『吹奏楽の旅』密着2校目は岡山県・明誠学院高等学校に決定! 全国でシルバーコレクター状態の吹奏楽部を率いるのは超ノリの良い顧問
2025.4.28 07:15
4月26日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』では、人気企画『日本列島 吹奏楽の旅 2025』で今年度密着する2つ目の高校が発表された。
前回発表された北海道の旭川明成高等学校に続き、2校目として密着することになったのは、岡山県の明誠学院高等学校。昨年秋の全日本吹奏楽コンクールにも出場しており、2002年から全国大会14回出場。ここ最近は中止の年をまたいで8大会連続で全国出場を果たしている強豪だが、成績は金賞わずか1回。ほとんど銀賞で“シルバーコレクター”となってしまっている。
そんな明誠学院高等学校の演奏会を訪れた番組スタッフ。3月末に開催されたこの演奏会には新2年生と新3年生が参加し、平日にもかかわらずやってきた約500人のお客さんの前で見事な演奏を披露していた。そして演奏会のラストは恒例になっているというポップスステージ『Go!Go!明誠!!』を披露。これは生徒たちが自ら選曲し、演奏に加えて歌とダンスを織り交ぜた楽しいステージを披露するというもの。楽しそうに演奏する生徒やカラフルな衣装を着て歌って踊る生徒の中に混じって一際陽気に踊りながら指揮をしていたのは顧問の稲生健(いのうたけし)先生(60)。アース・ウィンド&ファイアーの名曲『セプテンバー』に合わせて踊りながら指揮をする姿はもはや指揮者ではなくダンサーに近いものがあった。
このノリに合わせてこのステージで発表を行った方が良いのではと考えたスタッフは、曲が終わったタイミングでカメラを引き連れてステージ上に乱入。突然現れたテレビカメラに戸惑いを隠せない生徒たちだったが、「僕たちですね、日本テレビの“笑ってコラえて!”という番組でして…」と番組名を名乗った瞬間、すべてを察知した生徒たちは「キャーーー!!!」「えぇ~~っ!?」とちょっとしたパニック状態に。ちょっとだけ落ち着いたタイミングで改めて「吹奏楽の旅です!」と発表すると、再びステージ上は「きゃーーーっ!!!」と大騒ぎに。「吹奏楽の旅です」「キャー!」の流れは毎回恒例だが、これほど激しいものは初めてかもしれない。
改めて10月までの半年間密着することを伝えると、コンクールで優勝したかのような大盛り上がりになり、客席からも拍手が送られた。中にはうれしさのあまり涙を流してしまう生徒も。そんな生徒たちを率いるファンキーな顧問・稲生先生は岡山県内の吹奏楽強豪校から県内の音大に進み、2009年に明誠学院高等学校に教師として赴任するとその年にいきなり吹奏楽部を全国大会に進出させるという素晴らしい実績を持っていた。現役時代はトロンボーン奏者だったが、ビートルズ好きが高じて独学で始めたドラムの腕前もピカイチ。カメラに向かって“変なおじさん”のギャグのようなダンスを披露するおちゃめなところもあるが、音大で培った音楽性とドラマーとして身につけたリズム感で、明誠学院高等学校を全国常連校へと育て上げたのだ。