カズレーザー 「画期的すぎる」花粉症や食物アレルギーを根絶? スーパーコンピューターが発見した夢の新薬を開発
2025.2.26 11:50
カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』25日に放送された。『最新科学で花粉症&アレルギー大改善SP』をテーマに、放送時間も2時間に拡大された今回。『花粉症や食物アレルギーを根絶!? スーパーコンピューターが発見した夢の新薬』という講義では、花粉に悩む全ての人を救う希望となる新薬について解説された。
「花粉はもちろん、食物アレルギーやぜんそくなどの疾患が、約1か月で治せる可能性がある新薬が開発されました」と開口一番、衝撃的な情報でスタジオをざわつかせたのは山梨大学大学院の総合研究部で准教授を務める中村勇規氏。「それがMOD000001(エムオーディー・ファイブオーワン)です」と新薬の名前を明かした。
スーパーコンピューターが、約1億個の化合物の中から発見したというこの薬。本番組で以前紹介された、花粉症に対する絶大な効果があるとされた薬『オマリズバブ』や、舌下免疫治療すら上回る働きが期待されているという。
そもそも花粉症を発症する仕組みは、花粉が体内に侵入後、身体が花粉を異物と認識。免疫物質IgE抗体がつくられ、この抗体がマスト細胞という細胞に付着する。この状態で抗体に花粉がつくと、連動してマスト細胞からヒスタミンが放出。かゆみやくしゃみを引き起こす。
皮下注射で行うオマリズマブは、IgE抗体の根元に付着し、抗体とマスト細胞が接触する動きを阻害、舌下免疫療法はアレルゲン物質を日常的に投与して「異物ではない」と体に認識させ、アレルギー反応を弱めていくことで治療する方法だった。どちらもアレルギー反応の原因となるヒスタミンの放出を抑えるうえで効果的だが、対処療法であり、眠気などの副作用があることや、2割程度の患者には効果が薄いなどの問題点があった。

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