『トリリオンゲーム』真面目すぎて就活全敗中の女子大生を採用し即社長に。ハル考案のAIもどきオンラインショップはアイドルファンの影響力で一気に拡散!
2023.7.25 11:007月21日にTBS系金曜ドラマ『トリリオンゲーム』の第2話が放送された。就活中の大学生・ハル(目黒蓮)は、日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」の採用面接で中学時代の同級生・ガク(佐野勇斗)と再会する。ところが、採用されたのはハルのみで、ガクのプログラミングの才能を見抜けなかった会社に見切りをつけたハルは内定を辞退。ハルはガクと組んで1兆ドルを稼ぐビジョンを描き、ゼロから「トリリオンゲーム」社を起業した。
資金集めに奔走する2人の前に現れた謎の投資家・祁答院(吉川晃司)は、持ち株比率は15%で、出資額は3千万円との条件で話を持ちかけられる。そして出資の最終テストとして「お前らどっちか、今夜中にこの店の女1人、口説き落としてみろ」と商談が行われた高級キャバクラから女性を1人“お持ち帰り”することを提示される。視聴者の中には「“女1人落とせないやつに大金は張れない”は名言」と称賛する人も。ハルはあっさりこれをクリアすると、改めて後日3000万円を手にした。そして現金受け渡しの場で“最初の1か月で売り上げ300万円”という条件が加わった。
ハルは、手にした現金3000万円で札束風呂やベッドにお金をばらまいてはしゃぐ動画を撮影したり、札束風呂の写真を会社のホームページに使用したりとインパクトのある人材募集広告を作成した。祁答院も怒鳴り込んでくるほどのふざけた広告だったが、募集ページによって写真や文面が変えられており、その戦略が功を奏し、多くの採用希望者が集まった。採用面接となると今まで受けていた側なのに、採用する側になり「面接って何、聞いたらいいんですか?」と困惑するガクにハルは「なんでもいいよ。面接は合コン、ウマが合うかどうか」と言い放った。続けてドラゴンバンクの社長・黒龍一真(國村隼)の書いた本からビジネスのセンスを問うクイズを出すことも付け加えた。クイズを正解した人は1人だけいたが、採用されたのは真面目すぎる性格が災いして就職活動全敗中のリンリン(福本莉子)であった。
会社とはいえオフィスはまだなく、初出社のリンリンがやってきたのはガクの住むアパート。そこにハルから連絡があり、リンリンの歓迎会が開かれることに。そしてハルが「リンリンの仕事はね。社長!」と言うと、困惑するリンリンであったが、ベンチャー企業の社長が若い女性であることも戦略の1つと明かした。そして会話の流れで事業内容も決まってないこともわかり、驚きの反応を見せた。
努力家で真面目なリンリンは早速ベンチャー企業の本を読み漁り、更には今まで就職活動で受けてきた会社のデータなども細かく勉強しており、ガクの技術を買ってくれる企業を探そうと提案する。会話の流れでガクが口にした“AI”に成功の鉱脈を見出したハルはAIが相談に乗ってくれるオンラインショップを打ち出す。ただ流石のガクも1人でAIは簡単には作れないことを伝えると、AIのように見せた人間をAIに仕立て上げると口にした。
ガクがAIっぽいオンラインショップのサイト「ヨリヌキ」を仕上げるとその出来栄えは良く、早速AIに見せかけた公式美少女キャラクターの中の人にリンリンを指名。公式キャラクター「トリンリン」として顧客の質問、相談に応じ、商品を提案することとなった。リンリンの真面目で誠実な対応は好評だったものの今ひとつ結果が出なかった。加えてドラゴンバンクの社長令嬢・黒龍キリカ(今田美桜)との商談では「堅物」「学生ボランティアみたいな社長」といった言葉を吐き捨てられたリンリンは自分を責めた。落ち込むリンリンにハルは「俺らの会社には、リンリンの馬鹿正直な真面目さが欲しい。リンリンだから採用したんだよ」と優しい言葉をかけ、ガクもまた「ここで僕達と一緒にリンリンさんにしかできない仕事をやってください」と前向きに励ました。そんな2人に心を打たれたリンリンは「ありがとうございます。よろしくお願いします」と立ち直った。ネット上ではそんな3人に「ハルの思いつき、ガクの頭脳、リンリンの正直さ、それぞれの良さがでてる」という声も
そしてその後、リンリンの生花店でのアルバイト経験などから“どんなお花を買えばいいのか対面では相談しづらい”という話になった。ここでハルは決断を下し、今後、オンラインショップでは他の商品は扱わずフラワーアレンジメント一本で勝負することとなった。そしてまずはより多くの人に知ってもらい知名度をアップすることを目標に掲げた。
知名度をアップするためハルは自ら人気のアイドルグループのライブ会場へ。そしてファンと一緒になって観客席でロマンス技(腕を激しく交差する動き)を披露しつつ、“トップオタ”のコージィに声をかけ接近。そして、自分の会社とは明かさずに、AIで推しのメンバーに花を贈れる素敵なサイトとして「ヨリヌキ」を薦めた。作戦は成功し、コージィから花をもらったアイドルグループは早速SNSにその写真をアップした。瞬く間にサイトの知名度は急上昇し、祁答院と約束した初月売り上げ300万円を達成した。このシーンに視聴者からは「めめ(目黒蓮の愛称)がアイドルオタクを全力でしてて面白い」という感想も見られた。
ところが、更なる事業の成功のためにその会社を売り払うと宣言。祁答院に紹介してもらった蜜園社長(余貴美子)に話を持ちかけると、承諾してくれたものの1ヶ月の売り上げ2000万円を条件として提示した。無謀な金額ではあったが、達成するため、フラワーギフトの最大市場でもあるホストクラブに足を踏み入れることに。
次回第3話では、ガクの生真面目な性格が災いし、潜入したホストクラブでトラブルに巻き込まれてしまう。そんなハルたちはその店のナンバーワンホストから追放されそうになるものの、ハルはその座を奪い取るため、今月は売り上げナンバーワンになることを目指すと宣言した。
金曜ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS)
毎週金曜よる10時〜10時54分放送
TVerでの配信はこちら