これまで磨いてきた靴はなんと10万足以上!靴磨きの神様の流れるような手つきにお客さまも「最高です。オーマイゴッド!」

2025.2.18 11:00
ヒロミと長谷川裕也の写真

ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が2月15日に放送。靴磨きの神様が冬に活躍するムートンブーツの汚れの落とし方を伝授した。

道行く人に、その人にとっての神様のような人を聞き、実際に会いに行くこの番組。東京・代官山で声をかけた男性、濱岡さんはなんと靴磨き職人!岸田前総理の靴磨き番も経験したことのある人物。この日は靴磨きの日本選手権があり、その結果待ちをしているという。そんな濱岡さんが神と崇めるのは、師匠である世界一の靴磨き職人・長谷川裕也さん。靴磨きの世界選手権の初代チャンピオンで、革靴はもちろん、スニーカー、ムートンブーツまでも、ピカピカの新品のように生まれ変わらせる神技の持ち主だという。

靴磨きの神・長谷川裕也さん

後日、濱岡さんと共に、長谷川さんがオーナーを務める東京・表参道にある靴磨き店『ブリフトアッシュ』(東京都港区南青山)を訪れた。まるでバーのような店内にいたのが、世界一の靴磨き職人・長谷川裕也さん40歳。元々濱岡さんは長谷川さんのお客さまの1人だったが、その神技に魅了されると会社員としての仕事を続けながらも靴職人になり、その実力は岸田前総理の靴磨きを担当するまでに!

10万足以上の靴を磨いてきた長谷川さん

1人の人生を変えてしまうほどの長谷川さん。これまで磨いてきた靴はなんと10万足以上!くたびれた革靴も神が磨くと、輝きを取り戻し、くすんだつま先も見事に蘇る。そんな神の店一番のこだわりが、スーツ姿で靴を磨くカウンタースタイル。バーテンダーが酒を作るように靴を磨くスタイルだ。靴を磨いている間に飲み物を提供し細やかなおもてなしをするのも神たる所以。

革靴を磨く際の工程は大きく分けると『汚れ落とし』『栄養補給』『ツヤ出し』の3つ。まずは馬毛ブラシで表面についた汚れを落とす。カウンタースタイルならではのこだわりが、「磨いている時に、こう触ってる部分は絶対お客様から見えるにしてるんで」「靴ってその人を足元から支えているものなので、何かその方の近況報告を聞きながら靴磨くっていうのは、すごい素敵かもしれないですね」と語る長谷川さん。

素手で丁寧にクリームを練りこんでいく

2つ目の工程は『栄養補給』。一般的には布で栄養を塗っていくが神・長谷川さんは素手でクリームを取り、素手で温めながら練り込んでいく。「冬に乾燥した時にハンドクリームを塗る時って、なんかなじませるじゃないですか。あの感じですよね」と、まるで人の肌のように優しく丁寧に塗っていく長谷川さん。そして『コバ』と呼ばれるソールの側面の手入れ。まず紙やすりで削り、そこへ専用の塗料を塗っていく。「僕はコバを制する者は靴磨きを制すって言ってるくらいコバをすごく大事にしてまして。車で言うと、めっちゃ車体、洗ったけどホイール汚いみたいな。惜しいみたいな」

長谷川さんの流れるような手さばきで、どんどん美しくなっていく革靴

3つ目の工程が『ツヤ出し』。その際のポイントは水。水で布を湿らせてからワックスを塗ることで
油でできたワックスが布に染み込まず、効果的にワックスを塗ることができるという。そして神の流れるような所作で、みるみる革靴が光り輝いていく。スタジオの孝太郎も「履くのがもったいなくなっちゃいそう」とその神技に見ほれる。さらにヤギ毛ブラシを使ってワックスをならしていく。作業開始から40分、磨き終わった靴を見たお客さんは「最高です。オーマイゴッド!」と感激。

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