので。いたって彼にとっては真剣でっていう部分が出るようにやっていますね。

――木戸さん自身は浩哉のどんなところが好きですか?

木戸 第1話の見どころとも重なるんですが、「自分が話せる」と分かった瞬間に自分の本性というか、どんどん出したいものを出していけるスイッチが一個入った瞬間みたいなのはすごくかわいいなと思いますね。誰かと共有したいという思いもあるし、だからこそ相手も好きだと分かった瞬間の「(あなたも)好きなの?」っていう、急に前を向く感じがかわいいなと思います。

――木戸さん自身もそういう経験が?

あります、あります。それこそ今ゴルフにハマっていて、役者さんの中でもやっている方が結構いらっしゃるんですが、特に自分と年齢が離れた方とも、(ゴルフという)その共通言語があるだけで一気に距離を縮められたっていう経験がありますね。

――ゴルフにハマったきっかけは?

木戸 4年くらい前ですかね。番組を一緒にやっていたアメリカザリガニの柳原哲也さんが、僕の誕生日にパターを買ってくださったのが大きなきっかけですね。忙しい時でも月1回…月2回は行きたいですね。今一番練習しているのはやっぱりドライバーで、いかに真っ直ぐ飛ばすかっていうのは常日頃 模索中です。

――どんな風に練習しているんですか?

とにかく練習に行くっていう感じなんですが、その中で意識していることとしたら「ゴルフはパワーじゃない」っていうのをずっと考えてやっています。筋肉ある人がそれを活かせればもちろん一番飛ばせると思うんですけど、何より脱力。脱力した方が飛ぶ、もうクラブに任せる、クラブが飛ばしてくれるっていうのを意識しています。(勉強になる資料も)今はYouTubeとかで色々あるので、そういうのも見たりしています。

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■自身の青春時代が役に活きている

――木戸さんは高校生時代、学校で好きな場所はどこでしたか?

木戸 やっぱり部室ですね、バスケ部の。僕らは少人数のチームだったので、部室が小さくてもみんな入れるんですよ。そこで会話していた時間が楽しかったです。他愛もない話とか、時にはチームのための話をしたりする時もあったし、なんかみんなで切磋琢磨(せっさたくま)している時間が流れていたと思いますね。それこそ夏休みの自主練とかでも集まったりしていました。

――木戸さんにとって「高校時代の青春」を挙げるとしたら?

木戸 一つは部活ですかね。あともう一つ挙げるなら、うちって運動会がなかったんですが、代わりにあったのがバレーボール大会で、それはクラスが一致団結してっていうのが青春でしたね。優勝経験は3年間ともなかったんですが、決勝くらいまではいったのかな。その大会は5月に行われるんですけど、要するにクラスがまだ馴染みきってない時にあえてやるんです。それがまたバレーボールという「つなぐスポーツ」で、それがクラスの輪を強くしてくれたと思います。

――そうした経験が、今回の高校生役を演じる上で活かせている部分も?

木戸 高校生活で浩哉みたいな生活は送っていなかったんですが、部室に人が増えて、みんなでいて、部室で会話するみたいな感じは、それこそ僕らも少人数だったので、今回活きているんじゃないかなと思います。(少人数だと)「輪」がいくつもあるわけじゃなく、常にみんなで一個の輪。だから誰と2人きりになってもしゃべれるっていうのは少人数ならではの強さだと思っていて、それは今回このドラマでも活かせる部分かなと思っています。今回のドラマ、いろんな2人のペアがあるんですよ。

■役者・ドラマに興味を持った「大きっかけ」は月9の木村拓哉

――役者としての目標を教えてください。

木戸 前からずっと「朝ドラ」に出たいっていう思いは変わらずあるんですが、今回念願の連続ドラマの主演をやらせてもらった時に、フジテレビさんの「月9」をすごく見ていたこともあって、やっぱり木村拓哉さんを見て役者というものに興味を持ったので、そこの「月曜9時」という枠で主演をやるみたいなことは、いつかかなえたいですね。

――好きな月9ドラマを挙げるなら?

『プライド(2004年)』です。(木村拓哉 演じる主人公が)「パーティだ!」って、あの乱闘するシーン、あれいいですよね(笑)。もう大きっかけです、ドラマというものに興味を持った。木村さんとはまだ会えていないので、いつかお会いできるのを楽しみにしています。

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■「人との出会いが悩みを解消してくれる」青春ドラマ

――ドラマ『僕たちの校内放送』の見どころを教えてください。

木戸 (主要な登場人物)3人が抱えた「人になかなか言えない、出せない悩み」っていうものを視聴者の方々に共感してもらえるドラマになっていると思います。今悩みを抱えている人にとって、やっぱり僕は、人との出会いがそれを解消してくれると思うので、そしてそれを4話で描いている青春ドラマになっているので、ぜひ、その成長の様子、人が変わっていく様子っていうのは注目してもらいたいです。あとこのドラマをきっかけに、僕みたいにこれまでラジオを聴いてこなかった人がラジオを聴くようになって、ラジオって面白いなって思ってもらえたら嬉しいなと思っています。

【木戸大聖(きど たいせい)Profile】
1996年12月10日生まれ、福岡県出身。『僕たちがやりました』 第10話(2017年、カンテレ・フジテレビ系)で俳優デビュー。その後『anone』(2018年、日本テレビ系)、『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(2020年、フジテレビ系)などのドラマ作品に出演。2022年に配信されたNetflixオリジナルシリーズ『FirstLove 初恋』では佐藤健演じる主人公の若き頃を演じ、さらなる認知拡大につながった。映画初主演作は『先生!口裂け女です!』。また『日立 世界ふしぎ発見!』(TBS系)の企画ではテレビ史上初となる北極点へ到達するなど、俳優業以外でも幅広く活躍している。

【作品情報】
≪タイトル≫
火曜ACTION!『僕たちの校内放送』(全4回)

≪放送日時≫
8月1日(火) 24時25分~24時55分
8月8日(火) 24時25分~24時55分
8月15日(火) 24時25分~24時55分
8月22日(火) 24時25分~24時55分
※関東ローカル
※時間変更の可能性あり
※各話放送終了後、TVer、FODなどで見逃し配信を実施予定

≪出演者≫
木戸大聖、前田旺志郎、中田青渚、米倉れいあ、鈴之助、加藤 歩 他

≪スタッフ≫
プロデュース:足立遼太朗
演出:清矢明子
脚本:伊吹一、前田知礼
音楽:Akiyoshi Yasuda (Wee’s Inc.)

≪主題歌≫
『流声』めいちゃん

≪制作協力≫
大映テレビ

≪制作著作≫
フジテレビジョン

【公式HP】
【公式X(旧ツイッター)】
【公式Instagram】

写真:©entax

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