グルメバーガー日本一決定戦【バガチャン】予選会 全国から集結した猛者たちの戦い【中編】『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025』【PR】

2025.3.28 10:45

日本一のグルメバーガーを決める大会『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025』が6月13日(金)〜15日(日)に横浜赤レンガ倉庫で開催される。その予選会が3月17日(月)と18日(火)に行われた。こちらの記事では、17日(月)の第3ラウンドと18日(火)第1ラウンドの模様をお届けする。

17日(月)第1ラウンド&第2ラウンドの記事はこちらから
18日(火)第2ラウンド&第3ラウンドの記事はこちらから

今回行われた、予選会のテーマは『プレミアムチーズバーガー』。完成したバーガーは【見た目】【調理の正確さ】【味】の3つの項目で審査される。そして今回、審査員を務めたのは『Japan Burger Championship 2023』で日本一となった『Burger Big Bang Diner』のヘッドシェフ・渡邉貴広氏、日本のバーガーを47都道府県食べ歩いた生粋のバーガーマニア・エリ、Hilton Tokyo総料理長のマンダー・マダヴ氏の3名。

■1日目 第3ラウンド〈エントリーNo.15~21〉

15.BACKHOME MEAL&BAKE(大阪)/16.Da California(埼玉)/17.BRISK STAND(兵庫)/18.にくと、パン。(鹿児島)/19.Harry’s Chowder(宮崎)/20.花冠(神奈川)/21.BAKE STUDIO OKAZAKI(香川)

◆『BACKHOME MEAL&BAKE』(大阪)【包無波我(ハンバーガー) 洋才】
個人としてハンバーガーの物語を世界に伝え、日本人として調和の精神を世界に伝え、道として存在の役割を世界に伝えるという熱い思いを持って挑んだ『BACKHOME MEAL&BAKE』がエントリーしたバーガーは【包無波我(ハンバーガー) 洋才】。チーズが好きではない人でも食べてもらえるように作り、チーズの味、風味、塩味、食感の4つの要素が温度帯で変化し個性を放つバーガーとなっている。

審査員の渡邉貴広氏は「見た目が煌びやかで色のコントラストを見せてくれた。バンズもおいしくて、いろんな隠し技を1つのバーガーに入れ込んでいるなと感じた。密度が濃いなと感じた。ただ、ワンバイトという部分では、クリームソースが下に落ちてしまっていたので、偏りがあったように感じた」と評価。

評価後、ヘッドシェフの岡田雄治とシェフの西村周平は「92点!バンズをバーナーで焦がすのを初耳で少し焦がしてしまったのでマイナス8点です(笑)ものすごい大きなミスはなかったですね。いろんなところを褒めていただいたんですけど、ワンバイトの食べにくさのご指摘もあったので、自分なりに考えてはいたんですが、自分基準になっていたなと思いました。次は94点を目指します」とコメントした。

『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025』予選会の写真

◆『Da California』(埼玉)【WBC~ウェスタンベーコンチーズバーガー~】

昨年の大会では時間に追われ、満足のいくハンバーガーを届けられずとても悔しい思いをしたと話す『Da California』。今回のエントリーバーガー【WBC~ウェスタンベーコンチーズバーガー~】は、厳選したジューシーに焼き上げたパティは肉の旨味が溢れ、濃厚なチェダー、クリーミーなモッツァレラ、深いコクのあるヴィンテージチェダーの3種類を贅沢に重ねた奥深い味わいが特徴となっている。

審査員のバーガーマニア・エリは「見た目が“THEチーズバーガー”。お肉もクリスピーでおいしい。スタンダードな正統派のバーガー。野菜がしっかり入っていてベーコンもあるので食べ進めないと一口ではパティに辿りつけないのが惜しい」と評価した。

『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025』予選会の写真

 ◆『BRISK STAND』(兵庫)【切ったやつ】

11店舗を展開し、昨年のJBC2024では販売店舗で出場した『BRISK STAND』が競技部門に初エントリー。エントリーバーガー【切ったやつ】は、「鉄板の上の肉汁がもったいない」と思ったのが発想のきっかけ。バンズに肉汁を吸わせることで肉本来のうまみが閉じ込められるだけでなく、バンズの「ふわっと食感」と「カリッと食感」を楽しめるバーガーとなっている。
審査員のマンダー・マダヴ氏は「すごく気に入りました。バンスが秀逸で味も良いし、半分に切ってあることで、ワンバイトでかじりつける構成になっている。全体の食感や香りも良くて、キャラメリゼされた部分が香ばしくて、お世辞なく全て食べ終わるまで楽しむことができた」と評価した。

『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025』予選会の写真

◆『にくと、パン。』(鹿児島)【黒毛和牛の最高のブレンドパティにあう究極のチーズバーガー】
昨年予選敗退を経験し、ハンバーガーの原点を考えるために渡米し挑んだ『にくと、パン。』。
エントリーバーガー【黒毛和牛の最高のブレンドパティにあう究極のチーズバーガー】は、本場アメリカで食べられる限りのバーガーを食べて辿り着いたものとなっている。

