生理痛について“学び・考える授業”を中高生に向けて実施「みんなの生理痛プロジェクト for TEEN」
2025.2.5 16:00第一三共ヘルスケア株式会社の解熱鎮痛薬ブランド「ロキソニン®」はこの度、「みんなの生理痛プロジェクト for TEEN」の取り組みとして、1月25日(土)に広尾学園の中高生を対象に「生理痛について“学び・考える授業”」を実施した。
「みんなの生理痛プロジェクト」とは、2023年3月、つらい生理痛に速くよく効く「ロキソニンSプレミアムファイン」の発売に合わせて始動した取り組み。「生理痛と正しく向き合える社会へ」をコンセプトに、石原さとみを起用したブランドメッセージ広告をはじめとして、性別を問わず一人でも多くの方に生理痛と正しく向き合ってもらうための活動に取り組んでいる。
今回の授業では、同校生徒への事前アンケート結果を基に、生徒が取り組みやすくなるアイデアを生徒と一緒に検討。授業内でアンケート結果についてクイズ形式で考える時間を設ける、話しやすくするために少人数のグループでディスカッションする、といった意見を取り入れた。
◇生理・生理痛のメカニズムや対処法を学ぶセミナー
まず最初に、ロキソニンのブランド担当者が今回の授業の趣旨を説明。「性別を問わず生理痛の理解を深めるきっかけにしてほしい」「痛みに悩む生徒に対しては我慢以外の対処法があることを早いうちから知ってほしい」との想いを伝えた。次に、ファシリテーターの生徒が同校の事前アンケート結果や高校生全国調査の結果で学校生活に支障をきたしながらも生理痛を我慢している実態を共有し、「生理についてもっと周囲に理解してほしい・気軽に話せるようになってほしい」という意見が多いことを伝えた。さらに、生理にまつわる◯×クイズでは「生理痛で鎮痛薬を何度も飲むと薬が効かなくなる」という設問に、半数弱の生徒が◯を選択。「決められた用法・用量を守って使えば効きづらくなることはない」という事実に驚く様子を見せた。
続いて、産婦人科医・高尾美穂先生が生理・生理痛のメカニズムや、月経困難症の症状、生理痛の対処法について講義を実施した。当日は医進・サイエンスコースに所属し、医学に興味のある生徒が多く参加したため、女性ホルモンの働きの重要性や、生理周期の中で起こりうる不調、月経困難症の種類など、より深い内容まで説明した。また生理痛の対処法に関して、冒頭で実施したクイズの結果に触れながら、鎮痛薬を服用する効果的なタイミングについても教わった。生徒達は熱心に先生の話に耳を傾け、生理の際に肩に痛みを感じる理由や低用量ピルについて、基礎体温が変化する理由についてなど、質疑応答も盛んに行われた。
次に、講義を踏まえ、学校生活の中で起こりうる場面を設定し、「仲の良い友人がつらそうにしながら教室にいたら、あなたならどうしますか?」というシナリオでグループに分かれてディスカッションをした。生徒からは「まずは『つらい?』『大丈夫?』と、優しい言葉をかける。言葉だけでも心理的に楽になる」という意見や「単に保健室へ行くか聞くのではなく、『授業が終わったらプリントとか見せるから、保健室どう?』と授業の遅れへのケアを行う」といった具体的な意見が出た。男子生徒からは「男子から声をかけると雰囲気が悪くなる可能性があるので、あえて本人には声をかけない。その代わり、学校だったら先生に『隣の子が体調悪そう』と第三者に伝えるのは必要かもしれない」との意見が寄せられ、生徒間で活発に意見が交わされた。高尾先生からは「違う誰か(第三者)に声をかけるということを想像できるのは、皆さんが生理について知ってくださったからだと思います。生理について知らないでアクションを起こさないのと、知ったうえでアクションを起こさないのは意味が全く違うので、今回皆さんに生理について知っていただけて、本当に良かったと思います」と生理について正しく理解することの大切さを改めて生徒たちに伝えた。
◇高校1年生 木幡柚優さん、 鈴木文華さん、 櫛田駿さんコメント
「生理を理解したい、してほしいと考えていても、人とは話しづらく、正しい知識を得る機会が少ないのが現状なので、男女問わず生理について学び、向き合ったという今回の経験はとても貴重なものでした。こういった動きが世の中にもっと広まってくれたらうれしく思います。」
◇第一三共ヘルスケア株式会社 みんなの生理痛プロジェクト PR担当 鈴木佳那子
「学校や家庭、友人同士でも話題になる機会が少ない「生理痛」というテーマに対して、生徒の皆さんが講義やディスカッションに積極的に参加されている様子から、今回の授業が生理痛と向き合うきっかけにつながったことを心から嬉しく思いました。これからもロキソニンは、本プロジェクトを通じて性別に関わらずなるべく早いタイミングで生理・生理痛の正しい情報に触れるための取り組みを続けてまいります。」