横澤夏子 「エピソードトークも何もなければ、何のネタも生み出せない」クラスの人気者から一変、ステージにも立てない上京したての日々
2025.3.17 11:40
芸人の横澤夏子が15日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。渋谷にある劇場で、上京したての下積み時代を想起した。
18歳の頃、高校卒業とともに上京。ヨシモト興行の芸人養成所であるNSCに入所した。「私の大好きな場所。青春の場所ですね」、そう言って訪れたのは、渋谷にある『ヨシモト∞ホール』。芸人の道を歩み始め、最初の目標になった劇場だという。
横澤がこの劇場に立つことを目指していた当時は、養成所の芸人候補生をはじめ、芸歴10年目までの芸人が∞ホールで競い合っており、「すごいここでしのぎを削った」と懐かし気に振り返る。そんなホールも2025年3月で閉館になるということで、寂しさを感じながら再び舞台に立った。
芸人人生で最初の目標だったステージに立ち、横澤はなかなか芽が出なかった下積み時代に思いをはせる。「観客席で、出演者のリハーサルを見観るんですけど、それがなんとも悔しくて…」。養成所の同期がライブに出る一方、観客席でそれを眺める自分。焦燥感を感じていたという。
「ただ高卒でクラスのお調子者みたいなのが、“えっ、どうしよう”みたいな。エピソードトークも何もなければ、何のネタも生み出せない。どうしようみたいな。そこで初めて壁にぶつかるって感じです」と振り返る。「同じスタートラインだったのに、みんなここからもう人生どんどん変わってくんだっていうのが、悔しいなあって思った」と、当時抱えていた葛藤を振り返った。
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