広瀬すず&杉咲花&清原果耶「3人が1つの画面にいる幸福感」 映画『片思い世界』完成報告イベント
2025.3.3 20:45
広瀬すず、杉咲花、清原果耶がトリプル主演を務める、映画『片思い世界』の完成報告イベントが3月3日に開催された。トリプル主演の3人と土井裕泰監督が登壇し、公開前の気持ちから、それぞれのキャラクターや撮影現場での雰囲気についてコメントした。
本作は、大ヒット映画『花束みたいな恋をした』から4年、脚本家・坂元 裕二、監督・土井裕泰が再びタッグを組んだ作品。物語は12年間一つ屋根の下で共に暮らしてきた、美咲(広瀬すず)、優花(杉咲花)、さくら(清原果耶)の3人の女性たちが主人公。ある理由によって大切な人へ思いを伝えることができない3人が、それでもどうしても声を届けたいとある行動を起こす決意をする。まだ誰も見たことのない究極の片思いを描いた作品となっている。

◆トリプル主演3人での食事から2年
広瀬は公開まで1か月の今の気持ちを、「この作品が決まってから3人で一度食事に行ったんですけど、あれから2年経ったことを今日実感しています。あっという間のようで、この2年間ずっと心の中にあった作品だったからこそ、内容を深く話すことができないので、早く皆さんに作品が届いてほしいなと思っています」と内容について触れられないもどかしさを明かした。
杉咲は「このお話を最初にいただいたのは3~4年前で、素敵な座組みに飛び込めるんだっていう喜びがありました。素敵な方々とご一緒できて、もうすぐその作品がお客様の元に届くのかと思うと感慨深いです」と述べた。

清原は「ついに公開かとじんわり胸が温まるような気持ちが一番大きいです。映画が作られることは当たり前じゃないということを日々痛感する中で、大好きなキャストの皆さんと監督と今日ここに立てていることがすごく嬉しいです」とコメントした。
土井監督は「一昨年の春に撮影を始めて、こうやって見てもらえる日が近づいてきて、3人(広瀬・杉咲・清原)もスタッフも含めて、この2年間の思いがこもった作品になっています」と力強くコメントした。
◆幻だったと錯覚するほど3人ずっと一緒で…
自身が演じたキャラクターについて広瀬は「美咲という役柄をお母さん、お父さん、お姉ちゃん、妹など家族のいろんな役割の存在になれたらと思って、現場に立っていました。楽しくて愛らしい2人を見ているのがとっても幸せだなと感じるような、そんな役と共に現場にいたような気がします」と語った。

杉咲は「優花はユニークで、自分のリズムを持っている人です。色んなことに対して興味が溢れていて、まだ誰も足を踏み入れたことのない所に向かって、自ら突き進んでいくような度胸のある人です。撮影中もセッティング中もずっと2人と一緒に過ごしていて、クランクアップした頃は、毎日会っていた分、急にその日々がなくなっちゃって幻だったんじゃないかって錯覚するぐらい喪失感がありました」と、3人での撮影の日々についてコメントした。
清原は自身の役柄について「さくらはとにかく美咲と優花のことが大好きで、お姉ちゃん2人がいるからこの子はこんなに活発で無邪気に生きてこれたんだなと思えるようなシーンがたくさんあったかなと思います」と語った。

土井監督は主演の3人について「ふっと見るといつも3人一緒にいて、セットのカメラの前じゃなくて、セットを降りてもずっと一緒にいました。一晩中撮影してた日も、道端でしゃべっていました」と3人が常に一緒だった撮影の裏側を明かした。