審査員の渡邉は「和牛の脛肉が2枚入っていてズシンと重みがある。それで、黒毛和牛の爽やかな繊細さが味わえるという見た目とのギャップが気に入った」と評価した。評価後、ヘッドシェフの大隣佳太は「120点です!練習してきたのと、食材をめっちゃ良いのを選んできているので、素材120点、仕上げも120点ですけど、他のチームには及びません…。練習していた時より時間は巻きました。ダメだったという話は受け入れないので…(笑)他のチームを見てちょっと方向性を変えなきゃいけないかなと思います」と自身への課題をあげた。

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◆『Harry’s Chowder』(宮崎)【KAKIAGE emmental cheese burger】
JBC2024で優勝したHARRY’S JUNCTIONの姉妹店『Harry’s Chowder』は、「2年連続で宮城に日本一のハンバーガーの称号を持って帰ります!」と意気込む。エントリーバーガーの【KAKIAGE emmental cheese burger】は、“クラムチャウダーを使ったハンバーガーを作りたい”という思いつきがキッカケで作られたバーガー。ハンバーガーの味・アサリの旨み・濃厚なホワイトソースをひと口で味わえるように、アサリが入ったかき揚げ・濃厚で少しガーリックが香るジャンクなホワイトソース・貝の出汁を使ったソースを使用した。

審査員のエリは「食べて楽しませていただいたことは間違いない。ホワイトソースとかき揚げってどうなのかな?というマイナスな印象から入ったけど、一口目と二口目の印象が全然違って、クラムチャウダーのような魚介のうまみ、出汁の香りになって、アメリカンから和風に変化していった。途中でハラペーニョの辛さがスパイスになってストーリーがある」と評価した。

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◆『花冠』(神奈川)【松阪肉100%チーズバーガー・ザ・クラシック】
食材をとことん追求し「素材よりも素材らしく」を料理信念に、過剰創作を控え、素材に忠実な料理だけを作りだしている『花冠』。エントリーバーガーの【松阪肉100%チーズバーガー・ザ・クラシック】は、肉は肉として味わいたいという思いから、三重県松阪市産「松阪肉」にこだわり、カタ・ミスジ・スネ等の複数部位を小間切れにし、さらに肉感を強めるためにスネ肉を1センチ挽きにしたものを加えて手捏ね。さらに、ソース・チーズ・峰屋特注「ポテトバンズ」にこだわった逸品となっている。

審査員のマンダー氏は「すごくバーガーとして完成していた。ポテトバンズのサイズ、テクスチャーとしても良かった。シンプルな材料だけど洗礼されていて何一つ欠けてはいけないし、不必要なものもない。大胆なチーズの量、このバーガーには適量だった。レベルを上げるなら、少しピクルスのような酸味があると全体を華やかにするかも」と評価。

評価後、ヘッドシェフの松本青山は「80点ぐらい。特に問題点はないが、100点をつけてしまうと次が無くなってしまうので、80点。バーガーはフルコースをたった一口で表現しなければならないので、どのように収めていくかが難しかった。酸味をどこまで入れるかが最後まで課題だった。審査員の方にもご指摘いただいたので、今後は酸味の加減とどういうふうに向き合っていくかで90点に上がるのかなと。加熱加減がほんとに難しかった。予想通りだったけど難儀したかな」とコメントした。

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◆『BAKE STUDIO OKAZAKI』(香川)【ゴルゴンゾーラキャラメルチーズバーガー】
初めての挑戦となる『BAKE STUDIO OKAZAKI』は「最高の結果を香川に持って帰り、地元を中心にもっと沢山の人にグルメバーガーを知るきっかけを作りたい」と意気込みを語る。エントリーバーガーの【ゴルゴンゾーラキャラメルチーズバーガー】は、”濃厚で今までに無い組み合わせ”がテーマのチーズバーガー。1番のポイントであるゴルゴンゾーラキャラメルソースをベースに、香ばしい香りの揚げ野菜、アクセントとしてマスタードピクルス、全体をまとめるバルサミコマヨネーズと楽しい食感と様々な香ばしさが一体となったバーガーとなっている。

審査員の渡邉は「自家製のバンズにバルサミコマヨネーズなど、揚げたごぼうなどいろんな野菜が入っていて、いろんな食感・香りを味わえてすごく楽しめた。いろんなものが楽しめた分、パティの影が薄くなってしまった印象だが、一体感という部分ではバランスの取れたバーガーだった」と評価した。

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■2日目 第1ラウンド〈エントリーNo.22~28〉

22.Lil Woody`s Burgers&Shakes(東京)/23. Aloft東京銀座(東京)/24. Sun2Diner (東京)/25. GYUGYU BURGER(東京)/26.ザ!鉄腕!DASH!(東京)/27.DEVID HALL (群馬)/28.咲くカフェ Flower(茨城)

