元乃木坂46・山崎怜奈「私が男性だったら言われてなかっただろうな」性別による不平等について語る夜
2025.3.5 10:30
3月4日放送の『上田と女がDEEPに吠える夜』のテーマは“フェミニズム”。“フェミニズム”、“フェミニスト”というワードついてDEEPに語り合った。
最近目にする機会が増えた“フェミニズム”、“フェミニスト”というワード。SNSなどによって、“怖い”“過激”というイメージが刷り込まれ、若い男性ほどフェミニストが嫌いというデータも(「電通総研コンパスvol.7 The Man Box」2021年)。
そこで、街の女性に“性別で差別された”と感じた経験を聞いてみると、「就職活動をしているときに、“男性と違って女性はどうせ仕事を辞めるから、好きなことをやったらいいんじゃないかな”ってアドバイスをもらって。“結婚して家庭に入るっていうイメージがまだ世の中にはあるんだな”っていうのが。現実を突きつけられた感じがすごいしました」という驚きの声や、「弟に対して“ちゃんと勉強してね”っていうのを、私より言われているかなと思います。弟は将来、男の子で家庭を持つから、“大学まで出てほしいよね”みたいな。“女の子は大学を出なくてもいいかな、家事ができればいいかな”っていう考えを持ってるかなと思います、親が」という切実な声が聞かれた。
スタジオでは、漫画家の瀧波ユカリがフェミニズムについて、「女性の性別役割。つまり社会から押し付けられる、“女らしさ”っていうものから解放されるっていうことを求める運動ということになりますね」と話し始め、「歴史で言いますと、19世紀末から20世紀初めにかけて、女性の参政権などを求める世界的に広がった運動」と解説。

さらに瀧波は、“フェミニズムちょっと苦手かも”という女性に対して、「フェミニズムって、女らしさっていうものをなくすとか、否定するとか、そういうものではなくて。社会から押し付けられる、“女とはこうであれ”っていう、“その押し付けをなくしていこう”。“女性が自分で自由に生き方を選べるような社会に変えていこうよ”っていうのが、フェミニズムなんです」と誤解のないよう説明した。