アニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』“あの飲料”を使ったまさかの敵撃退方法に称賛の声多数
2023.7.18 06:00TVアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』の第2話が7月12日に放送された。本作は、自動販売機として転生した主人公が、異世界を生き抜く“奇想天外”の自販機アニメだ。
1話の振り返りはコチラから
自動販売機としてこの世界に転生したハッコン。そのハッコンのもとをハンター協会の会長である熊会長が訪れた。「実は、近々、蛙人魔(かわずじんま)の拠点を襲撃する計画があるのだが、君たちにも参加して欲しいのだよ」とハッコンに討伐隊への参加を呼び掛ける。これに、ハッコンのよきパートナーであり、怪力の加護を持つハンターの少女ラッミスは「ハッコン戦えないよ?」とフォローを入れるも、熊会長は「知っておる。彼には移動中の食事と飲料を提供してほしいのだ。即座に食べられる温かい食事というのはハンターには貴重でな…」と自販機であるハッコンに討伐隊へ参加してほしい理由を明かすのだった。
ハッコンは「思ってもみなかった申し出だ」と困惑しつつも、「蛙人魔を放っておけば、集落が危険にさらされ、ラッミスにも危険が及びそうだな……」と討伐隊への参加を決意する。これを見たラッミスも「じゃあ、うちも参加する」と2人で蛙人魔の討伐隊に参加することに。
熊会長との約束から3日後、30人ほどのハンターで編成された討伐隊が出発。熊会長によると蛙人魔討伐の目的は、集落の存亡だけではなく、集落にある転送陣(=地上や他の階層と、この『清流の湖階層』を行き来できる魔法の装置)を奪われるのを防ぐためでもあるという。
途中の休憩時には、ラッミスとハッコンのもとに護衛のケリオイルが近づいてくる。「これが例の意思ある箱ってやつか。集落でウワサになっていたぜ」とハッコンを物珍しそうに見て、「お近づきの印に一つ買わせてもらうか」と温かいレモンティーのボタンを押した。「こんな容器は見たことがないな」とペットボトルの容器に驚きつつも、「うめえ! 温かいし最高だな!」と自販機の飲み物を絶賛した。
さらに、熊会長がハンターたちにこの場所で一晩明かすことを告げると、ハッコンの前にはハンターたちの行列が。ハッコンが新しくラインナップに追加した“自販機カップラーメン”を食べたハンターたちは、「身体が芯からあったまるぜ!」「この謎の肉、美味しいわぁ」と大喜び。護衛の少女シュイが「なんすかこれ!? めちゃくちゃ、うまいっす!」と大量にカップラーメンを食べるのを見たラッミスは、「あなた、すごい食欲ね」と話しかけ、それに対しシュイは「まだまだ序の口っすよ」と会話を交えた。これにもSNSから「カップ麺の自販機は便利だしありがたい」「思いがけない“ほっこりさ”に心が戸惑ってる」との声が上がった。
夜になると熊会長がやってきて「蛙人魔の巣には、ここから3時間程度で着くだろう。食料提供が役目のお主らはここで待機するか、我々と共に戦場に赴くか、好きな方を選んでくれ」と2人に選択を迫る。ラッミスが「うちはこれでもハンターだから、戦場に立つのは問題ないよ……けど、ハッコンは戦いに巻き込まれたくないよね?」と問いかけると、ハッコンは「ざんねん」と否定し、戦場に赴く意思を見せ、2人は戦場に赴くことが決定。真夜中になり、ハッコンは眠っているラッミスを見守りながら「ラッミスは俺が守ってみせる。この世界に来て初めての客であり、初めての友達だからな」と決意を胸に灯すのだった。
