オダギリジョー　主演映画『夏の砂の上』　髙石あかり、松たか子、満島ひかりの背景に長崎が映し出されたポスタービジュアルが解禁

2025.4.15 19:00

オダギリジョーが主演・共同プロデューサーを務める映画『夏の砂の上』。このたび、本作のポスタービジュアルが解禁となった。

映画『美しい夏キリシマ』の脚本、映画『紙屋悦子の青春』の原作を手掛けた長崎出身の松田正隆による《読売文学賞戯曲・シナリオ賞受賞》の傑作戯曲を、濱口竜介、三宅唱に次ぐ次世代の映画界を担う気鋭の演出家・玉田真也の監督・脚本で映画化した映画『夏の砂の上』。

本作は、息子を亡くした喪失感をきっかけに人生が止まってしまった主人公と、妹が置いていった17歳の姪との突然の共同生活からはじまる。愛を失った男、愛を見限った女、愛を知らない少女…それぞれの痛みと向き合いながら、彼らが夏の砂のように乾き切った心に、小さな希望の芽を見つけていく姿を描く、切なさと温かさが交錯する珠玉の物語となっている。

キャストには、本作で共同プロデューサーも務めるオダギリジョーが主人公・小浦治を、治の姪・優子を髙石あかり、治の妻・小浦恵子を松たか子、優子の母で治の妹・阿佐子を満島ひかり、優子へ好意を寄せる・立山を高橋文哉、治が働いていた造船所の同僚・陣野をフォークシンガーの森山直太朗、同じく同僚・持田を光石研が演じており、豪華なキャスト陣が作品世界に彩りを添えている。また、『国宝』『流浪の月』などを手掛けた原摩利彦の音楽がさらに物語を豊かにしている。

この度、本作のポスタービジュアルが初解禁。今回解禁されたビジュアルは、長崎の坂の上にある家に住む治と恵子の夫婦のところへ、治の妹の阿佐子が娘の優子を連れてくる、物語が動き出すシーンをイメージした写真を使用。幼い息子を失った喪失感から人生が止まってしまった治、父親の愛を知らずに育った優子、悲しみを共有し共に再スタートすることができない夫へ愛想を尽かした恵子、娘を兄に預け男の元へ走る奔放な阿佐子たち、それぞれ痛みと乾ききった心を抱えた4人が集う。4人がたたずむ背景に映し出される長崎の街から差し込む光が、登場人物たちをあたたかく包み込み、彼らの心が重なっていく様子を予期させる。喪失と希望が交差する、切なくも温かなビジュアルが完成となっている。

《あらすじ》
雨が降らない、夏の長崎。幼い息子を亡くした喪失感から妻・恵子(松たか子)と別居中の小浦治（オダギリジョー）。働きもせずふらふらしている治の前に、妹・阿佐子（満島ひかり）が、17歳の娘・優子（髙石あかり）を連れて訪ねてくる。阿佐子は1人で博多の男の元へ行くため、しばらく優子を預かってくれという。こうして突然、治と姪の優子との同居生活がはじまることに。高校へ行かずアルバイトをはじめた優子は、そこで働く先輩の立山（高橋文哉）と親しくなる。不器用だが懸命に父親の代わりをつとめる治との二人の生活に馴染んできたある日、優子は、恵子と治が言い争う現場に鉢合わせてしまう……。

映画『夏の砂の上』は2025年7月4日（金）より全国公開
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