◆『Lil Woody`s Burgers&Shakes』(東京)【The Fig and The Pig】

アメリカ・シアトルに5店舗を展開している『Lil Woody`s Burgers&Shakes』。
エントリーバーガー【The Fig and The Pig】は、ゴルゴンゾーラチーズを主役に据えた、従来の枠を超えるプレミアムチーズバーガー。審査員の渡邉は「すごく組み合わせが良かった。見た目もパンチがあって、味もゴルゴンゾーラチーズの香りと甘さが広がってすごく考えられているなと感じた」と評価した。

『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025』予選会の写真

◆『Aloft東京銀座』(東京)【2種の味噌を使ったブルーチーズバーガー】
初出場の『Aloft東京銀座』は、和の食材と洋の食材の融合をフレンチならではのアプローチで勝負に挑む。
エントリーバーガー【2種の味噌を使ったブルーチーズバーガー】には、よりクセのある“ルーシェーブル”を使用。フレンチの料理人が和と洋の食材で考えたシンプルな見た目に様々な味の重なりがあるバーガーとなっている。

審査員のエリは「それぞれのチーズの個性と、オージービーフのワイルドな感じが、すごく協調性豊かで、伝えたいことがすごく明確に表現されていた」と評価した。

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 ◆『Sun2Diner』(東京)【BURGER (BACON JAM CARAMEL MAC’N’CHEESE BURGER ~SMOKY MAPLE SAUCE~)】
「優勝してアメリカに行って世界大会で優勝を目指したい」と意気込むのは『Sun2Diner』。エントリーバーガー【BURGER (BACON JAM CARAMEL MAC’N’CHEESE BURGER ~SMOKY MAPLE SAUCE~)】は、食感や香りの違うチーズで表現した、旨みの塊のアメリカンなチーズバーガー。

審査員のマンダー氏は「中に入っているベーコンジャムやスモーキーな香り、チーズのまろやかさなどの全てが渾然一体となって表現されていた」と評価。

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◆『GYUGYU BURGER』(東京)【チーズの帝王とハチミツ】
 “バーガー屋での修行は一切無し”!世界に誇る日本の和牛パティをスマッシュスタイルで作り上げる『GYUGYU BURGER』。エントリーバーガー【チーズの帝王とハチミツ】では、ブルーチーズが苦手な人にもおいしく食べてもらえるようにソースを工夫。ブルーチーズを焼くことで、さらに魅力を引き出した。
審査員の渡邉は「パティの枚数・2種類のチーズ・ハチミツの甘さなど、バランスがすごく研究されているなと感じた。五感の刺激の仕方をすごくわかっているバーガーだったし、食べ進めていってもこんなにヘタレないバーガーは初めてだった」と評価した。

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◆『DEVID HALL』(群馬)【カフェチリミートチーズバーガー】
昨年度の『JBC』本選を目の前で見て、今回初出場を決めた『DEVID HALL』。エントリーバーガー【カフェチリミートチーズバーガー】は、食べてみたいと思わせるビジュアル、芳醇なチーズの香りと肉肉しいパティの旨味、かぶりついた時の食材全体の食感、全てをまるごと味わうことができる。
審査員のマンダー氏は「チリミートが味全体の複雑さを演出していて、ピーナッツバターの甘味や、食材の食感、紫キャベツとトマトの彩りも豊かで見た目も素晴らしかった。食べた時に、いろんな表情が出てきて口の中が楽しく、構成もまとまっていた」と評価した。

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◆『咲くカフェ Flower』(茨城)【Flower 黒トリュフチーズバーガー】
「Flower=花+小麦粉」の意味を持ち、ただおいしいだけでなく、見た目にも美しく、食べる前も食べた時もワクワクする感動を伝えていく『咲くカフェ Flower』。エントリーバーガー【Flower 黒トリュフチーズバーガー】は、名前にもある「花」(エディブルフラワー)が装飾され、食べる前の見た目にも特別感を感じるものとなっている。

審査員の渡邉は「テンションが上がる見た目で、視覚でも楽しむことができた。全粒粉のバンズとパティの焼き加減、トリュフの香り、全体をまとめるソースと、技術力の高いグルメバーガーだった。下のりんごとピクルスが途中でアクセントで出てきて、狙いが的確だと感じた」と評価した。

『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025』予選会の写真

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《グルメバーガー日本一決定戦【バガチャン】『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2025』》
全国から集結したグルメバーガー店をはじめ、グルメバーガーに情熱をかける様々な料理人たちが制限時間内に使用食材、調理設備やチーム編成など、あらかじめ決まったルールの中で技術と味を競い、日本一のグルメバーガーを決定するフードスポーツの大会。優勝したチームは毎年10月にアメリカ・インディアナポリスで開催される『World Food Championships 2025』グルメバーガー部門への出場権を獲得し、ハンバーガーの本場で世界一に挑戦することになる。
公式HPはこちらから

写真:©︎entax

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