⼤東駿介「全編しんどい役だった」“150カット”の過酷な撮影を振り返るも、高橋一生は「バレないようにニヤニヤしながら…(笑)」【岸辺露伴は動かない 懺悔室】

2025.4.16 12:45

⾼橋⼀⽣、飯豊まりえ、⼤東駿介らが5月23日(金)より公開される映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』完成報告会⾒(4月15日開催)に登壇。本作は、シリーズ累計発⾏部数1億2千万部超を誇る荒⽊⾶呂彦の⼤⼈気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から⽣まれた傑作スピンオフ「岸辺露伴は動かない」の映画最新作。本会見には本作で初登場となった⽟城ティナ、井浦新、そして渡辺⼀貴監督も登場した。

主演・⾼橋⼀⽣が演じるのは、相⼿を本にして⽣い⽴ちや秘密を読み、指⽰を書き込むこともできる特殊能⼒“ヘブンズ・ドアー”を備えた⼈気漫画家・岸辺露伴。本作は、漫画「岸辺露伴」シリーズの記念すべき最初の作品で、ファンの間で屈指の⼈気を誇る伝説的なエピソード「懺悔室」を、邦画初となる“全編ヴェネツィアロケ”にて撮影、史上最⼤スケールで完全映画化を実現した。

◆⼤東駿介「ポップコーンが嫌いになるほど…」

本作で初登場となった⼤東駿介は、不気味なほどの“幸運”に襲われる“呪い”をかけられてしまった男・水尾を演じる。「僕はもともとテレビシリーズ『岸辺露伴は動かない』の大ファンだったので、今回の原作の“懺悔室”を始まりとして、オリジナルのエピソードも秀逸ですので、ぜひ楽しみにしていただければなと思います」とあいさつ。

さらに、「個人的にポップコーンが嫌いになるほど投げたので、皆さんは劇場でおいしいポップコーンを食べながら観ていただければなと思います(笑)」と、本予告でも印象的な大東が“ポップコーンを投げるシーン”に触れ、笑いを誘った。

映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』本予告60秒

◆“露伴ファン”ならではのコメントが!?「台本を手に取った時に…」

そして、話題は“オファーがあった時の心境”に。大東は「本当に念願だったんです。テレビで『岸部露伴』が始まった時に、なんて素晴らしい作品なんだと。荒木先生が描く原作はもちろん素晴らしいんですけど、原作ものが数あれど、この作品は敬意をもって、実写だから、人が演じるからこそできることを追求している。その覚悟と信念が画面から伝わってきたんですよね。今回、台本を手に取った時に、台本自体からなんかちょっとオーラが出ているような…(笑)これは僕の視点ですからね?(笑)」と、“露伴ファン”ならではのコメントに会場は笑いに包まれた。

大東駿介、飯豊まりえの写真

大東は「実際参加させていただいたら、なぜ僕がお客さんとしてそう感じたか、全て現場にあった。皆さんが敬意をもって、集中力を高めて、原作以上の実写ができる何かを追求してる姿勢が本当に素晴らしくて。ずっと僕は心地いい緊張感。幸せの絶頂にいるような。でも苦しい役なんで…(笑)」とコメント。

大東駿介の写真

◆高橋一生「後ろの方でバレないようにニヤニヤ…」

撮影のエピソードについて聞かれた大東は、「本当に僕…全編しんどい役だったんです(笑)」と本音を明かすと、高橋や飯豊、ほかキャストから笑いが起こった。大東は「毎日本当にしんどくて。しんどい気持ちで行こうとお部屋でスタンバイしてから行くんですけど、一歩出たら“(ヴェネツィアは)なんて美しい街なんだろう”って。“幸せを感じちゃいかん!”って思いながらいました(笑)」と役とのギャップに葛藤していたと明かした。

大東駿介、飯豊まりえ、高橋一生の写真

「ポップコーンのシーンは本当に過酷な二日間で撮った」と話す大東。「ポップコーンのシーンは大変で、その前後眠れなくて!お話しで言ったら3回投げるだけなんで、でもそれを二日間かけて撮るんですよ。あとで聞いたら“150カット”あった(笑)全く体感としてはそんな感じがなくて。それが現場のありがたいことで、ずっと皆さん集中力高い状態なので、“何カット”とか気にすることなく、二日間を終えました」と驚きのカット数を明かした。

その撮影を見学していたという高橋は、「僕もひっそり行って、誰にも気づかれないようにと思って(見てたら)…“カメラやめてください”ってスタッフさんに言われました(笑)(帽子を)深くかぶって(大東さんを)カメラで撮ってた(笑)」と笑いながら撮影時を振り返った。

さらに、「(オフの日に)カフェに行ってコーヒーを飲んで、“そういえば露伴の現場やってるって言ってたな”って、ちょっと歩いて見てみたら、ポップコーンなげてるじゃないですか大東さん(笑)僕は後ろの方でバレないようにニヤニヤしながら“うわ~露伴の現場だあ~!”って見てました(笑)」と高橋は楽しそうな笑顔。

大東は「一生さん(高橋)がいらっしゃってるのをお見かけして、それもまた気が引き締まるというか(笑)いざ近寄ってみたら…結構浮かれてらっしゃる(笑)」と告白し、高橋は大爆笑。「温度差全然ちゃうなと思ったんですけど(笑)」と突っ込み、笑いが起こった。

映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』
2025年5月23日(金)ロードショー

【ストーリー】
漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮⾯を被った男の恐ろしい懺悔を聞く。それは誤って浮浪者を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告⽩だった。幸福から必死に逃れようと⽣きてきた男は、ある⽇無邪気に遊ぶ娘を⾒て「⼼からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだ筈の浮浪者が現れ、ポップコーンを使った試練に挑まされる。「ポップコーンを投げて3回続けて⼝でキャッチできたら俺の呪いは消える。しかし失敗したら最⼤の絶望を受け⼊れろ…」。奇妙な告⽩にのめりこむ露伴は、相⼿を本にして⼈の記憶や体験を読むことができる特殊能⼒を使ってしまう…。やがて⾃⾝にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付く。

出演:⾼橋⼀⽣ 飯豊まりえ / ⽟城ティナ ⼾次重幸 ⼤東駿介 / 井浦新
原作:荒⽊⾶呂彦「岸辺露伴は動かない 懺悔室」(集英社ジャンプ コミックス刊)※ジャンプとコミックスの
間は半⾓アキ
監督:渡辺⼀貴
脚本:⼩林靖⼦
配給:アスミック・エース

公式サイト

©2025『岸辺露伴は動かない 懺悔室』製作委員会 c LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

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