紅ゆずるが告白、「めっちゃ性格悪そう」と言われたい~今後挑戦したいのは悪役と英会話 その理由とは…
2023.5.27 12:00元宝塚トップスターの紅ゆずるにentaxが独自にインタビュー。日テレプラス・ひかりTVで主演ドラマ『俳句先輩』が5月27日(土)よる10時より一挙放送される。ドラマは俳句のキーワードである季語を通じて日本の美しさや習慣などを再発見する物語で、主人公・俳句先輩の口癖は「暦とともに生きている」というもの。実は、紅自身も宝塚音楽学校の入学試験の面談で特技として俳句を披露するほど、当時から俳句とは縁があった。前回に続き第2弾の今回は、紅自身は一体何とともに生きているのか? ドラマにちなんだ質問で、知られざる紅ゆずるの素顔の魅力に迫りつつ、今後挑戦したいことや夢を語ってもらった。
インタビュー第1弾はこちら
■紅ゆずる×entax独自インタビュー
―― 「暦とともに生きている」が口癖の主人公ですが、紅さんご自身の口癖は?
私の口癖は…「ウソやん!」(笑) みんなに「ウソじゃない」って言われる(笑)よく言われますね。ウソやんとか、あと何やろ…「マジで!?」(笑) 前のめりにガッツリ聞く発言が多いみたいですね。
――ご自身は「○○とともに生きている」、このマルマルに入るものは?
いっぱいあるんですよね。マルマルとともにですよね…何個か今浮かんでいるんですけど。どういう類がいいんですかね(笑)当たり前のことを言っていいですか、“時間”とともに生きている。なぜかと言うと、いろんな事柄がいろいろ浮かんでいたんですけど、結果ここやなと思ったんですよ。やっぱり時間って、タイムイズマネーというぐらい本当に貴重なものだと思うんですね。時間っていうものを大切にしながら、お金で買えないものじゃなですか。命と時間は絶対買えないので、これは本当に過去も買えないですし、これから突き進んでいくだけなので、やはり時間を大切に過ごさないとなと、すごく最近よく思うんですよね。
――何気ない会話にも季語があふれるドラマで魅力を再認識できるということですが、紅さんご自身が普段から大切にしているもの?
私はご縁を大切にしたいんです、いつも。実際、宝塚にいるときって同じ人たち、同じカンパニーでいつも家族よりも長い間同じ時間を過ごす仲間と共に、それもすごく宝物なんですけど、退団してからその現場、現場で新しく会う人があまりにも多すぎて、最初それにすごく戸惑っていたんですけど、そこから生まれる自分の考え方ってどんどん変わっていくんですよね。変わっていく中で、自分自身がその方に合わせなくちゃいけない、じゃなくて合わせていこうとするんじゃなくて、(寺坂)頼我君もそうですけれども、お互いの意見を持ち寄って高めていけるという方に出会えるのは本当にありがたいことだなと思いますので、ご縁っていうのは人と出会うだけじゃなくて、自分をどんどんいいふうに変えていくためのすごく大切な方たちだなと思うので、ご縁ですかね。
――今後、挑戦したいことや夢は?
挑戦したいことは、いっぱいあるんですよ。いっぱいあるんですけど、本当にガッツリ英会話。ガッツリ英語をしゃべれるようになりたいですね。英会話に行くんですけど、次また仕事が入って空いて、また“さら”になるんですよ。“さら”って関西弁ですか? 白紙のことですね。
――英会話を習った先に目標があるのですか?
私すごく人が好きなんですよ。いろんな方とお話をしていて、日本人だけでこんなにいろんな考えを持っている人たちがいるんだったら、海外へ行ったらどれだけはっちゃけた、「えー!?」みたなビックリする考え方を持っている人たちがたくさんいて、その方たちと垣根なく、言葉の壁がなくバァーっとしゃべれたらどれだけ楽しいんやろうなと思うんです。なので、英語がしゃべりたい。英語がしゃべれるようになりたいんですよ、といつも思いながら、また元に戻って“さら”です。
――今は少し英語をしゃべれますか?
いやもうね(笑)私、ビックリするぐらい海外の方にしゃべりかけられるんですよ。なんとなくニュアンスでしゃべれちゃいません? 会話って。しっかりしゃべれなくても、この間もつい最近、突然いろんな方いたのに、私が電車で座っていたら急に海外の方が入ってこられて、いろんな人をパッと見てどうしたんやろ? と思ったら私に「この電車は渋谷まで行きますか?」と(英語で)聞いてきたんですよ。私? みたいな(笑)
――そのとき何とお答えになりましたか?
「YES」(笑)「Go to SHIBUYA」。伝わっていますよね。その瞬間に謎のガッツポーズですよ。えっ!? なになにと聞かなくて、しゃべれるふりするみたいなね。でもしゃべっている内容は今は小学生ぐらいのレベルですかね。
――3年後、5年後にどうなっていたいですか?
3年後ですか、3年後の話をすると…って決まっていないんだけど(笑)3年後はですね、京都の料亭でも3年後の予約ってあるんですよ。忘れません? 3年先なんて。3年後の予約なら受け付けますよっていうのがあって。えっ!? 大丈夫? と思うぐらい予約が取れないらしいんですけど、それぐらいのスパンで考える3年後、自分のこの道で行こうと思えるものを見つけていたい。別に絞る必要はないと思うんですけど、今やっていろんなことをされているじゃないですか皆さん。自分の中で確信を持って私はこれが強い! と言える、こういうものだったら私にお任せください紅ゆずるに、と言えるアーティストでいたいなと思います。
――今後、挑戦してみたい役は?
ものすごい悪役。道を歩いていたらみんなに「うわぁ~性格悪そう」と言われるような、「紅ゆずるってめっちゃ性格悪そうやな」って言われるような(笑)そういう悪役がやってみたいですね。印象が、とかよく言いますけど、印象なんていくらでも変えられるでしょと思うし、そこまで言われる悪役ができたら大したものだと思います。いらっしゃるじゃないですか性格悪そうって言われる方、すごいなと思います。悪役をやってみたいですね。
――これまで悪役のご経験は?
もちろん宝塚中はあります。悪いやつ、でも悪い中には、ひねくれたきっかけがあるのがいいですよね(笑)
【紅ゆずる Profile】
8月17日 大阪府出身 2000年 宝塚音楽学校入学
2002年 宝塚歌劇団に第88期生として入団・初舞台。星組に配属。
2016年 星組トップスターに就任
2019年 『GOD OF STARS-食聖-』『Éclair Brillant(エクレールブリアン)』東京宝塚劇場千穐楽をもって退団
2019年 松竹エンタテインメント所属 現在、舞台やテレビ、CMなどで幅広く活躍中。