『ガンニバル』笠松将「正直、僕たちはスターではないけど…」“後藤家メンバー”へのアツい思いに会場ファンも思わずもらい泣き

2025.4.14 18:30
笠松将らの写真

主演・柳楽優弥──3月19日(水)よりディズニープラス スターで独占配信中のヴィレッジ・サイコスリラー『ガンニバル』シーズン2(全8話)。物語の完結までラスト2週を残すなか4月11日(金)、劇中で絶対的な権力で供花村(くげむら)を支配する笠松将、垣松祐里、杉田雷麟ら“後藤家キャスト”が集結する試写会イベントが実施。終始笑い声が絶えない一方、撮影を共にした“家族”への思いを打ち明けた笠松が涙を流す場面も──。

累計発行部数400万部を超える二宮正明の同名サスペンスコミックを原作とし、2022年12月末にディズニープラス スター日本発オリジナルシリーズして実写ドラマ化された本作『ガンニバル』。シーズン1では、村の真相に迫るため狂気と暴力の渦に自らを投じる主人公の警察官・阿川大悟役(演:柳楽優弥)が、“真実”にたどり着く寸前のところで幕を閉じたが、シーズン2では村に隠されたすべての真実がついに明らかになる。

柳楽優弥の写真
柳楽優弥演じる主人公・阿川大悟

吉岡里帆の写真
吉岡里帆演じる大悟の妻・阿川有希と娘のましろ(中央)

この日、試写会イベントには“供花村観光大使”への就任が発表されたばかりのかまいたち・山内健司も特別ゲスト兼MCとして参戦。山内の呼び込みで後藤家のキャスト陣が登場すると、会場は拍手で迎えた。顔を揃えたのは、後藤家の現当主として一族の繁栄を大事にしつつも村の因習に疑問を抱く後藤恵介を演じた笠松将、優しい性格で兄を慕う恵介の弟・洋介を演じた杉田雷麟、好戦的で恵介の幼馴染・岩男とよく一緒に行動を共にしている真を演じた米本学仁、恵介の幼馴染で後藤家ムードメーカー・龍二を演じた中村祐太郎、そして先代の当主として後藤家を今の地位に押し上げた後藤銀の若き頃を演じた恒松祐里。

中村祐太郎らの写真
(左から)中村祐太郎、杉田雷麟、笠松将、恒松祐里、米本学仁、かまいたち山内

◆SNSで大反響『妖艶という言葉は恒松さんのためにある』

まずは、後藤家の当主・恵介役の笠松から「今日は集まっていただきありがとうございます」と始まり、杉田は「銃も持ってない」と野蛮な後藤家だが、銃を持ってきてないことを主張し、序盤から笑いを誘った。さらに、供花村観光大使を務める山内に米本は真顔で「後藤にまだ挨拶がなかったんじゃないか」と劇中さながらの迫力で、後藤家の怖さが垣間見える演出も。

吉岡里帆らの写真
シーズン2第4話より

日本のディズニープラス史上最速で100万時間視聴を突破した本作、その反響について笠松に聞くと、「僕には正直そんなになくて、優ちゃん(中村)は耳鼻科で声かけられた」と中村が生活範囲内でかなり声をかけられて喜んでいたことを明かした。続いて恒松は「SNSに『木から飛び降りて村人を鎌でやるシーンがカッコよかった』や『妖艶という言葉は恒松さんのためにある』と書いてくださった方がいたんです」とうれしい驚きがあったことを明かした。山内から、その木から飛び降りたシーンの撮影について聞かれると、「カメラとの調整もあって何度か撮影したのですが、楽しかったです」と撮影裏話を教えてくれた。

恒松祐里らの写真
恒松祐里演じる若き日の銀(右)

笠松は、少しずつ真実が明らかになっていく物語の中で、葛藤と苦悩を滲ませていく恵介役について「日本映画史に残る最難関キャラクターだと思う。すごく難しかったけど、この片山組のチームだからこそ信頼してやれた」と演じる上での難しさを語ると、作品の大ファンでもある山内は「自分の正義と後藤家の正義が違ったりもするけど、セリフであまり表せないところが葛藤なんだろうと、僕はしっかり見ています!」と興奮気味に語り大絶賛。

笠松将の写真
笠松将演じる恵介

一方、恵介の弟で兄を慕う優しい性格という、後藤家の中でも珍しい役柄であった杉田は「後藤家で唯一心が優しく、一番まともで、後藤家でもそうでなくても誰も死んでほしくないという思いがあって、いろんな壁にぶつかりながら超えていくようなキャラクターでした」と劇中の洋介の葛藤を抱えたキャラクターだと明かし、山内は「後藤理(さだむ)が出てくることで、後藤家を裏切ることができない緊張感があり、さらに洋介の葛藤が深まっていることが伝わってきました」と“ガンニバル好き”を熱く語った。

杉田雷麟の写真
杉田雷麟演じる洋介

オールバックがトレードマークの屈強な男、真(まこと)を演じた米本は「シーズン1から通してブレずに後藤LOVEを貫いているキャラクターで、恵介は一般的な目線ではシーズン2から人間らしさが出てくるけど、真の目線で言えば、家畜になり下がったという感覚でいました」とシーズン1から2への変化について語った。また、後藤家のムードメーカー的存在でもあった龍二を演じた中村は「友人と言えど、龍二は(恵介の)ブレーンです」と話すと、笠松が「俺の(ブレーン)?」と違うと言わんばかりに答え、笑いを誘った。

シーズン2第2話より

そして、後藤家の前当主であり、現在の供花村の呪いの原点である若き日の後藤銀を演じた恒松は「見ての通り大変でした。銀がどうやってここまで来たのかは原作により深くかかれているので、そこも見ていただけるとより銀の理解度も深まるのかなと思います。本当に壮絶な役で大変でした。どうして銀がああなってしまったのかというと、村の呪いのせいなので、銀だけのせいではないということは皆さんに思っていただきたいです」と明かした。

そんな強い絆で結ばれる後藤家メンバーは撮影以外でも仲が良く、笠松は「男性陣とは打ち上げとかではなく、撮影が終わってからも各々とよく食事に行ってるんです」と、供花村で見せる印象とは違う後藤家メンバーの貴重な姿があったことを教えてくれた。

恒松祐里の写真
シーズン2第5話より
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