夜が明け、討伐隊は蛙人魔の巣へ。辺りには靄(もや)がかかり、ぬかるんだ地面を進んでいると、目の前に蛙人魔が表れる。ハッコンは「ラッミスは、攻撃を当てるのが苦手だと言っていたが、大丈夫かな……」と心配していたが、ラッミスは襲い掛かってくる蛙人魔を次々に拳で倒していく。「どうやら、背中に俺がいることでバランスがとれて、攻撃を当てやすくなったらしい」と思わぬ誤算に「間接的にでも、ラッミスの力になれてうれしい限りだ」とハッコンは喜んだ。さらにハッコンは、戦闘中に護衛の少女シュイが蛙人魔に追い詰められたときに“結界”を発動させて、蛙人魔の攻撃を防いだり、後ろからラッミスに襲い掛かる敵を“全方位視界確保”の能力を使って捉え、ラッミスに教えて連携するなど大活躍。辺りの敵をすべて倒したラッミスとハッコンは、ケリオイルとともに前線へ。
このハッコンの予想外の活躍には「自販機を背負ったらちゃんと当たるようになり面白い」「ビジュアルがなかなかインパクトがあるし、なぜ一緒に戦う必要があるのか、その理由作りにも役立っている」「一緒に戦ってるって気持ちの上でもプラスなのかもね」との声が上がった。 前線に到着し、負傷したハンターたちを抱きかかえ介抱するラッミスを見ながら、ハッコンは「こういう時、手伝えることが無いのが困る。何かできることは……」と考えをめぐらす。思いついたのは、スポーツドリンクを負傷者に差し入れすることだった。ラッミスが負傷者に「好きなだけ飲んでいいからね」とスポーツドリンクを渡すと、負傷者の顔にも笑みが浮かぶのであった。
すべての蛙人魔を倒して安心したのもつかの間、仲間のハンターが何かに気づき、遠くを指差し叫ぶ。それは炎に包まれた“王蛙人魔“だった。「炎をまとってるってことは、憤怒状態じゃねえか!」と絶体絶命の状況にハンターたちはいっせいに撤退する。ラッミスも慌てて退散しようとするもぬかるみに足を取られて、王蛙人魔が迫ってくる状況に、ハッコンは「どうしたらいい? 結界で相手の攻撃を耐えてみせるしかないのか。でも、ラッミスだけなら救えるかもしれないが、怪我人は助けられない……」「何か足止めをする方法は無いか? 時間稼ぎか邪魔を出来るような商品は無いのか?」と考えを必死にめぐらす。
商品リストにある『コーラ』を見つけて、ハッコンはあることを思いつく。コーラを次々に落として、さらに機能を追加購入し“フォルムチェンジ”。ハッコンの体が光に包まれると、棒状の包み紙に覆われたソフトキャンディが、陳列されている円柱のような形の自動販売機に変化。作戦を理解してもらおうと「こうかをとうにゅうしてください。こうかをとうにゅうしてください」と何度も同じことを繰り返すハッコンに、味方の負傷者は「ラッミスちゃんよ、そいつ壊れたんじゃ……」とあきれるが、ラッミスは「そんなことない! ハッコンは必死になって、うちに何か伝えようとしているはず!」と意図を読み取ろうとする。
包装紙を引き裂き、キャンディーを一気にコーラの中に放り込むと、凄まじい勢いで中身が噴き出す。そう、これこそが動画投稿サイトで一躍有名になった現象だ。コーラに特定のキャンディーを入れると一気に中身が間欠泉の様に噴き出される。ラッミスは「そうか! これに、このお菓子を入れたらいいんだね!」とハッコンの意図を理解。向かってくる王蛙人魔の目を狙って、キャンディでコーラを噴出させて目玉に当てることに成功。そこに熊会長たちが戻ってきて、ひるんだ王蛙人魔に一斉攻撃、無事に討伐を終えたのであった。
SNSでは「まさかの、フォルム変化等!?」「コーラ&メントス撃退法、画期的!!」「その撃退法はどうなんだw」「いい意味での期待外し笑」と意外な撃退法とまさかのハッコンの変化に驚きの声が多く見られた。
明日放送の3話では、ハッコンたちの遠征中に集落が魔物の襲撃を受けていたことが発覚する。
住人達は無事だったものの、翌日から村の復興が始まり、ラッミスが持ち前の怪力で瓦礫撤去を手伝う一方で、ハッコンにもまた、自動販売機ならではの相談が各所から舞い込み…
『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』第3話は、7月19日(水)22時よりTOKYO MX、BS日テレほかにて放送予定。
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