カズレーザー “他人の不幸を喜ぶ感情”の発生メカニズムを聞き 自身の”嫉妬心”を分析
2023.4.11 22:54『カズレーザーと学ぶ。』が11日に放送された。同番組はお笑い芸人のメイプル超合金・カズレーザーがMCを務め、知ればきっと人生が変わるような新知識を最先端の研究者から学びまくる。
この日の放送では『最新研究で判明したヤバい人から身を守る新知識』をテーマに『ウソは体の〇〇に出る!?忍び寄る“オオカミ少年脳”の見分け方』『国民の2割は感染!?脳を操りキレさせる「トキソプラズマ」』『他人の不幸は蜜の味 黒い快楽「シャーデンフロイデ」』という3つの観点で講義を受けた。
『他人の不幸は蜜の味 黒い快楽「シャーデンフロイデ」という講義では、現代人が他人の不幸や失敗を喜ぶ感情を指す「シャーデンフロイデ」に支配される危険性について特集。SNSなどの発達により、誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)などを行うことで他人をおとしめる行為が社会問題となるなか、それらの行動が人々の負の感情をエスカレートさせていく可能性があると、専門家が指摘した。
シャーデンフロイデについて心当たりがあるか聞かれたカズレーザーは「嫉妬はすると思う、自分に持っていないものはうらやましいと思います」と、シャーデンフロイデの元になる妬みの感情についてコメント。続けて「めっちゃ嫉妬するから、他の人ももしかしたら同じくらい(自分に)嫉妬してくれてるかも」と、嫉妬心を帳消しにしようとする自分自身の思考を分析した。
カズレーザーの発言に、共演したお笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二は「全然関係ないよっていうタイプなのかと思ってた。嫉妬もせずに」と驚き、スタジオからも「意外〜」という声があがった。
その後も、人々がシャーデンフロイデに陥るメカニズムについての詳しい解説がなされ、脳科学の観点からみると、妬みを感じた時の脳は、体が痛みを感じた時と同じような反応を示すことが明かされた。この痛みを快楽に変換しようとして、人はシャーデンフロイデと呼ばれる他人の不幸を望む感情に支配されていくという。
妬みの感情は、うまくつきあえば自身のパフォーマンスを向上させる活力にもなりうると専門家がアドバイスすると、カズレーザーは「シャーデンフロイデをなくすことはできない」とした上で、「身の回りのヤバい人にいつ自分がなるかわかんない。ヤバい人になった時にそれを伝えてくれる仲間や友達をそろえておくしかないのかなと思いますね」とまとめると、一同は納得した様子でうなずいていた。