Mrs. GREEN APPLE「『Magic』で夏を乗り越えて！」　『THE MUSIC DAY 2023』でアゲアゲパフォーマンス

日本テレビ系夏の音楽の祭典『THE MUSIC DAY 2023』が7月1日（土）に行われた。会場となった千葉・幕張メッセでは来場者の声出しが解禁。日本テレビは、総勢45組の参加アーティストと3,000人超の来場者の熱気を8時間にわたって生放送した。『THE MUSIC DAY』初登場のMrs. GREEN APPLEは2曲を披露。1曲目を終えたばかりの彼らに手応えを聞いた。

この日の衣装はMrs. GREEN APPLEとしては珍しく、全員デニムだ。全員が同系ということはあまりないらしく、「3人とも共通でデニムを履いているのが、今日のポイントかなと思います」とボーカル兼ギターの大森元貴が笑った。

『THE MUSIC DAY 2023』では、アーティストそれぞれの楽曲披露とは別に、「アイドルソングメドレー」「アニメソングメドレー」といった企画コーナーを設けている。Mrs. GREEN APPLEが最初に登場したのは、「あなたを笑顔に変えるアゲアゲソングメドレー」コーナーだ。

「あなたを笑顔に変えるアゲアゲソングメドレー」にはAI、バブルガム・ブラザーズ（DA BUBBLEGUM BROTHERS）、hitomi、松平健といったアーティストが参加したが、その中でMrs. GREEN APPLEは、『ダンスホール』を披露した。

キーボードの藤澤涼架は「メドレーでたくさんの名曲のアーティストさんとご一緒できて、しかも（メドレーの）トップバッターということで、僕たち自身も楽しみながらやらせてもらいました」と自分たちもアガッた様子を伝えてくれた。

ギターの若井滉斗も「会場の雰囲気もとてもあたたかくて、僕たちも楽しんで演奏することができました」と話し、それを聞いた大森も「会場の雰囲気もとても素敵でパフォーマンスしやすかったですし、楽しんじゃいましたね！」と続け、3人は深くうなずいていた。

■「『ミセスは歌うのが難しい』と言われ出しているみたい」作った本人でも難しい『Magic』

Mrs. GREEN APPLE単独で披露したのは、6月にリリースされたばかりの『Magic』だ。ポジティブなリリックで心弾む楽曲なのだが、作った大森自身にとっては“歌うのが非常に難しい曲”なのだそうだ。「作曲をしているときは気持ちの良いメロディーとか好きな旋律、自分の琴線に触れるところに導かれて作るのですが、いざ作り終えて歌ってみると『こんなに難しかったのか』と」と苦笑いする。

『ダンスホール』も非常に歌うのが難しい楽曲だと言う。「ちまたで『ミセスは歌うのが難しい』と言われ出しているみたいですが、やっとわかってくれたかと（笑）。（大森自身も）上手に歌えたらいいなと思って、丁寧に歌うことを心がけています」と話した。

もちろん楽器隊にとっても演奏するのが難しい曲なのだとか。何回キーが変わるんだと苦悩すると言う藤沢だが「（キーボードとして）楽曲が特により華やかに、明るくきらびやかに聞こえるようにということをいつも心がけて演奏しています」と話す。

大森から曲を渡された際「テクニック的に難しくて、僕、弾けるのかな」と思ったと言う若井も、「ギターとして楽曲の小気味よい感じとか、踊り出したくなるようなリズム感がサウンドで魅せられたらなと思って演奏しています」とコメント。3人だからこそ作り出せる『Magic』の魅力を語った。

ステージでは、サビでギターもキーボードも飛び跳ねながら演奏する。「（オーディエンスと）一緒にジャンプしたい」という気持ちからなのだとか。若井は「曲中に一緒に声を出せるところがあるので、一緒に声を出して楽しんでもらえたらと思います」とも言う。

ツアーで忙しい最中でも「今日も楽しかったね」と言えることを大事にしているという藤澤の言葉からも、Mrs. GREEN APPLEがパフォーマンスやオーディエンスを大切にしている様子がうかがえる。そしてその言葉のとおり、『THE MUSIC DAY 2023』のステージでも来場者が一つになって声を出し、会場全体が楽し気に飛び跳ねていた。

「すごくノリがいい楽曲なのでこの夏は『Magic』を聞いて乗り越えてほしいなと思います」と大森。Mrs. GREEN APPLEの爽やかな楽曲を耳に、今年の夏を楽しめそうだ。

なお『THE MUSIC DAY 2023』の様子は、7月2日（日）よる7時頃からTVerで見逃し配信される。配信期間は2週間。配信でもMrs. GREEN APPLEと一緒に盛り上がろう。

【TVer】で見逃し配信

写真提供：（C）日テレ