落語家・瀧川鯉斗「この姿を見せたかった」 真打になる前に亡くなった父親への思いを明かす

2023.6.26 08:00

落語家の瀧川鯉斗が23日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。父親への思いを明かした。

ファッション誌のモデル、俳優としてのドラマ出演など多方面で活躍し、異色の落語家として注目されている鯉斗。今回、幼稚園から小学2年生まで過ごし、父親との想い出が詰まった地“札幌”を訪れた。当時の記憶を思い起こす中で、「父親が亡くなっちゃってて。真打になる3~4年くらい前かな、がんで亡くなっちゃったんですよ」と告白。

師匠の瀧川鯉昇が静岡県・浜松出身で、「そっち方面に来ることが多かったんですけど」と、前座、二つ目時代を振り返り、名古屋に住んでいたという父親が「ほぼ来てましたね」と、高座を見に来てくれていたことを回顧した鯉斗。「最初は客席の一番後ろにいたんですけど、気づいたら慣れちゃって、前から3列目のところにいるんですよ。お客様以上に声出して笑っちゃうんで、目立つ目立つ」と、父親が自分の落語を誰よりも楽しんでくれていたことを明かすと、MCの今田耕司は笑いながら「いいお父さんだな」とリアクション。

昨年12月、真打になって初めて札幌にがい旋し“落語会”を開いたという鯉斗。「未だにね、実家帰ると、(父親の)写真の前に僕が真打になった“扇子”と“手ぬぐい”と“口上書”っていうのがあるんですけど、それを仏壇に置いてますよ。この姿を見せたかったなっていう1人ですね」と父親への思いを明かした。父親との想い出が噺家(はなしか)としての糧になっているといい、「父親に感謝ですかね」と、少し照れながら感謝の言葉を述べた。

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写真提供:(C)日テレ

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