青学 原晋監督「理不尽さをできるだけなくしました」 キャプテンを務めた高校時代の改革とは
2025.2.13 11:25![青山学院大学陸上競技部・原晋監督の写真](/wp-content/uploads/2025/02/SHABEKURI_0210_hara_top-1.jpg)
青山学院大学陸上競技部・原晋監督が10日放送の『しゃべくり007』に出演。同級生の皆さんの協力により作成したアルバムとともに原監督の人生を振り返った。
高校時代は名門校のキャプテンを務めていた原。バルセロナ五輪メダリスト・森下広一さんなどと肩を並べて走っていたという。番組MCの上田晋也から「やっぱ監督、人望おありだったんですね?その頃から」と聞かれた原は「キャプテンですからね、やっぱり」と答え、「いろんな改革をしましたね」と、高校時代に行った改革について語り始めた。
「(それまでは)先輩のマッサージを寝るまでやるとか、お風呂も先輩が入った後に入ったり、序列が非常に厳しかった」と、それまでのしきたりを紹介。「けど私がキャプテンになって、風呂は後輩と一緒に…。マッサージも特に後輩にさせるわけじゃない。そういう理不尽さをできるだけなくしました」と原が語ると、しゃべくりメンバーたちは「すばらしい」と感嘆の声を上げ、拍手で称えた。
続いて、青学陸上部の監督時代。原監督は監督就任5年目で33年ぶりの箱根駅伝出場を果たした。その当時の映像が流れると、選手の誰よりも喜びを爆発させている原監督の姿が映った。上田から「監督が一番喜んでて…」と言われると、「手元の集計では、負けていたので、なおさらうれしかった」と当時の気持ちを思い出すかのように、うなずきながら答えた。
すると、その当時のOB選手がスタジオに。2009年、青学33年ぶりに出場した箱根駅伝のアンカーを務めた宇野純也さんと、翌年にアンカーを務めた鈴木惇司さんの当時のフィニッシュシーンが紹介された。有田哲平から「最高の写真」と言われるほどの笑顔でガッツポーズの瞬間を切り取られたその写真を見て、原監督から「(順位は)何番だと思われますか?」と出演者一同へ質問。「優勝じゃないの」「優勝の顔だよ」と予想したが、なんと結果は最下位。「よく最下位でこの顔できたな」と思わずツッコミが入った。しかしこれには理由があり、宇野さんは「うれしすぎて。箱根をみんなで走れたのがうれしすぎて。どの順位でも最後は笑ってゴールしよう。そこから青学を作っていこう」と、選手みんなで約束していたことを明かした。
それは監督からも言われていたようで、その当時「いいゴールだった」とほめられたという。原監督は「この笑顔のゴールシーンが“青学の伝統”になりまして、それ以降ほぼほぼ全てフィニッシュが(順位が)何番でも笑顔になりました」と、強豪青学陸上部の誕生第一歩と語った。
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