髙梨沙羅「辞めて償おうかとも考えた」北京五輪失格後の苦悩明かす 再び飛ぶ勇気をくれたのは

2023.6.7 11:45

スキージャンプ選手の髙梨沙羅が2日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演。昨年の北京オリンピックを振り返り、本音を明かした。

スキージャンプに集中するためにスロべニアに拠点を移した髙梨は、「本当にジャンプを取ってしまうと、私、何も残らなくなっちゃうので、それが本当に怖くて」と、胸の内を明かし、「好きか嫌いかで測れる感じじゃなくて、人生=(スキージャンプ)になっちゃうものかなって今思っているので」と、その存在の大きさを告白。

しかし、「やっぱり(北京)オリンピックの混合団体で失格になってしまって。“どうやって償ったらいいんだろう”っていう。考えさせられる時期がすごく長く続いた感じはしてます」と、自身のスーツの規定違反で失格した昨年の北京オリンピックを振り返り、「この瞬間で、この混合団体っていうところでは絶対にやっちゃいけないので、“辞めて償おうか”とも考えたんですけど、それではただ逃げたみたいな感じになってしまうなっていうのは自分でも思っていて」と、批判、責任、全てを背負い、大切なスキージャンプから離れることも考えた当時の胸の内を明かした髙梨。

それでも再び飛ぶ勇気をくれたのは、「たまたま遊びに来てくれて見てた人が、“わあ〜”って楽しんで見てくれてる様子を見て、“自分がジャンプを飛ぶ意味ってここにもあるのかな”って思ったりもしたので。自分にしかできない事で恩返しがしたいと思っているので、自分が飛ぶ事でその力になれるんだったら何でも頑張っていきたいなと思ってます。今は全然辞めたくないですね」と、支えてくれた仲間と声援の存在を明かし、次のオリンピックに向け「目標は、見ている人たちに楽しんで見てもらえるパフォーマンスでメダルを取る事です」と笑顔で宣言したところで、トークを締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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